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2016年06月11日 [09:42]   EURO2016 | スポーツ | EURO2016 

EURO2016 フランス vs ルーマニア

4年に1度開催のEUROの第1節。
開幕戦は、過去2度の優勝を果たし、3度目の優勝を狙う開催国のフランス。
未だ本大会では1勝しかしたことが無く、今回こそGS突破を狙うルーマニア。
今大会を占う開幕戦をフランスは、勝利することが出来るか。

UEFA EURO 2016 FRANCE
グループA サン=ドニ スタッド・ド・フランス/75,113人
フランス 2-1 ルーマニア
(FRA) オリビエ・ジルー(58分)、ディミトリ・パイエ(89分)
(ROU) ボグダン・スタンク(65分PK)
フランスのスタメンは、1 ウーゴ・ロリス、19 バカリ・サニャ、4 アディル・ラミ、21 ローラン・コシエルニ、3 パトリス・エブラ、15 ポール・ポグバ、5 エンゴロ・カンテ、14 ブレズ・マトゥイディ、7 アントワーヌ・グリーズマン、9 オリビエ・ジルー、8 ディミトリ・パイエの4-3-3。
EURO2016 フランス vs ルーマニア
ルーマニアのスタメンは、12 チプリアン・タタルシャヌ、22 クリスティアン・サプナル、6 ブラド・キリケシュ、21 ドラゴシュ・グリゴレ、3 ラズバン・ラツ、10 ニコラエ・スタンチュ、5 オビディウ・ホバン、8 ミハイ・ピンティリー、20 アドリアン・ポパ、14 フロリン・アンドネ、19 ボグダン・スタンクの4-3-3。

フランスが勝利
立ち上がり早々4分には、ルーマニアが左CKからニアですらしてファーサイドでスタンクが押し込みに行くが、ここはGKのロリスが体を張って守る。
序盤はルーマニアペースだったが、フランスも15分には、グリーズマンが決定的なヘディングシュートを放つも、ここは今度はルーマニアDFが体を張って守る。
ルーマニアが高い位置からプレスを仕掛けておいて、フランスがなかなかボールを運べず、試合の内容的にはルーマニアがペースを掴む展開だったが、徐々にフランスもボールを支配できるようになった。
後半に入ってもルーマニアの狙い通りと言うか、ルーマニアペースの試合になるが、フランスが58分、ショートコーナーから8番バイエの入れたボールを、9番ジルーがGKと競りながらヘディングシュートを決めて、フランスが先制。
フランスがその後もチャンスを作るが、試合の雰囲気はルーマニアの出足の鋭さがあって、流れが変わらない中、65分、ルーマニアがPKを得ると、これを19番スタンクが右下隅に決めて、ルーマニアが同点に追いつく。
このまま終わるかとも思われた89分、中盤でボールを奪ったフランスが、粘りながらボールを繋ぎ、最後は、8番パイエが、バイタルでボールを受けて、一瞬の隙をつくようなミドルシュートがゴール左上隅に決まり、フランスが勝ち越す。
その後のアディショナルタイムも含めて、ここまでと異なりフランスが余裕をもった試合運びで優勢に進めて試合終了、フランスが白星スタートとなる。

惜しい試合
ルーマニアにとってみたら惜しい試合だった。
中盤からきっちりとプレスを仕掛けて、フランスのパス回しを遮断する事で、ボールを持たれていても、前に出てこさせないという形で優勢に試合を進め、しかも、ルーマニアの方が出足も鋭く、セカンドボールを拾っていたので、ルーマニアの方が良い形を作っていた。
とはいえ、ルーマニアも攻め切るという所で、チャンスがあったのだが、それも少なく、あまり得点の可能性は感じなかった。
それでも、開幕戦でフランス相手に引き分けることが出来れば金星だったかもしれない、先制を許してすぐにPKからとはいえ、同点に出来た。
そのままルーマニアにとって勝ちに等しい引き分けに持ち込めたかもしれないが、しかし、それまではプレスをしっかりかけていたが、いや、実際にはそこまで遅れた訳ではなく、相手のパイエのプレーを褒めるだけであるが、ミドルシュートを、針の穴を通すような絶妙なコースに決められてしまった。
内容や流れ的には、圧倒的にルーマニアが狙い通りの展開であり、惜しいという事が出来る試合だったのだが、しかし、結局、敗れてしまった。

個人技の強さ
この試合のフランスは決して良かったわけではない。
こういう大会において、優勝を狙うチームは、決勝にピークをもってくる為に、初戦はまだ調整が出来ていない状況ではあるが、それでも、この試合の動きは圧倒的にルーマニアだった。
フランスはボールを回せても、ルーマニアの守備に穴をあけることが出来なかった。
チームとしては、フランスよりもルーマニアの方が上だった。
フランスのサッカー、チームプレーと言う面で、パス回しだったり、連動性等と言う面では、明らかにフランスは出来が良くなかった。
しかし、そういう中でも、単発の個人技で試合を決定づける事が出来る。
それが、日本にも将来的に期待したい、個の力というものだろう。
ゴールを奪うという一点において、チームでとっても、個人でとっても、同じ1点でしかない。
であれば、どういう形であっても点を取れば良い、そして、チームとして連動や連携が上手くいっていなくても、個人で打開できるというのがフランスの強みだろう。
とはいえ、優勝をする為には、ここから、どうやってチームを作っていくのかだろうな。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。