2016年07月25日 [09:24]   柏レイソル | スポーツ | Jリーグ/2016 

J1/2016 第22節 柏 vs G大阪

J1第22節。
ここ5試合を2勝2分1敗としていて、状態は上向きになってきている8位柏。
ここ5戦負け無しではあるが、2勝3分と勝ち切れない試合も多い6位G大阪。
共に主力が五輪代表で抜けている両チームの対決。

Jリーグ2016 Division1 第22節
日立柏サッカー場/13,808人
柏 3-2 G大阪
(柏) クリスティアーノ(9分、14分、54分)
(G大阪) アデミウソン(16分)、OG(23分)
ホーム柏のスタメンは、1 桐畑和繁、21 湯澤聖人、4 中谷進之介、29 中山雄太、22 輪湖直樹、28 栗澤僚一、7 大谷秀和、14 伊東純也、37 クリスティアーノ、15 武富孝介、11 ディエゴ・オリヴェイラの4-2-2-2。
アウェーG大阪のスタメンは、1 東口順昭、14 米倉恒貴、5 丹羽大輝、6 金正也、22 オ・ジェソク、15 今野泰幸、11 倉田秋、13 阿部浩之、7 遠藤保仁、19 大森晃太郎、9 アデミウソンの4-2-3-1。

柏が逃げ切る
立ち上がり、どちらも流れを掴み切れない中で、9分、中盤でボールを受けたクリスティアーノがヒールで浮かしたボールを縦に入れると、中盤で武富孝が競り合い、落としたボールをクリスティアーノがスピードに乗って受けると、そのまま一気に持ち込んで、右足一閃、GKの頭の上を鋭く抜いて、柏が先制。
内容的には、特に変化したわけではないが、しかし、この先制で流れが決まったのか、右サイドでスローインから、ディエゴ・オリヴェイラが競り合って落としたボールを伊東純がスピードで縦に運んでおいて、中のクリスティアーノにパス、これは足下にトラップが入ってしまったが、そのワンテンポが上手くフェイントのような形になって、再び右足一閃、左下隅に狙いすましたようなゴールを決めて、早い段階で柏が追加点を奪う。
しかし、この2点目で目が覚めたのか、G大阪も、16分、左CKで遠藤保が蹴ったボールをニアサイドで今野泰がヘディングで流すと、相手DFの手に当ってコースがマイナス方向にやや変わったが、そこでアデミウソンが頭で押し込み、G大阪が1点を返す。
1点を返された柏だが、その後も押し込んで行くと、G大阪の守備は、ギリギリで体を張っているが、しかし、柏の前線の動きについていけていない。
23分、どちらかと言うと柏が3点目を奪うかと思われた展開だったが、右サイドでアデミウソンがドリブルで仕掛けると、クロスがDFに当って中央でG大阪はあわなかったが、ファーサイドに飛び込んできた遠藤保の前で中谷進がカットにいって、これがOGとなり、G大阪が同点に追いつく。
どちらが次の1点を取るかと思われた試合は、クリスティアーノが縦に入れたボールを、武富孝が粘って、4人に囲まれながらもキープからリターンパスを出すと、クリスティアーノが角度の無い所からシュート、これは東口順は触ったものの、そのままゴールに吸い込まれて、柏が54分、クリスティアーノのハットトリックで勝ち越す。
1点を追うG大阪が前線の枚数を増やして、高さも加えて仕掛けるが、しかし、決定機を作れず、逆にカウンターを狙う柏の方が決定機を作り出す。
結局そのまま柏逃げ切って勝利。

クリスティアーノがハットトリック
非常に面白い試合だった。
どちらも主導権を取りに行く中で、クリスティアーノが技ありのパス交換から先制点を取ると、更に今度は、上手くDFの死角に入りノーマークになっておいた事で、ボールを受けた時に、少しトラップが小さくて次の動きが取りづらかったものの、DFとの距離が出来ていたので、詰められる前にシュートまでいけた。
同点にされた後の後半の3点目も、パスを出した後、止まらず走る事で、1点目と同じようにリターンパスをもらう事が出来て、今度はDFにも詰められていたものの、狙いすましたシュートを決めることが出来た。
個人技と言う部分もそうではあるが、何より重要なのは、この試合、中盤でスタートしたクリスティアーノは、ボールを出した後に、必ずゴールに向かって走っている事、そして、常にゴールを奪うためにポジション取りを考えるなど、点を取る為に必要なプレーを見せてくれた。
G大阪としては、クリスティアーノに対して警戒していたとは思うが、動きを止めない事で、マークを付きづらくする、また、中盤でスタートしている事もあって、下がってボールを受ける際には、G大阪の守備陣も追いきれず、そこから一気に前を追い越して上がってくるので、つききれない、警戒されていても、その警戒を外すやり方と言う部分は、分かっていても忘れやすい部分であり、お手本になる様な部分だろう。

バイタルでの守備の甘さ
確かにクリスティアーノの出来が良かったというのもあるだろうが、しかし、それを抜きにしても、この試合のG大阪のゴール前での守備は抜けていたと言っても良いだろう。
特にゴール前で人数がいながらも、マークが甘くて簡単にフリーにさせてしまったり、シュートまでもっていかれたりする場面も見受けられた。
また、ボールを持っている選手に詰め切れずに簡単にパスを出させるなど、G大阪のプレーとしては、もっともっと出来る部分があったように思える。
元々、G大阪が昨季や一昨年勝てたのは、確かに攻撃と言うG大阪の特長もそうではあるが、それ以上に守備が安定したからこそである。
この試合のようにプレスが甘いと、流石にゴールを狙ってこられてしまうようになってきているだけに、ゴール前に人数がいたとしても、ボールに誰かがいかないと、誰かがいって、誰かがカバーをする、そういう連動性、連携部分で、G大阪の守備陣、最終ラインと中盤の連動性が無かったように思える。
井手口陽と藤春廣が不在だったとはいえ、丹羽大と今野泰がいる中で連動できていないというのは、やはり、今のG大阪の問題になる部分だろう。

武富孝介
この試合、クリスティアーノのハットトリックで勝利した柏。
クリスティアーノの出来がすごく良かったのは間違いないとはいえ、それと同様以上に、柏は武富孝の出来が良かった。
彼がバイタルのところで、動いてボールを引き出すことで、G大阪の守備陣のマークを分散させたり、プレッシングをかわすことが出来た。
何よりも、得点シーンでは彼のリターンパスが大きかった事もある。
体を張ってボールを出す事が出来るのも大きく、スペースに入ってボールを引き出して、展開する事が出来るのはG大阪にとって、クリスティアーノ以上に脅威になっていたとも言えるだろう。
前線の選手は、ある意味伊東純やクリスティアーノが前に出ていって、ディエゴ・オリヴェイラを含めての3トップ気味になる中で、彼が下がってボールを引き出したり基点になる事で、柏の前線の攻撃を活性化させる事が出来た。
クリスティアーノのハットトリックは素晴らしかったが、彼の出来が、柏の攻撃を引っ張っていくことになっていたのも間違いない。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。