2016年08月02日 [09:03]   湘南ベルマーレ | スポーツ | Jリーグ/2016 

J1/2016 第23節 湘南 vs 川崎F

J1第23節。
昇格2年目の今季は、どうにも調子が悪く、ここ5試合も1勝4敗、現在3連敗中で降格圏の16位湘南。
ここ5試合を4勝1分、絶好調を維持して、初タイトルに向けて着々と2位鹿島との差も開き出した首位川崎F。
好調の川崎Fを湘南が止めることが出来るかどうか。

Jリーグ2016 Division1 第23節
Shonan BMWスタジアム平塚/14,096人
湘南 2-3 川崎F
(湘南) 大竹洋平(63分)、アンドレ・バイア(90分)
(川崎F) 車屋紳太郎(32分)、大久保嘉人(48分)、小林悠(60分)
ホーム湘南のスタメンは、1 村山智彦、36 岡本拓也、4 アンドレ・バイア、6 三竿雄斗、14 藤田征也、16 石川俊輝、22 下田北斗、10 菊池大介、19 大槻周平、23 高山薫、17 端戸仁の3-4-2-1。
アウェー川崎Fのスタメンは、1 チョン・ソンリョン、18 エウシーニョ、4 井川祐輔、5 谷口彰悟、20 車屋紳太郎、14 中村憲剛、21 エドゥアルド・ネット、11 小林悠、27 大塚翔平、7 橋本晃司、13 大久保嘉人の4-2-3-1。

川崎Fが逃げ切る
立ち上がりから仕掛けていく湘南だったが、ゴールを奪えず、川崎Fもボールを持ちながら決定機を作り出せ中だったが、32分、中村憲が右サイドでボールを受けると、素早く左サイドへと展開、受けた車屋紳が体は中に入りながらボールは縦に出して、一人スルーパスの形でDFをスピードでかわすと、少し角度が悪い所でシュート、これは、村山智が触ったものの、そのままゴールに吸い込まれて、最後大久保嘉が押し込みに行ったが、車屋紳のゴールと言う判定で川崎Fが先制。
1点を追う湘南が攻勢を強めるが、後半開始早々48分、今度も中村健からのスルーパスで、車屋紳が左サイドをスピードで縦に行ってから一瞬の切り返しでDFを引きはがしてクロス、これを飛び込んだ大久保嘉が押し込んで、川崎Fが追加点を奪う。
更に60分、右CKのチャンスを川崎Fは得ると、少し後ろに入れたボールに、走り込んだ勢いのまま叩き付けるようにヘディングシュートを小林悠が決めて、川崎Fが3点目を奪う。
しかし、すぐさま湘南が左サイドでフリーになった長谷川がDFが来ないのを見極めると中に切れ込んでおいて、その長谷川を追い越して切った大竹洋にスルーパスを出すと、大竹洋は足下にトラップが入ったが、冷静にシュートを決めて、湘南が63分1点を返す。
1点を返した後も湘南が押し込み続ける展開で、90分、ゴール正面の良い位置でFKを得ると、大竹洋がフワッとゴール前に入れたボールをファーサイドでDFの頭の上から叩き込むようなヘディングシュートをアンドレ・バイアが決めて、湘南が1点差に詰め寄る。
完全に勢いで上回る湘南が、6分と言うアディショナルタイムも味方にして、優勢に試合を進めるが、しかし、同点ゴールを奪う事は出来ず試合終了、湘南が追い上げるも一歩及ばず。

