2016年08月14日 [09:29]   サガン鳥栖 | スポーツ | Jリーグ/2016 

J1/2016 第25節 鳥栖 vs 川崎F

リオ五輪では残念ながら敗退が決まったがJリーグは続く、J1第25節。
調子良く来て順位を上げてきていたが前節はG大阪相手に競り負けて、5試合を3勝1分1敗とした11位の鳥栖。
今季未だに1敗のみ、現在も3連勝中で、ここ5試合も4勝1分と首位を独走中の川崎F。
鳥栖が川崎Fの快進撃を止められるか、それとも、川崎Fがこのまま一気に初のタイトル獲得へ突き進むのか。

Jリーグ2016 Division1 第25節
ベストアメニティスタジアム/19,477人
鳥栖 1-0 川崎F
(鳥栖) 金民友(46分)
ホーム鳥栖のスタメンは、33 林彰洋、8 藤田優人、5 キム・ミンヒョク、29 谷口博之、23 吉田豊、10 金民友、14 高橋義希、30 福田晃斗、24 鎌田大地、11 豊田陽平、25 早坂良太の4-3-1-2。
アウェー川崎Fのスタメンは、1 チョン・ソンリョン、18 エウシーニョ、4 井川祐輔、5 谷口彰悟、17 武岡優斗、14 中村憲剛、21 エドゥアルド・ネット、11 小林悠、7 橋本晃司、16 長谷川竜也、13 大久保嘉人の4-2-3-1。

鳥栖が金星
立ち上がり、どちらも相手の出方を窺うような、少し動きの少ない展開だったが、少しずつお互いに前線の選手が活性化をすると、そこにボールを送り込んでチャンスを作ろうとする。
川崎Fは前線からプレスを掛けようとすると、そこをかわしてサイドから攻めていく鳥栖が徐々に試合の主導権を握って、早い攻撃でチャンスを作るが、川崎Fの守備陣も厳しい守備で止めてくる。
鳥栖がペースを握ってきている中で、33分には、川崎Fらしい、ゴール前での密集地帯の中で素早いパスを繋いで長谷川竜がシュートを放つが、しかし、GKが好セーブを見せる。
前半からペースを握っていた鳥栖が、後半開始直後、キックオフから一旦戻したボールを一気に右サイドに放り込み、それを豊田陽が競り合ってこぼれたボールを早坂良がヒールで流して、金民がボールを受けてそこから仕掛けておいてのミドルシュートは、狙いすましたようにゴール右下隅に吸い込まれて、46分、鳥栖が先制。
鳥栖の方が優勢なまま、1点を追う川崎Fだったが、84分、左サイドで金民がトラップしたところで足を上げてボールを奪いにいった三好康のプレーが悪質なファールとしてRCで一発退場、その後、何とか攻めたい所であったが、しかし、結局最後まで川崎Fは鳥栖相手に攻め切れず、また、鳥栖も追加点を奪う事は出来ず、1-0で鳥栖が見事な勝利。

試合を支配した鳥栖
非常に暑い中での試合は、川崎Fが少しゆっくりとした立ち上がりを選択した所で、鳥栖が徐々に前からプレスを仕掛けて試合の主導権を握ろうとする。
川崎Fも前からプレスを仕掛けようとするが、鳥栖は素早いパス回しでかわしていって、前線の豊田陽を基点に、早坂良、更には、金民や鎌田大、福田晃といった所が一気に前に出ていって決定機を作り出す。
川崎Fのチョン・ソンリョンが交錯プレーで一時負傷があるなど、鳥栖の攻撃は川崎Fの守備陣にプレッシャーを与え続ける。
対して川崎Fには、唯一というべき決定機が一度あったものの、シュートはGKの林彰のセーブに阻まれる。
後半開始早々に鳥栖が先制した後も、その前線からのプレスが衰えることはなく、ハードワークを続ける事で川崎Fのサッカーを封じ続けて、追加点こそ奪えなかったものの最後まで集中した鳥栖が川崎F相手にまさに完勝と言うべき結果を決めた。

持ち味を出せず
鳥栖の守備の前にプレッシャーを受けてボールをなかなか運べず、最後まで持ち味を発揮することが出来なかった。
ボールをなかなか前に運べず、また、自分たちが前から仕掛けるプレスはほとんど決まらず、何とかゴール前で跳ね返すなどしていたが、後半開始直後の一瞬の隙をつかれるような形で先制を許した。
しかし、その1点を返そうと攻勢に出たい所だったが、なかなか思うようにボールを運ぶことが出来ず、それどころか、ボールを前に運ぼうとするところで奪われてショートカウンターから逆に危ない場面ができるなど、最後まで試合の主導権を握る事が出来ず、その悪い流れは、交代で投入したばかりの三好康が危険なプレーで一発退場してしまって、ただでさえ、相手の運動量に抑え込まれていた川崎Fにとって万事休すだった。
もう少しボールを動かしたかった川崎Fだったが、暑さの中での影響もあったのか、受け手の動きが乏しく、結果としてボールを回すことが出来ずに鳥栖の守備にはまってしまって、最後まで持ち味を発揮できない試合になってしまった。

川崎Fの封じ方
好調で、今季1敗しかしていなかった川崎Fに対して、鳥栖が見事な勝利をおさめた。
ある意味夏場と言う環境と、更にホームと言うアドバンテージを活かしたという面があるが、しかし、今季好調の川崎Fのサッカーに対する為には、こういう戦い方が有効であるという事を示したようにも思える。
技術力が高く、簡単にボールを奪う事が出来ないが、しかし、その川崎Fの得意とするパス回しに対して、最終ラインにプレッシャーを与えて一気に前線にボールを蹴るという事を封じておいて、中盤にボールを預けた所を囲い込んで奪い取る。
相手がサイドに開いたり、前線に当てたいという前に壁を作って展開をさせない事で、川崎Fにとってみれば、なかなか思い通りのボール回しが出来なくなってしまった。
とにかく、相手のボール回しよりも早く人数をかけてプレスを掛ける必要があるので、相当なハードワークが必要になるものの、今の川崎Fを相手にする為には、そういうプレーが必要になるのだろう。
その上で、相手の両SBの攻撃参加を封じる為にサイドの裏を狙っていく、言葉にするのは簡単だが、本当にそれを実現するためには走り勝ち続けないといけないのだが、それでも、それが出来れば、今の川崎F相手に勝ち切れるという事を示した試合だった。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。