2016年08月09日 [08:46]   サッカー五輪代表 | スポーツ | リオ五輪2016 

リオ五輪 B組 日本 vs コロンビア

リオ五輪の第2節。
初戦でナイジェリア相手に敗れてしまって、既に崖っぷちの日本。
負ければGS敗退となる第2戦の相手は、初戦でスウェーデン相手に引き分けたコロンビア。
日本としては、逆に勝てばGS突破に王手をかけられるだけに、何が何でも勝ちが必要な試合。

リオデジャネイロ五輪 B組 第2節
[15] アレーナ・アマゾニア/26,603人
日本 2-2 コロンビア
(JPN) 浅野拓磨(67分)、中島翔哉(74分)
(COL) テオフィロ・グティエレス(59分)、OG(65分)
日本のスタメンは、12 中村航輔、2 室屋成、6 塩谷司、5 植田直通、4 藤春廣輝、3 遠藤航、14 井手口陽介、9 矢島慎也、10 中島翔哉、13 興梠慎三、16 浅野拓磨の4-2-2-2。
リオ五輪 B組 日本 vs コロンビア

前半
日本のキックオフで試合開始。
立ち上がりから日本がペースを握って、11分には、右サイドの室屋成の突破からクロスを興梠慎が胸で落として、それをダイレクトで矢島慎がシュート、しかし、これはGKの好セーブに阻まれ、更にこぼれ球を浅野拓がゴールに蹴り込むもオフサイド。
日本が優勢の時間が続き、前線で興梠慎と浅野拓が仕掛けながら、そこに矢島慎が前に出て、右SBの室屋成もオーバーラップを仕掛けていくなど右サイドからの突破で決定機を何度も作る。
コロンビアも18分には、日本の守備の逆をつかれて9番ボルハが入れ替わってシュートと言う決定機を作られるも、ここは、中村航が好セーブを見せる。
日本がペースを握って、良い形を作ってはいるが、しかし、29分には、15番がフリーで裏に抜けた所にパスが入ったが、塩谷司が体を当てて、中村航が素早い飛び出しで事なきを得る。
34分には、日本が右CKから跳ね返されたボールを拾って、左サイドに開いた興梠慎に出すと、素早くクロス、ファーサイドで完全にフリーになっていた藤春廣がヘディングシュートを狙うが、しかし、これは枠を外す。
どちらにもチャンスがありながらも、しかし、ゴールは生まれず、0-0で折り返す。

良い形で入れた
ナイジェリア戦の時にも書いたが、この日本代表は守備が特長であり武器であって、相手の攻撃を跳ね返しておいて、その中で、隙をついて点を奪い取るのが形であった。
しかし、ブラジル戦とナイジェリア戦では、その良さが全く出てこなかった。
気負いのようなものもあったかもしれないが、最終ラインに負傷者が多く出てしまい、OAを二人も入れる事になった。
その影響で、最終ラインの連動性を失ったという点が大きいと思え、それは、この試合の前半を観ていても改善はされていなかった。
それだけに、失点の怖さは常に付きまとう部分でもあり、何度か危ないシーンがあったのも、そういう連動していなかったからという面があるだろう。
但し、この試合は、そこまで悪くなかったのは、中盤の底に入った遠藤航と井手口陽が良くバランスを取っていて、バイタルで素早く挟み込む守備が出来ていたのと、前に出て相手に対して高い位置からプレッシングをかける事が出来た。
その結果、高い位置でボールを奪って裏を狙っていく事も出来るし、中盤のメンバーでボールを回す事が出来て、ポゼッションでも優位に立つことが出来たと言えるだろう。
それが出来るからこそ、両SBの室屋成と藤春廣が積極的に攻撃参加できたという事も言える。
その意味では、漸く日本らしい形も見えてきて、後は、点を取る事と、同時に、これは先にも書いたが、最終ラインがまだバラバラであり、そこを修正する必要はあるだろう。
後半は、先に点を取る事が一番重要だろう。

