2016年06月30日 [08:52]   サッカー五輪代表 | スポーツ | 五輪代表/2016 

キリンチャレンジカップ2016 日本 vs 南アフリカ

リオ五輪に出場するメンバー18名を決めるための最後の公式戦。
対戦相手は、同じくリオ五輪に出場を決めている南アフリカ。
少々ハードスケジュールではあるが、相手も自分が出場する為のアピールの場でもあり、本気で戦える。
トゥーロンでの反省を活かして、選手にはチームの中で、勝利の為の自分のアピールを期待したい。

キリンチャレンジカップ2016
長野 松本平広域公園総合球技場
日本 4-1 南アフリカ
(JPN) 中島翔哉(37分、46+分)、矢島慎也(45分)、浅野拓磨(48分)
(RSA) ギフト・モトゥパ(30分PK)
日本のスタメンは、1 櫛引政敏、2 室屋成、20 中谷進之介、5 植田直通、15 亀川 諒史、8 大島僚太、17 井手口陽介、11 野津田岳人、10 矢島慎也、16 浅野拓磨、13 中島翔哉の4-2-2-2。
キリンチャレンジカップ2016 日本 vs 南アフリカ
まず選ばれたメンバーから、五輪に向けての正GKは櫛引政を選択したという所でしょうね。
後は、確定と思われた植田直と浅野拓がスタメンで起用されているが、CBに関しては、三浦弦ではなく中谷進を起用してきたのは、塩谷司をOAで招集しているが、岩波拓が間に合わない場合、トゥーロンで頑張った三浦弦と比較しようという所か?
右SBの室屋成は状態を確認する目的か? 左の亀川諒も今回は招集された事で当確な気もしますね。
中盤は、遠藤航が外れて、大島僚と井手口陽を起用、これは、遠藤航が当確として、原川力よりもこの二人の方がという所か、それとも、原川力との比較として、この試合の出来を観たいのか、ちょっと判断に迷う所ですね。
前に関しては、浅野拓以外は、正直、この試合で見極めようとする所でしょう。
中島翔を2トップの一角で起用しているが、室屋成と同じく負傷からの復帰状況の確認、そして、現10番の矢島慎は手倉森監督からの信頼は勝ち得ているが、しかし、この二人ともまだ当確とは言い難いので、この試合で、きっちりと結果を出す必要がある。
そして、誰よりも野津田岳にとってラストチャンスだろう。南野拓がいると考えた場合、ベンチスタートの豊川雄を含めて、熾烈な争いであり、更に、一芸に秀でた伊東純も控えていますからね、この試合の結果が直接的に招集に繋がる気もしますね。

前半
日本のキックオフで試合開始。
立ち上がり南アフリカも出足が鋭く、隙を見せる事は出来ないものの、日本の各選手の動きも良く、危ないシーンはあり、ボールを支配されているように感じるものの、やや日本ペースで、チャンスも作る事が出来ている。
20分には右サイドをタイミング良くオーバーラップしてきた室屋成のシュート、更に、そのこぼれ球を拾って繋ぎ、野津田岳がボレーで狙うもGKの好セーブに阻まれる。
南アフリカの攻撃も跳ね返していた日本だったが29分、南アフリカが自陣から一気に日本のPA内に放り込んできたボールを戻りながら亀川諒が胸でトラップ、その後、腕でボールを触ってしまいハンドでPK、これを14番ギフト・モトゥパが冷静にゴール正面に決めて、南アフリカが30分先制。
1点を追う日本は、37分、中央でパスを繋ぎ、矢島慎からのスルーパスに抜け出した大島僚がGKの動きをしっかりと見て、中に流すと、中島翔がフリーで無人のゴールに押し込み、日本が同点に追いつく。
同点に日本がした後、南アフリカが40分から立て続けに決定機を作るもののGK櫛引政の好セーブもあって点を与えないと、45分、中央の中島翔から一気に右サイドの矢島慎に送ると、胸トラップから一旦後ろからの上りを待って、右サイドの外から上がってきた室屋成に出すと、その室屋成はクロスではなくマイナス方向に流し、矢島慎がパスを出した後、上手くDFの死角に入ってシュート、GKが一歩も動けず、日本が逆転。
更にアディショナルタイムには、南アフリカのDFの隙をついて、後ろからボールを奪った浅野拓が、そのまま縦に抜けないと見ると中にフリーで入っていた中島翔に冷静にボールを送って、これを中島翔がヘディングシュートで決めて、日本が3点目を奪う。

テンポの良い攻め
若干不運な形で失点をしてしまったものの、テンポの良い攻めを見せて、特に得点シーンに関しては、日本らしいというべき見事な形でゴールを奪った。
3点目は南アフリカのミスというか隙を突く形になったが、しかし、日本にとって良い形で得点を重ねることが出来た。
南アフリカは移動もあって、連戦からの間も短かかったが、それでも立ち上がりから非常に出足が鋭く、日本にとってみれば、思いもよらず足が出てくることもあって、なかなか思い通り当初はいけなかった。
それでも、井手口陽が動きが良くてボールを奪い取り、南アフリカの攻撃を止める事も出来た。
また、CHに関しては、大島僚が前に出て、井手口陽がバランスを取る形であり、良いコンビだった。
更に言えば、右SBの室屋成はタイミングのいいオーバーラップなどもあり、試合勘は悪くないという所を見せた。
南アフリカの動きが良かった事もあって、非常に良い試合になっていたが、日本も全体的に動きが良くて、南アフリカ相手に互角以上、更に、10番の争いをしている矢島慎と中島翔が共にゴールを奪って行っていて、チーム全体の動きの中で各選手もアピールが出来ていた。
前半の出来は、満点とは言わないが、チーム全体、各選手の出来自体も非常に良い結果であり、アピールできた事で、本当に、前半だけで考えた場合、手倉森監督を悩ませる内容だったと言えるだろう。

