2016年07月31日 [09:27]   サッカー五輪代表 | スポーツ | 五輪代表/2016 

国際親善試合 ブラジル vs 日本

リオ五輪開催直前、前回のロンドン五輪以上の成績であるメダルを狙う日本代表の最後の強化試合。
対戦相手は開催国であり、唯一手にしていない五輪の金メダルを狙うブラジル。
日本にとっては苦手な南米勢ではあるが、メダルを狙う為には2位通過であれば、ベスト8で対決する事になる可能性の高い相手であり、互角以上の内容と結果を望みたい。

国際親善試合
セーハ・ドウラーダスタジアム
ブラジル 2-0 日本
(BRA) ガブリエウ・バルボーザ(33分)、マルキーニョス(41分)
ブラジルのスタメンは、18 ウィウソン、2 ゼッカ、4 マルキーニョス、3 ロドリゴ・カイオ、6 ドウグラス・サントス、16 チアゴ・マイア、17 フェリペ・アンデルソン、8 ラフィーニャ、9 ガブリエウ・バルボーザ、11 ガブリエウ・ジェズス、10 ネイマールの4-3-3。
国際親善試合 ブラジル vs 日本
日本のスタメンは、12 中村航輔、2 室屋成、6 塩谷司、5 植田直通、4 藤春廣輝、3 遠藤航、7 原川力、9 矢島慎也、10 中島翔哉、18 南野拓実、13 興梠慎三の4-2-3-1。

前半
日本のキックオフで試合開始。
ブラジルが立ち上がりからポゼッションしてきて、日本は守る形になるが、常に危険な部分ではブラジルの前線の選手に対して二人掛かりで止めに行くなど、集中して守れており、また、数は少ないものの攻撃に転じる事も出来、互角とは言えないが、想定内の試合展開。
時間経過とともに、日本は下がって受ける形になった事もあって、ブラジルが攻勢を強めて、立て続けに決定機を掴むが、GKの中村航の好セーブもあって日本はゴールを許さない。
何とか耐えていた日本だったが、水分補給の時間で立て直したブラジルが、33分、左サイドからのパスを受けた9番ガブリエウ・バルボーザがドリブルで中に切れ込んでいって、DFが間を突破された後、シュートまで行かれ、ブロックに入った植田直に当ってコースが変わりゴール、ブラジルが先制。
先制した事で勢いに乗るブラジルに対して、何とか耐えようとする日本だったが、右CKからネイマールがピンポイントで中央に入れたボールに、4番マルキーニョスが頭一つ競り勝つようなヘディングシュートを決めて、41分ブラジルが追加点を奪う。
結局、前半は2-0でブラジルにリードを許して終了。

耐える展開
ある意味予想通りの展開ではあったが、日本の最終ラインの集中力も高く、その結果、いつものA代表がブラジルと戦う時の様などうしようもないと言うような力の差を感じる展開ではなかった。
ただ、少しずつ下がって受ける事になった事で、押し込まれてしまい、興梠慎が上手くボールをキープして攻撃を展開しようとする場面もあったが、徐々に、その機会も減って、ほとんどが自陣に下がって受けることになってしまったのは失敗だろう。
先に書いたように、どうしようもない感じはしなかったが、押し込まれて、圧力をかけられて、結果として、自陣に釘付けにされて、守りを強要されるようになったのは、やはり力の差が大きいという所だろう。
それでも、このブラジルに勝たないとメダルを取れないという展開もあり得る、一方的にこのまま負けるのではなく、どうやって一矢報いるのか、どうやって守りから攻めに転じるための、その為の守りを作り出すのかが必要だろう。
また、どうしようもなさを感じない一つの要因が、こちらの攻撃をいなすようなブラジルの硬軟のあるような守りが無いので、そこをついて、相手が前に出てきている時に、興梠慎が良い感じでボールをもってチャンスを作る事が出来ただけに、出来るだけ高い位置でボールを奪えるかどうか、結局のところ、攻撃に転じることを考えた守備を考えていくことが必要だろう。

