2016年07月03日 [08:19]   EURO2016 | スポーツ | EURO2016 

EURO2016 ドイツ vs イタリア

EURO2016は23日目。
準々決勝3試合目は、優勝候補の激突。
連覇を目指すスペインをやぶり、調子を上げてきたイタリア。
現世界王者であり、ここまで無失点、危なげない力を発揮しつつあるドイツ。
準々決勝の大一番、果たして勝って優勝に一歩近付くのはどちらか。

UEFA EURO 2016 FRANCE
[47]準々決勝 ボルドー ヌーヴォ・スタッド・ド・ボルドー/38,764人
ドイツ 1 ( 6 PK 5 ) 1 イタリア
(GER) メスート・エジル(65分)
(ITA) レオナルド・ボヌッチ(78分PK)
ドイツのスタメンは、1 マヌエル・ノイアー、4 ベネディクト・ヘーベデス、17 ジェローム・ボアテング、5 マッツ・フンメルス、21 ヨシュア・キミッヒ、6 サミ・ケディラ、18 トニ・クロース、3 ヨナス・ヘクトル、13 トーマス・ミュラー、23 マリオ・ゴメス、8 メスート・エジルの3-4-3。
EURO2016 ドイツ vs イタリア
イタリアのスタメンは、1 ジャンルイジ・ブッフォン、15 アンドレア・バルザーリ、19 レオナルド・ボヌッチ、3 ジョルジョ・キエッリーニ、8 アレッサンドロ・フロレンツィ、14 ステファノ・ストゥラーロ、18 マルコ・パローロ、23 エマヌエレ・ジャッケリーニ、2 マッティア・デ・シリオ、9 グラツィアーノ・ペッレ、17 エデルの3-5-2。

120分で決着がつかず
お互いに主導権争いをする中で、中盤の底でバランスを取っていたドイツのケディラが負傷、16分にシュバインシュタイガーと急遽交代することになる。
両チームとも互角の試合で、ドイツがどちらかと言うとボールを持っているがイタリアの守備の前に攻め切れない、ただ、イタリアもカウンターを狙うことが出来ないという事で、お互いに相手の良さを出させない。
それでも時間経過とともにお互いに攻めるシーンも増えて、試合に動きが出てきて、決定機を作るが、両チームの守備とGKもあってゴールを奪う事は出来ない。
後半に入っても似たような展開だったが、65分、左サイドへと大きくノイアーが出したボールをイタリアがクリアし切れないとゴメスが左サイドを突破から中に入れ、そこに走り込んだヘクトルが更に中に送り、そこに走り込んだエジルがシュート、完璧な崩しでドイツが先制。
1点を追うイタリアが攻め込んでいくのだが、ドイツの守備が対応するも、77分、右CKからの流れでゴール前に入れたボールに対して、フンメルスのプレーでハンド、イタリアはPKをえると、これをボヌッチが右下隅に早いシュートで決めて78分イタリアが同点に追いつく。
その後、お互いに動きがあるものの、決定機とまではいかず、勝負は延長へ。

延長に入って、共にプレーに激しさが加わり、どちらが先にゴールを奪うのかと言う展開になってくるが、しかし、お互いの守備も集中してゴールを許さず、結局、延長を含めて120分で決着はつかず、勝敗はPK戦に委ねられる。

PK戦
ロレンツォ・インシーニェ(ITA) ○ GKの逆をついて右に決める
トニ・クロース(GER) ○ GKに読まれるも左隅に決める
シモーネ・ザザ(ITA) × 時間をかけながら蹴るも大きく枠を外す
トーマス・ミュラー(GER) × 右を狙うもGKに完璧に読まれて止められる
アンドレア・バルザーリ(ITA) ○ 真ん中に決める
メスート・エジル(GER) × 右を狙うがポスト直撃
グラツィアーノ・ペッレ(ITA) × 左を狙うが枠を外す
ユリアン・ドラクスラー(GER) ○ 右隅に決める
レオナルド・ボヌッチ(ITA) × 左を狙うがGKに読まれて止められる
バスティアン・シュバインシュタイガー(GER) × 大きく枠を外す
エマヌエレ・ジャッケリーニ(ITA) ○ 真ん中に決める
マッツ・フンメルス(GER) ○ GKに読まれるも右に決める
マルコ・パローロ(ITA) ○ 真ん中に決める
ヨシュア・キミッヒ(GER) ○ 左下隅に決める
マッティア・デ・シリオ(ITA) ○ 左上を狙ったボールはバーに当たりゴール
ジェローム・ボアテング(GER) ○ 左隅に決める
マッテオ・ダルミアン(ITA) × 右を狙うがGKに止められる
ヨナス・ヘクトル(GER) ○ GKに読まれるも腋の下を抜くように決まる
PK戦は結局、9人目まで蹴って6-5でドイツが勝利。

最高のGKの対決
こんなに息詰まるPK戦も無いというか、こちらにまでキッカーのプレッシャーを感じるのも珍しい。
それだけお互いのGKの存在感が大きい、ある意味、どちらも世界No.1GKとも言える。
38歳とベテランであるが、その経験値もあって、判断力良く止めてきましたし、また、ベテランではあるが、反応の良さも見せていたブッフォン。
そして、ドイツをブラジルWCで優勝させ、クラブでもバイエルン・ミュンヘンの連覇を支え、FIFAによる現世界No.1GK、30歳と脂ののっているノイアーの対決となった試合。
ここまで、イタリアは1失点だが、その失点はブッフォンが出ていない試合であり、ドイツはここまで無失点。
本当に両GKの凄さがチームを支えている部分はあったが、だからこそPK戦ではキッカーにとって、甘いコースは止められるというプレッシャーがあったのだろう。
GKだけで守れるわけもないのだが、しかし、最後の最後に素晴らしいGKがいるという事実は、その守備だけでなく攻撃のも繋がるのがサッカーの面白さでもあるだろう。

柔軟性の差
3連覇を狙うスペインを倒して勝ち上がってきたイタリアは、勢いはあった。
しかし、その勢いに対してドイツの方が強かな戦い方を見せた。
共にWCやEUROでの勝つという戦い方を知っている両チームではあり、この試合もほぼ互角の試合だったと言える。
お互いに守備では相手の良さを消しながら、攻撃では自分たちの力を発揮しようと試行錯誤を繰り返す。
結果として、同点での引き分けとも言える試合であったが、メジャートーナメントで一度も勝った事が無いイタリアを相手にドイツが取った手は、イタリアを僅かに一歩と言うか半歩上回ったとも言えるかもしれない。
ここまでと違うフォーメーションを取ったドイツの柔軟性、それは、序盤にチームのバランスを取るケディラがいなくなっても、全くタイプの違うシュバインシュタイガーを投入して、それでもサッカーの内容は変わっても質が変わらない、そういう柔軟性の差が、常にドイツの方がイタリアを半歩上回り、結果としてPK戦の勝利にまでつながったのではないだろうか?
イタリアはイタリアのサッカーを貫いた、それはそれで正しい事であろう。
但し、ドイツは自分たちのサッカーの上に、相手の裏を欠くサッカーを展開する事が出来た、そういう柔軟性が、ブラジルWCで圧倒的な力を見せたドイツの強さ、それが発揮されるようになってきただけに、今のドイツを止めるのはどこのチームも難しいと言えるだろう。
関連記事

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
名無し及び発言のたびにHNを変える(固定名を使わない)、元の記事に関係の無いコメントなど一般的なマナー違反が発覚した場合、もしくは、公衆良俗に反するような記述など、管理人の判断で、記入者の了解を得ず、一方的に削除いたします。

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。