2016年06月06日 [09:49]   キリンカップ | スポーツ | A代表/2016 

キリンカップ2016 ボスニア・ヘルツェコビナ vs デンマーク

欧州の強豪を呼んでのキリンカップ。
EURO2016の予選で、グループBで3位だったボスニア・ヘルツェコビナと、グループIで3位だったデンマーク。
それぞれPOでは、8位と5位で本大会への出場とはいかなかったものの、日本にとっては強豪であることは間違いない。
その日本の対戦相手を決める試合。

キリンカップ2016 準決勝
[1]豊田スタジアム/14,001人
ボスニア・ヘルツェコビナ 2(4PK3)2 デンマーク
(BIH) ミラン・ジュリッチ(52分、84分)
(DEN) シモン・ケアー(22分)、ビクトル・フィッシャ(41分)
ボスニア・ヘルツェコビナのスタメンは、12 イブラヒム・シェヒッチ、6 オグニェン・ブラニェシュ、15 トニ・シュニッチ、2 エディン・コカリッチ、5 セアド・コラシナツ、10 ハリス・メドゥニャニン、21 アネル・ハジッチ、20 イゼト・ハイロビッチ、9 スルジャン・グラホバツ 、23 ハリス・ドゥリェビッチ、18 ミラン・ジュリッチの4-2-3-1。
デンマークのスタメンは、1 カスパー・シュマイケル、13 ヘンリク・ダルスゴー、3 シモン・ケアー、12 ヤニク・ベスタゴー、5 リサ・ドゥーミシ、17 トマス・デレーニー、6 アンドレアス・クリステンセン、23 ピエーミル・ホイビュア、10 クリスティアン・エリクセン、11 ビクトル・フィッシャ、20 モテアン・ラスムッセンの4-2-2-2。

追いついたボスニア・ヘルツェコビナ
お互いに相手の出方を窺いながらもチャンスを作る中で、22分、左CKをショートコーナーで始めたデンマークは10番エリクセンが抑えたミドルシュート、これはGKが一旦止めたものの、弾いた所で、3番ケアーが押し込んで先制。
その後、ボスニア・ヘルチェコビナが攻め込んでいって、チャンスを作るが、シュートはGKの正面になるなどゴールを奪えない、途中デンマークの12番が出血で一時的に一人少なくなるものの、そこでもボスニア・ヘルツェコビナは攻め切れず。
すると、前半終了間際の41分、自陣から早い攻撃で、左サイドまで繋いでから一気に上がってきた5番ドゥーミシのクロスに20番ラスムッセンが飛び込んで、ここにはDFが2枚ついて止めるのだが、こぼれ球を11番フィッシャがゴールに蹴り込み、デンマークが追加点を奪う。
後半2点を追うボスニア・ヘルツェコビナが、後半開始早々、中央から右サイドへと展開、ブラニェシュのクロスにDFの前に入った18番ジュリッチが頭一つ以上競り勝ってヘディングシュートを決め、52分、ボスニア・ヘルツェコビナが1点を返す。
デンマークの足が止まってきたのか、出足が鈍って、ボスニア・ヘルツェコビナが交代で入った8番ホジッチが良い形でボールを引き出すことでペースを握ってチャンスを作る。
70分、リズムを掴んでいたボスニア・ヘルツェコビナだったが、6番ブラニェシュが後ろから相手を倒したファールで、この試合2枚目のYCで退場、1点を追う中で一人少なくなってしまう。
一人少ないボスニア・ヘルツェコビナに対して、デンマークが再び前からプレスを掛けることで、試合の主導権を奪うと、このままデンマークが勝つかと思われた84分、左サイドで5番コラシナツがスピードでDFを振り切って抜け出していくと、最後はスピードのあるクロスにDFの前に走り込んだ18番ジュリッチが左足で合わせてゴール、ボスニア・ヘルツェコビナが同点に追いつく。
同点に追いついた後は、ボスニア・ヘルツェコビナが守りに入って、PK戦になる。

PK戦
20番モテアン・ラスムッセン(DEN) ○ ど真ん中に決める。
13番マリオ・ブランチッチ(BHI) × 右サイドを狙ったボールは勢いもなく、GKも完全に読んで止める。
12番ヤニク・ベスタゴー(DEN) × 正面左を狙ったボールはGKが読んで止める。
17番ラデ・クルニッチ(BHI) ○ 左隅に決める。
6番アンドレアス・クリステンセン(DEN) × 大きく枠の上に外す。
8番アルミン・ホジッチ(BHI) ○ 左を狙ったボールはバーに当たってそのまま入る。
14番ラッセ・シェーネ(DEN) ○ 左下隅に決める。
7番ミロスラフ・ステバノビッチ(BHI) ○ 正面に決める。
10番クリスティアン・エリクセン(DEN) ○ 左隅に決める。
10番ハリス・メドゥニャニン(BHI) ○ 右隅に決める。

流れ
前半は完全にデンマークの試合で、出足が早くて、中盤から潰してボスニア・ヘルツェコビナの攻撃を封じて優勢に立っていた。
ボスニア・ヘルツェコビナも前線の18番ジュリッチにボールを集めたかったが、そこを狙われてもいて、どうしても思い通りのサッカーが出来なかった。
ただ、前半の内に2点を取った後、完全に逃げに入ったデンマークに対して、後半はボスニア・ヘルツェコビナが交代を活かして、デンマークのバイタルを攻略し、一気に流れを取った。
それでも、1点を返した後は、退場者を出して一人少なくなったこともあって、ボスニア・ヘルツェコビナの勝ちは無くなったかと思った。
それで流れが変わるかと思ったが、デンマークが攻めても攻め切れず、結果として、終盤、一人少ないボスニア・ヘルツェコビナが同点に追いついたのは、結局流れが変わらなかったからかもしれない。
流れが良かった時にデンマークが2点を取ったが、そこで逃げに入った事でデンマークは流れを失い、それが結果として、ボスニア・ヘルツェコビナが一人少なくなっても流れを取り返せなかったという事だろう。
一人少ないながらも同点にしたことでPK戦となった事で、流れはボスニア・ヘルツェコビナになったのかもしれない。
一人目をGKが完璧に読んでデンマークは止めたものの、結果として逆転負けとなってしまった。
こういう流れと言うのはサッカーにおいても重要なものかもしれない。

高さ対策
この試合の両チームは共に平均身長が180cmを超えていた。
つまり、次の試合の日本の対戦相手であるボスニア・ヘルツェコビナは高さで完全に圧倒される事になる。
ただ、これからも日本にとっては相手の高さと言うのは常に戦わないといけない課題だろう。
その意味でも、この対戦は日本にとって良いシミュレーションになる。
アジア最終予選で日本にとって最大の敵であるオーストラリア対策にもなるし、今後、WCの舞台でもそうだろう。
事実、ブラジルWCでは、相手の高さの前に優勢な流れを失うという事になった。
今回の招集メンバーでは、前線で一応金崎夢がいるので、単純な平面サッカーではないが、それでも、やはり高さはあまりないのが日本の特徴となっている。
単純なセットプレーを含めてもゴール前に放り込むだけでは、なかなかゴールを奪えないのに対して、相手はここぞとなったらただただ放り込んでくるようなパワープレイを狙ってくるだろう。
そういう高さに対してどうするのかと言うのを、この場できっちりと見につけることが出来るかどうか、良い練習になるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。