2016年07月24日 [08:56]   アビスパ福岡 | スポーツ | Jリーグ/2016 

J1/2016 第22節 福岡 vs 鳥栖

J1第22節。
ここ5試合を1勝1分3敗、3連敗から漸く少しずつ調子を上げているが、それでも最下位に沈んでいる福岡。
ここ5試合を2勝2分1敗、連勝こそ出来ないが、悪くも無い成績を上げているものの、13位となっている鳥栖。
九州ダービーは、両チームとも下位に低迷、残留に向けて、どちらも落とせない試合。

Jリーグ2016 Division1 第22節
レベルファイブスタジアム/19,370人
福岡 2-3 鳥栖
(福岡) OG(50分)、實藤友紀(94+分)
(鳥栖) 鎌田大地(59分)、藤田優人(76分)、富山貴光(87分)
ホーム福岡のスタメンは、1 神山竜一、5 實藤友紀、20 キム・ヒョヌン、2 濱田水輝、24 駒野友一、26 田村友、4 三門雄大、10 城後寿、7 金森健志、14 平井将生、27 邦本宜裕の4-2-2-2。
アウェー鳥栖のスタメンは、33 林彰洋、8 藤田優人、5 キム・ミンヒョク、29 谷口博之、23 吉田豊、10 金民友、14 高橋義希、30 福田晃斗、24 鎌田大地、11 豊田陽平、25 早坂良太の4-3-1-2。

鳥栖が逆転勝利
ボールは鳥栖がもっているが、福岡がゴール前を固めることで、決定機を作らせないようにしており、どこか少し膠着したような感じもあるが、25分前後には、鳥栖は鎌田大が福岡は田村友が決定的なシーンを作るもゴールは奪えず。
徐々に鳥栖が決定機を作るようになってくるものの、福岡のGK神山竜の好セーブに阻まれてゴールならず。
50分、鳥栖が攻めようとした所で、ボールを田村友がカットし、ショートカウンターで金森健が左サイドから仕掛けてのマイナス方向へのクロスに福田晃が何とか触ってカットに入った所でそのカットしたボールがゴールに吸い込まれ、OGで福岡が先制。
しかし、鳥栖も攻勢を強めて、59分、何度も見せていたサイドからの攻撃で、左サイドの吉田豊からのクロスに、2トップがニアサイドに入って囮になって、ファーサイドに入り込んだ鎌田大がヘディングで合わせてゴール、鳥栖が同点に追いつく。
同点にしたことで、完全にゲームの主導権は鳥栖が握って、出足も早くボールを奪うと、福岡ゴールに襲い掛かる。
76分、中盤での競り合いでボールを拾った金民友から藤田優にボールが入ると、縦に行ってクロスと見せかけて中に切れ込みシュートに行くと、これが決まり、鳥栖が逆転に成功する。
逆転を許したことで、福岡も攻勢を仕掛けるようになり、どちらが次の1点を取るのかと言う所で、87分、左サイドへと展開したボールを金民友がクロス、これをニアサイドに飛び込んだ富山貴が合わせてゴール、鳥栖が試合を決める3点目を奪う。
ただ、このまま終れない福岡も、アディショナルタイムに、粘って繋いで最後は實藤友が蹴り込み1点を返す。
しかし、結局、その1点で終り、試合終了、九州ダービーは鳥栖が制する。

熱く冷静な試合
福岡と佐賀という距離の近い隣同士の県による九州ダービー。
これまでの対戦成績では福岡が上回っているが、ここ数年、鳥栖はJ1に定着、優勝争いもしていたという事で、鳥栖の方が自負しており、実際に、今季開幕戦で鳥栖ホームで戦った試合は鳥栖が2-1で勝利をした。
しかし、続いて戦ったNCでは引き分け、ある意味決着をつけるべく福岡ホームでの試合は、試合開始前から両サポーターの熱い応援合戦があるなど、ピッチ上以外でも非常に盛り上がった。
ただ、ピッチ上ではその熱に浮かされる事は無く、冷静に両チームとも戦い、福岡はまずは相手を前半0点に抑えることで、後半勝負に持ち込もうと、下がって受ければ、鳥栖はポゼッションしながらサイドからの攻めを見せる。
冷静な戦いでありながらも、随所では厳しい当りがあるなど、熱さもある試合は、福岡の狙い通り前半は同点に折り返すと、後半、福岡が、この試合何度も見せた金森健の個人技からのクロスに相手DFがカットに行かざるを得ず、それがOGを誘った。
福岡が先制する事で試合が大きく動き出すと、鳥栖が強引とも言うべき攻めも見せだして、逆転。
最後には福岡が1点を返して意地を見せるなど、90分間、両チームとも非常に熱い戦いを冷静に見せてくれた、良い試合だった。

五輪代表候補の意地
福岡はリオ五輪代表候補であった金森健が、立ち上がりから非常に積極的な仕掛けを見せて、出色の活躍を見せた。
残念ながら、ポジション争いの相手がアジアMVPだったり、その相手と10番を争っていたりと、少々強敵だった事もあって、惜しくも選出されなかったものの、その悔しさを見せつけるかのような活躍。
先制点となるOGは、完璧に左サイドを崩してからのクロスで、もしOGでなかったとしても、その裏に入っていた選手がおりゴールを奪えていただろう。
また、得点にこそならなかったものの、左サイドでの仕掛けを何度も見せて、1対1であればと言うだけでなく、1対2であっても仕掛けて負けずという圧倒的な存在感を見せつけた。
但し、試合は90分間あり、前半から飛ばし過ぎた影響か、後半途中でパタッと試合から消えてしまった。
もしかしたら、このペース配分と言うべきか、90分間というサッカーの試合を考えたプレーが出来なかった事が、選ばれなかった要因かもしれない。
しかし、この悔しさをバネに、ロシアWCへ、A代表のOHは更に強敵ぞろいだが、そこに割って入る事を期待できるプレーは見せたと言える。

五輪代表候補の意地 その2
福岡が金森健が存在感をみせれば、鳥栖は、その金森健以上に存在感を見せたのが鎌田大だった。
前半から、バイタルのスペースでボールを受けると積極的に仕掛けるだけでなく、2トップを囮に前線に顔を出すなど、鳥栖の前線で、ある意味フリーマンとして自由を与えられると、それに応えるだけの働きを見せた。
元々、パスなどのセンスに定評がある選手ではあるが、この試合は、どちらかと言うと自らゴールに向かうプレーでチームの攻撃を活性化させた。
同点ゴールとなるシュートも、ニアサイドに2トップが入った裏でファーサイドに飛び込んでのヘディングシュート。
そして、それ以外でもボールを引き出して福岡の守備陣にとって、見えやすい豊田陽と言うストライカーを囮にして非常に良い動きをしていた。
ある意味、昔のOHのようなタイプの選手であるが、それは逆に言うと、現代表には存在しないタイプであり、だからこそ、一つの武器になりえる選手であって、その彼が、これまでのパスだけでなく、ドリブルとシュートを意識する事が出来るようになった事で、更に一つ上のステージに上がってきたと言えるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。