後半
日本は、野津田岳に代えて伊東純、井手口陽に代えて原川力を投入、伊東純が2トップの右に入り、中島翔が中盤の左、矢島慎が右に入る、南アフリカも4枚、GKの20番ジョディー・フェブラリーに代えて1番ヌコシンギフィル・グメデ、3番ツェポ・リコツォに代えて5番テルシウス・マレペ、14番ギフト・モトゥパに代えて9番ジュダス・モセメディ、10番メンジ・マスクに代えて7番タビソ・クトゥメラを投入、その南アフリカのキックオフで後半開始。
後半立ち上がり早々、自陣から裏を狙ったボールは、相手DFが止め切れず、こぼれた所で、浅野拓が拾って、飛び込んできたDFをかわして冷静にゴールを決め、日本が48分4点目を奪う。
51分、大島僚に代えて橋本拳が投入される。
59分、浅野拓に代えて豊川雄が投入される。
若干南アフリカの足が止まってきているような中で、日本が優勢に攻めて、途中交代の伊東純がスピードでサイドを突破してチャンスを作り出す。
日本は、67分、亀川諒に代えて松原健を投入し、松原健を右、室屋成が左SBに入る。
少し交代もあって、日本が全体的なバランスを失っていて、南アフリカが攻勢に出てきて、日本は押し込まれる展開になってくる。
日本は79分、最後の交代で矢島慎に代えて鈴木武を投入し、鈴木武と中島翔が2トップ、伊東純と豊川雄が中盤に入る。
南アフリカがボールを回していたのだが、日本もチャンスを作る事が出来たもののGKの好セーブに阻まれるなどゴールを奪うにはいたらず。
結局、4-1で日本が勝利。

手倉森監督が悩む結果
負傷上がりの中島翔と室屋成に関しては、90分間プレーさせて試合勘を確かめるだけでなく、ポジョションを変えさせて対応を見たという所もあるだろう。
また、矢島慎や浅野拓なども手倉森監督の期待に応える活躍を見せたと言えるだろう。
途中交代で入った伊東純も持ち味のスピードを活かしていたなど、大島僚や井手口陽なんかも含めて、誰を選んで誰を外すのか、正直難しく、手倉森監督にとっては嬉しい悩みと言う所だろう。
最終ラインに関しては、櫛引政の好セーブもあったが、何よりもやはり植田直が自信を持ったプレーで危なげなかった。
後半に関して言えば、やはり交代選手を切っていった結果、ちょっと南アフリカに押し込まれるような展開にもなったが、それでも、交代選手もひっくるめて、悪くないプレーが多く、この中の誰が選ばれても間違いはないという事が言えるだろう。
しかし、同時に言えば、今回選ばれなかったメンバーはやはり余程の事が無いと選ばれる事が無いという風に考えても良いのかもしれない。
その意味では、南野拓や久保裕といった海外組だったり、この試合、プレー機会が無かった遠藤航をはじめとしたメンバーは、既に決まっていない限りは厳しいかもしれませんね。



個人的な個人評
1 櫛引政敏 6.0 PKの失点は仕方がないが、それ以外は好セーブも見せていた。
2 室屋成 6.5 積極的な攻撃参加など、アジア最終予選での良さが見れた。
20 中谷進之介 5.5 悪くはなかったが、植田直のフォローに助けられた部分もあった。
5 植田直通 6.0 守備のリーダーとしても安定感を増した感がある。
15 亀川諒史 5.5 ハンドの判定は不運ではあるが、DFとしては不用意だったかもしれない。
4 松原健 5.0 途中交代で入るも、インパクトは残せず。
8 大島僚太 6.0 積極的に前に出ていって、アシストするなど非常に良い動きを見せた。
6 橋本拳人 5.0 押し込まれる展開になり、あまり良さを発揮できず。
17 井手口陽介 6.5 大島僚との縦の関係となってバランスを取り、南アフリカの攻撃に対応しながらボールを繋ぐなど効果的な働きが出来た。
7 原川力 5.5 決して悪くはなかったが、井手口陽と比較するとインパクトは弱かった。
11 野津田岳人 5.5 積極的な仕掛けなど良い動きをしていたが、他のメンバーに比べるとインパクトは弱かったか。
18 伊東純也 6.0 残念ながら得点には繋がらなかったが、積極的に自分のプレーを出した。
10 矢島慎也 6.5 得点も含めて、前線で躍動、10番の争いは見応えがあった。
9 鈴木武蔵 -- 評価できず。
16 浅野拓磨 6.0 冷静に状況を見た動きが出来るようになって、前線での存在感が増した。
14 豊川雄太 5.5 惜しいシーンもあったが点を取る事は出来なかった。
13 中島翔哉 7.0 本日のMOM。復活した感もあり、上手くフリーになってゴール前に入る事で味方からパスを受けゴールを奪うという結果を出した。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。