後半
日本は、矢島慎に代えて浅野拓、原川力に代えて大島僚、中村航に代えて櫛引政を投入する。
ブラジルも17番フェリペ・アンデルソンに代えて7番ルアン・ヴィエイラ、8番ラフィーニャに代えて5番レナト・アウグストを投入して、そのブラジルのキックオフで後半開始。
日本は南野拓が右、中島翔が左に入って、浅野拓がトップ下と言うか、興梠慎と縦関係の2トップと言うべき形に変化する。
後半に入っても、ブラジルペースになってくるが、53分、日本は中央で興梠慎にパスが入るとDF3枚を引き付けておいてから、パス、完全に数的有利を作ってフリーになった中島翔にボールが入るが、トラップの隙にGKに一気に間合いを詰められてシュートを打ち切れず。
日本は59分、藤春廣に代えて亀川諒を投入する。
少し日本が盛り返している展開の中で、ブラジルは、63分、9番ガブリエウ・バルボーザに代えて12番ワラセを、2番ゼッカに代えて13番ウィリアンを投入する。
日本は68分、興梠慎に代えて井手口陽を投入、遠藤航を1CHにしての4-1-2-3に変化させる。
ブラジルも交代カードを切り続けて、70分、16番チアゴ・マイアに代えて15番ロドリゴ・ドウラード、3番ロドリゴ・カイオに代えて14番ルアン・ガルシアを投入する。
日本も交代をカードを切り、塩谷司に代えて74分、岩波拓を投入する。
更に77分、日本は、遠藤航に代えて冨安健、中島翔に代えて小川航を投入する。
どこか互角と言うか、お互いに攻め切れないままの展開が続き、結局、そのまま試合終了、日本はブラジル相手に2-0で敗れる。

ある意味想定内
正直、勝てるとは思っていなくて、どこまでやれるか、その距離感が知りたい所でもあり、耐えるのであれば守りきる事が出来るかと言う所が観たかった。
一応、ブラジルのエースであるネイマールに対して、日本は、室屋成が1対1でも守りに関しては、そこまで遅れを取る事は無かった上に、危ない時は他の選手のフォローもあって、必ずしも一方的にやられた訳ではない。
とはいえ、下がって守る事になった中で、攻撃に転じることは出来なくなってしまった。
そういう守りに入っていながら、1点目を許したシーンなどは、間を抜かれてしまった。
とはいえ、シュートがDFに当らなければ、もしかしたら中村航が止めていたかもしれない。ま、あそこは守ろうとした結果ですから、仕方がないだろう。
重要なのは、CKからの失点シーン。どんなに良い形であってもセットプレーと言うのは一発逆転の結果に繋がる、日本も本来ならセットプレーからゴールを奪えれば良かったのだが、そうできなかったのは勿体無い。
ま、負けたというか、劣勢な戦いは想定内ですし、後半は、選手交代を多くしてしまって、内容的には、練習と言うか経験の場となってしまったので、単純に後半の出来は評価としては難しい所ではあるが、ただ、この試合の出来だけで言えば、まだまだだと言わざるを得ない。
何よりも重要なのは、ボールをどうやって奪って、どう攻撃に繋げるのかと言う事を考えていかないといけないだろう。



個人的な個人評
12 中村航輔 6.0 2失点取られたものの好セーブやコーチングを見せて2失点に抑えたと言える。
1 櫛引政敏 5.5 無失点ではあるが、前半ほど攻められなかったので、無難な出来。
2 室屋成 6.0 ネイマール相手に1対1で互角に戦えた。
6 塩谷司 5.0 集中して守れていたが、奪いきるというよりも跳ね返すという感じだった。
17 岩波拓也 -- 評価できず
5 植田直通 5.0 跳ね返すので精一杯だった。
4 藤春廣輝 5.0  攻撃の持ち味は出せなかったが、守備面では粘り強く対応できた。
15 亀川諒史 5.0 もう少し思い切っても良かったかもしれない。
3 遠藤航 5.0 後半に入って立て直したが、前半は最終ラインに吸収されるようになってしまった。
23 冨安健洋 -- 経験の為の起用
7 原川力 4.5 集中して守れていたが下げさせられて、攻撃に転じることが出来なくなった。
8 大島僚太 5.5 ボールを奪ってから前へという意識をチーム内に作り上げることが出来た。
9 矢島慎也 5.0 序盤は、攻撃に転じて右サイドで仕掛けていたが、徐々に下げさせられて守りに奔走する事に。
16 浅野拓磨 5.0 スペースも無く、持ち味を発揮できなかった。
10 中島翔哉 5.0 後半の決定機を決めなくてはならなかった。
19 小川航基 -- 経験の為の起用
18 南野拓実 5.5 何とな前線で動きを作ろうとしていたが、他の選手と合わず。
13 興梠慎三 5.5 なかなかボールが入らなかったが、ボールを受けると他の選手を活かそうと基点になれていた。
14 井手口陽介 6.0 1対1で負けずに奪いに行く姿勢が、前からのプレーに繋がった。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。