2016年07月22日 [08:45]   なでしこジャパン | スポーツ | なでしこその他 

国際親善試合 スウェーデン vs 日本

リオ五輪の出場を逃したなでしこ。
監督も交代し、新生なでしこがスタートして3戦目、そして、スウェーデンへの遠征しての試合。
2019年のフランスWCに向けて、失ったなでしこの自信を取り戻せるか。

国際親善試合
Guldfageln Arena
スウェーデン 3-0 日本
(SWE) ロッタ・シェリン(76分)、フリードリナ・ロルフォ(87分)、オリビア・スクー(93+分)
スウェーデンのスタメンは、1 ヘドビグ・リンダール、15 ジェシカ ・サミュエルソン、5 ニラ・フィッシャー、3 リンダ・センブラント、2 ヨンナ・アンデション、7 リサ・ダールクビスト、17 カロリーネ・セゲル、23 エリン・ルベンソン、10 ソフィア・ヤコブソン、18 フリードリナ・ロルフォ、11 スティナ・ブラックステニウスの4-1-2-3。
国際親善試合 スウェーデン vs 日本
なでしこジャパンのスタメンは、12 山下杏也加、2 有吉佐織、3 村松智子、5 川村優理、6 宇津木瑠美、4 熊谷紗希、19 佐々木繭、14 中里優、10 阪口夢穂、9 永里優季、13 増矢理花の4-1-4-1。

前半
スウェーデンのキックオフで試合開始。
立ち上がりから主導権を握ったのはスウェーデンで、なでしこは、なかなかボールを繋げず、攻めに転じることが出来ず押し込まれる展開。
11分には、漸くこの試合初めてとも言うべき前線で増矢にボールが入って、シュートまで行くが、惜しくも枠の外。
この後、徐々になでしこも攻められるようになると、20分には、永里が中央でボールをもって突破するとシュートまで行くが、これは枠を外す。
スウェーデンが押し込んでいる展開は続き、危ないシーンが何度となくあるが、しかし、なでしこはGKの山下が冷静に対応して、何とか事なきをえる。
何とかなでしこは耐えての前半終了。

良いところなし
なでしこは、何とか攻撃に関しては、個人技での突破のような事でシュートまでもっていくことが出来てが、なでしことして、こう崩していく、こう攻めていくというのが見えないまま終わった前半だった。
どちらかと言うと、これまでと異なり、アンカーを置いた事もあるかもしれないが、ボールを奪ったら、一気に前線に放り込むような、中盤での組み立てを行わないサッカーを展開しているが、それがチーム全体の狙いとマッチしているように見えず、押し上げが足りないので、孤立しているようなサッカーになっている。
また、守備においても、折角のアンカーを置いているのだが、そのバイタルをフリーで突破されてしまっていて、カウンター自体は封じているものの、ボールの取り所が見出せず、どう守るのかも明確になっていない。
GKの山下が冷静に対応して、判断が良い事で、何とか耐えることが出来ていたが、総じて、スウェーデンが優勢のまま押し込まれ続ける展開になってしまった。
攻撃にしても、守備にしても、まだ、どうするというのが手探り状態で、新しい事をしたいというのだけが先に立って、なでしこのサッカーを見失っている状態に感じられる。

後半
スウェーデンが15番ジェシカ ・サミュエルソンに代えて9番コソバレ・アスラニ、3番リンダ・センブラントに代えて4番エマ・ベルグルンドを、11番スティナ・ブラックステニウスに代えて8番ロッタ・シェリンと、2番ヨンナ・アンデションに代えて6番マグダレナ・エリクソンと4人を同時に代えてきて、対するなでしこは交代なしで、そのなでしこのキックオフで後半開始。
56分、なでしこは、永里に代えて有町を投入する。
後半に入ってもスウェーデンペースは変わらず、宇津木が攻撃参加できるシーンはあったものの、なかなか攻めの形を作り出せない。
スウェーデンは63分、10番ソフィア・ヤコブソンに代えて22番オリビア・スクーを投入する。
69分、宇津木に代えて横山をなでしこは投入し、佐々木繭が左SBに入って、増矢が右サイドに入り、横山が1トップに入る。
71分、スウェーデンは最後の交代で、7番リサ・ダールクビストに代えて20番アマンダ・イレスタッドを投入する。
徐々に、なでしこもボールを持てるようになっていたが、76分、左サイドの22番スクーの突破から中に入れたボールをダイレクトで9番アスラニが縦に早いボールを入れると8番シェリンがトラップから切り返しでDFのマークをはがしてシュート、これが左下隅に決まり、スウェーデンが先制。
81分、なでしこは増矢に代えて千葉を投入する。
87分、スウェーデンが、9番アスラニがボールを持ち上がって、プレッシャーが掛かってこない所で、スルーパス、これに抜け出した18番ロルファがGKの動きを冷静にみてゴールに流し込み、スウェーデンが追加点を奪う。
更にアディショナルタイムにも、スウェーデンの放り込んだボールをなでしこがクリアミスすると、拾ったスウェーデンが裏に走り出したスクーにタイミング良くスルーパスを出して、それをスクーが決め3点目、そして、このゴールで試合終了、スウェーデン相手に3-0でなでしこは完敗。

完敗
後半に入って多少攻める事も出来る時間はあったが、正直言えば、なでしこが良い形を作ったなと言うシーンはほとんどなかった。
スウェーデンにしても、そこまで良い形を作れてはいなかったのだが、それでも、数少ない決定的なシーンをきっちりと決めてきたという感じもある。
とにかくなでしこの問題は、攻撃にしても守備にしても、どう戦うのか見えてこないという事だろう。
確かに、パスを繋ぐというなでしこのサッカーは研究されて、対応されてしまっていた。
だからこそ、新しいサッカーを模索していて、その中で、この試合では何度か狙っていた、裏を狙って走らせるサッカーと言う早いサッカーも狙いとしては分からなくもない。
しかし、結果として、自分たちで選手が個々に分断して、孤立してしまっていて、個人で突破できなければならないという展開になってしまっている。
個人的に言えば、確かに研究されたとはいえ、それでも、パスを繋ぐことをベースに崩していくのがなでしこのサッカーとして続けていくべきであると思える。試合に対する、サッカーに対する頭の良さが必要になるが、チーム全体でボールを繋ぎながら、行く時と行かない時などを考えて、試合をコントロールしていくのがなでしこの武器になるだろう。
また、守備面でも、アンカーを置いていたが、それが全く機能せず、バイタルを蹂躙されていたが、こちらも、なでしこらしく、前からのプレッシングを仕掛けていくべきで、下がって受けに立てば、高さの無いなでしこでは、どこかで破綻する。
新しいサッカーをしようと迷走している感があり、それ位ならば、今までのサッカーをベースに上乗せや改良をしていく方が良いように思える。
少なくとも、アジアで負けたなでしこよりも、今のなでしこは弱いように感じる。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。