終ってみれば
最後の最後まで分からない試合だった。
立ち上がり主導権を握ったのは、ホームの湘南で、積極的に前からプレッシングを仕掛ける事で、川崎Fに対して優位に試合を進めてチャンスを作り出した。
ただ、現在首位の川崎Fもそう簡単にやられる事は無く、少しずつ流れを掴んでいき、一時的に持ち直しながらも、前にボールを運べない時間帯でも慌てる事無く、一撃を狙い続け、まさに、32分には、その一撃を、中村憲のキックをスイッチに決めた。
また、後半開始早々にも、同じく中村憲がスイッチを入れて、走り出した車屋紳と、中に詰めていた大久保嘉、プレーの方向だったり狙いは違うが、同じ3人の絡みで得点を奪う。
そして、トドメは、CKから小林悠が走り込むことでマークを外して勢いそのままのヘディングシュートで3点を奪い、試合を決めたと思った。良く、2点差は危険とか言うが、個人的にはそれは幻想だと思っている。
しかし、この試合は、3点差にしたことで川崎Fの集中が切れたように思え、すぐさま湘南が、川崎Fの右サイドの裏、エウシーニョが上がり、誰もカバーしていない広大なスペースでボールを受けた長谷川に対して、誰もプレスに行けず、一気に加速して中に入る事で、DF全員を引き付けて、その結果完全にフリーとなった大竹洋へのスルーパスと、完璧な崩しで1点を返すと、湘南が完全に試合の主導権を握り、2点差ある川崎Fは浮き足だったようにバタバタして、ボールが落ち着かず、ミスも目立った。
そして、90分に1点差に詰め寄った所で、アディショナルタイムの表示が6分、ピッチの両チームの勢い、スタジアムの雰囲気、そして、放送を観ていたこちらも、このまま同点、下手すると逆転もあるんじゃないか、そんな気配が漂ったが、流石に、そこは川崎Fが逃げ切り、3点差の安全な試合が、川崎Fにとってみれば冷や汗ものの勝利となった。

届かなかった湘南
立ち上がりから主導権を握ったというか、勢いよく言った湘南がチャンスを作った。
シュート数だけでなく、チャンスに関しても湘南の方が多かったように思えるが、しかし、終わってみれば川崎Fが勝利をおさめていた。
こういう展開でも勝てるのが川崎Fの強さと言うか、優勝をしていく上で必要な強さだろう。
湘南はチャンスを作り、終盤にはリスクを冒して攻めて、後1点まで迫ったものの、しかし、3点差は流石にひっくり返すことが出来なかった。
昨季の湘南は、同じ、23節終了段階で、29得点の30失点であったが、今季は、21得点、38失点、8点取れなくなって、8点多くとられている状況であれば、勝てる試合も勝てない。
何よりも、数少ないチャンスを活かしてきた川崎Fに対して、チャンスを活かせないのもそうだが、崩されない中で失点をしてしまっている事。それは、相手チームを褒めるしかないが、しかし、ようは1対1の所で負けてしまっている。
個の力の差を組織で穴埋めする事が出来るのがチームスポーツの良さではあるが、現状で、湘南のサッカーは出来ていても勝てないとなると、それは、それこそ個の力の差が、この1点の差ではないだろうか。

勝ったものの
勝ったものの終盤の追い上げを受けて、少々後味の悪い勝利となったと言えるだろう。
攻撃に関しては、小林悠が得点を奪って調子も良いし、大久保嘉も同様に調子が良い。
その上で、この試合に関しては、中村憲がスイッチとなって、車屋紳がスピードで左サイドを制して、そこからゴール。
チャンスの数では湘南よりも少なかったものの、同じ形で、車屋紳のゴールと、車屋紳のボールを大久保嘉が押し込んでゴールと言う形を見せた。
しかし、ここまで調子が良く初のタイトルに近付いて行っている中で、今季は失点が少ないというのが大きかった。
G大阪が優勝した時、守備の仕方の変化もそうだが、一つに代表クラスのGKである東口順の獲得が大きかったが、今季の川崎Fは同様に、韓国代表GKであるチョン・ソンリョンの獲得が大きく、終盤の湘南の猛攻を2、3点奪われそうな所を好セーブで止めていた。
それでも、それと同様に、守備の仕方において、この試合3点奪って集中が切れたように、完全に自分たちの右サイドで広大なスペースを作り長谷川に誰もプレスに行かないという無責任な守備を見せた。
守備の向上が川崎Fの快進撃の要因であるだけに、こういう展開の時にこそ、落ち着いた守備を見せられるかどうか、それが川崎Fの課題となって出てきたように思える。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。