2016年07月18日 [09:13]   サンフレッチェ広島 | スポーツ | Jリーグ/2016 

J1/2016 第21節 広島 vs 横浜M

五輪代表メンバーにとっては、五輪前最後の試合であるJ1第21節。
ここ5試合を3勝1分1敗、3連勝の後、少し足踏みを始めて、現在4位の広島。
ここ5試合は広島と同じ3勝1分1敗だが、現在3連勝中と上り調子の5位横浜M。
お互いの勝点差は2、横浜Mが勝てば順位が入れ替わる上位の直接対決。

Jリーグ2016 Division1 第21節
エディオンスタジアム広島/25,845人
広島 2-2 横浜M
(広島) 皆川佑介(81分)、佐藤寿人(83分)
(横浜M) ファビオ(31分)、伊藤翔(88分)
ホーム広島のスタメンは、1 林卓人、33 塩谷司、5 千葉和彦、37 宮原和也、18 柏好文、28 丸谷拓也、8 森﨑和幸、16 清水航平、10 浅野拓磨、30 柴﨑晃誠、9 ピーター・ウタカの3-4-2-1。
アウェー横浜Mのスタメンは、1 榎本哲也、13 小林祐三、22 中澤佑二、5 ファビオ、24 金井貢史、28 喜田拓也、8 中町公祐、20 マルティノス、10 中村俊輔、11 齋藤学、9 カイケの4-2-3-1。

両者譲らず
立ち上がりからお互いに決定機を作り出すが、どちらもDFが対応してゴールを許さず。
どちらが先にゴールを奪うかと言う中で、31分、横浜Mが左CKで中村俊が丁寧に入れたボールを、ニアサイドに飛び込んだファビオがヘディングシュートを決めて先制。
試合は、広島も攻めるものの横浜Mの守備を崩しきれず、ただ、横浜Mも仕掛けていくが、追加点を奪えないまま、どちらも次の1点を争う展開になっているが、時間は経過していく。
このまま横浜Mが逃げ切るかとも思われた81分、右サイドでミキッチが粘ってキープして、一瞬の隙をつくように縦に抜けてからのクロスに対して、少し下がってDFの資格に入った皆川佑が少し後ろに跳ぶような形でヘディングシュートを決めて、広島が同点に追いつく。
これで勢いが出た広島が、ここまでなかなか前線で合わなかったのが嘘のように、再び、右サイドのミキッチからの今度はグラウンダーのクロスに、ニアサイドで浅野拓がスライディングシュートを狙うが、これは当らず、ただ、GKの榎本哲も止め切れず弾いた所にファーサイドから飛び込むように詰めた佐藤寿が無人のゴールに蹴り込み、83分、広島が逆転。
逆転を許した横浜Mだったが、88分、小林祐がゴール前に放り込んだボールを伊藤翔がDFに体を預けるような豪快なヘディングシュートを決めて、同点に追いつく。
どちらも決勝点を目指して攻勢を仕掛けていって、最後の瞬間まで惜しいシーンは生まれるが、しかし、そのまま同点で試合終了。

終盤で劇的な展開
立ち上がりからお互いに良い形で攻めていくことが出来ていたので、どちらが先制するかと言う展開であったが、先にゴールを奪ったのは、横浜Mだった。
その後、広島の攻撃も横浜Mの守備が対応して跳ね返し、逆に、横浜Mの攻撃も厚みが無くなって、追加点を奪えなかった。
お互いにチャンスはありながらも次の1点がなかなか奪えず、何となくこのまま終わるのかと言う風にも思えるような展開の中で、終盤、広島が何度となく仕掛けていた、サイドからの攻撃が奏功、途中交代で入ったミキッチと、そして、皆川佑のゴールで同点に追いついた。
同点になってからの試合の動きは加速するように、今度も途中交代で入った佐藤寿が、らしいゴールで逆転をする。
これで決まらないのが、この試合であった。
逆転された横浜Mが仕掛けると、こちらも交代で入った伊藤翔が強さを見せるヘディングシュートを決めて同点にした後も、伊藤翔が、そして、広島の方も浅野拓が抜け出して決定機を得るものの、ゴールを奪いきれず、結果として同点で終ったが、それでも、最後の最後までと言うべきか、最後の最後でと言うべきか、非常に劇的な結果となった。

浅野拓磨ラストマッチ
この試合を最後に、リオ五輪代表の合宿に入り、その後、アーセナルへと移籍する浅野拓にとって最後の試合になった。
しかし、何と言うか、チームとしては浅野拓にゴールを取らせたかったかもしれないが、なかなか彼にチャンスが訪れず、何の皮肉か、交代で入った選手が活躍して、同点で終る事になった。
ただ、裏を返せば、広島にとってみれば、浅野拓というチームのエースがいなくなる中で、他の選手、それも、彼の代わりを務めるべき選手が結果を出したという事で、彼を心置きなく出ていきやすくしたという風にも取れるだろう。
とはいえ、それ以前に浅野拓には、海外でやる前にリオ五輪と言う一大イベントが待っている。
持ち味となるスピードを武器に、前回大会では、同じくスピードのある永井謙が爆発して日本の快進撃に貢献した。
同じスピードスターとはいえ、その早さの質が違うので、同じことを期待は出来ないが、同じ結果、勝利と言う結果は期待したい。
スタメンとなるのか、途中交代となるのか、それは分からないが、高さが無いメンバーとなっただけに、彼がどれだけ相手のスペースを浸食できるかどうか、日本のメダル獲得に貢献をして欲しい所だ。

悪い癖
この試合の横浜Mは、少々悪い癖が出てしまっていた。
ある意味仕方がない部分はあるが、横浜Mの守備陣は確かに高さもあり強いのだが、足が遅い。
つまり、裏をつかれると弱い面があり、そして、広島はまさにその裏を狙ってくる相手であり、この試合も、浅野拓のスピードを恐れて、少しずつラインが下がってしまった。
ゴール前でブロックを作って守る強さは横浜Mの強さではある。
浅野拓が正直、この試合、気負いすぎていた部分もあって、空回っていた事もあり、横浜Mは何とか失点せずにすんでいた。
それでも、相手のスピードを恐れて下がる癖があって、それが全体的に間延びしてしまっていた。
その結果、ボールを奪って、ボールをもてても、なかなか攻撃に厚みを作り出すことが出来なかった。
攻撃を意識した守り方、相手に対応した上で、どうやって戦っていくのか、そういう事が出来ないと、ズルズル下がってしまう悪い癖は無くしていかないと、優勝には届かないかもしれない。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。