後半
日本は前半のまま、コロンビアは、5番フェリペ・アギラールに代えて13番エリベルトン・パラシオス、14番セバスティアン・ペレスに代えて7番アルレイ・ロドリゲスと一気に2枚交代カードを切って、そのコロンビアのキックオフで後半開始。
後半開始早々、浅野拓がコロンビアの最終ラインでのパス回しを狙って奪うと、強烈なミドルシュートを放つも、これはバー直撃。
更に48分には、井手口陽からのスルーパスに抜け出した浅野拓がDFを一歩抜けてシュート、これはGKが弾くと、そこに詰めていた井手口陽が押し込みに行くが、GKの好セーブを見せ、こぼれ球を更に矢島慎がシュートに行くが、これは枠を外す。
前半以上に日本が優勢に試合を進めていたが、59分、左サイドで上手く反転した10番グティエレスが7番とのワンツーからパスを受けてフリーでシュート、これが植田直の足に当たってGKの逆を突く形になってゴール、コロンビアに先制を許す。
先制を許したことで、日本は62分、矢島慎に代えて南野拓を投入、井手口陽に代えて大島僚と一気に二人が交代する。
逆襲に出たい日本だったが、65分、左サイドからコロンビアが仕掛けて、中に入れたボールを、中村航の足に当り、藤春廣の足下にこぼれたところを、クリアするかどうかの判断の迷いが中途半端にゴール方向に蹴ってしまい、そのままゴールに吸い込まれ、OGでコロンビアに2点目を許す。
67分、パスを繋いで、大島僚が縦に当てたボールを、南野拓が上手く浅野拓にパスを出すと、フリーの浅野拓が豪快にゴールに蹴り込み、日本が1点を返す。
1点を返して、日本は更に勢いに乗ると72分には、再びパスを繋いで南野拓のミドルシュート、これはDFの手に当たるも、判定はCK、ただ、74分、日本はカウンターから中島翔が相手のGKが前に出ようとしたタイミングを冷静に見極めて、GKの頭の上を越すミドルループシュートを決めて、日本が同点に追いつく。
コロンビアの足が止まってきて、日本の勢いが更に増していく中で、75分には、スピードで抜け出した浅野拓が飛び出すGKよりも一瞬早くシュートに行くが、しかし、これは枠を外す。
コロンビアは77分、16番ケビン・バランタに代えて6番ジェフェルソン・レルマを投入する。
80分、日本は、OGもあって、唯一浮き足だったようでYCも1枚もらっている藤春廣に代えて亀川諒を投入する。
日本が優勢に試合を進めて、逆転ゴールまで後一歩と言う展開になってくるが、コロンビアがギリギリで跳ね返してきて、日本はゴールを奪えず。
アディショナルタイム、試合終了間際、南野拓が一気に前線に送ったボールを、浅野拓がDFの裏に抜け出してトラップ、しかし、間合いを詰めたGKに止められてしまう、そして、その後のプレーで、CKを得るが、それを跳ね返されて結局引き分けで試合終了。

反発力
アジアでの決勝で韓国相手に2点差を跳ね返して逆転勝利をしたが、日本のサッカーの最大の武器は、もしかしたら、この反発力かもしれない。
ナイジェリア戦も結局、リードをひっくり返すことは出来なかったのだが、すぐに追い付いたり、最後の最後で1点差まで詰め寄った。
但し、問題は、守備陣の問題だろう。
正直、コロンビアがそこまで強くなかっただけに、自分たちのミスで失点した事は勿体無いだろう。
まずは、相手を抑える事、その上で、こちらが先制する事、最終節のスウェーデン戦では勝ちが最低条件、確かに引き分けでも突破の可能性は高いが、しかし、確実に勝っておきたい。
とはいえ、既に2連勝して突破が決まっているナイジェリアが、無理に勝ちに行くかどうか、コロンビアが勝てば、日本は勝っても敗退が決まってしまう。そこは祈るしかないのだが、その為には、日本は勝っておく必要がある。
そして、それを達成するためには、何よりも守備の改善が必須であり、もし、GS突破をしたとしても、その後、メダルを目指すためには、絶対に必要になる。
この2試合で、日本は得点を奪う力がある事は示した。
だからこそ、相手を抑える守り、特に、この試合は、井手口陽と遠藤航のコンビが、良い形でバイタルを抑えていた。先制点を許したシーンは、井手口陽がかわされてしまったためではあるが、バランスは良かった。そして、後半点を取りにいった時の大島僚のパスに、前線が走り出すことで、相手DFは完全についてこれていなかった。
そういう攻撃を活かすためにも、相手をきっちりと抑えることが大切になるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。