2016年08月17日 [08:43]   オリンピック | スポーツ | リオ五輪(なでしこ) 

リオ五輪 準決勝 ブラジル vs スウェーデン

リオ五輪の女子サッカーもついに準決勝。
開催国であり優勝候補として、ここまで勝ち上がってきたブラジルと準々決勝で、優勝候補筆頭であるアメリカをPKの末やぶってきたスウェーデン。
グループEで同組だった両チームは、その時の対戦ではブラジルが5-1で勝っているが、準決勝を制するのはどちらか。

リオデジャネイロ五輪 準決勝
[24]エスタジオ・ド・マラカナン
ブラジル 0 (3 PK 4) 0 スウェーデン
ブラジルのスタメンは、1 BARBARA、3 MONICA、4 RAFAELLE、5 THAISA、6 TAMIRES、7 DEBINHA、8 FORMIGA、9 ANDRESSA ALVES、10 MARTA、12 POLIANA、16 BEATRIZ
スウェーデンのスタメンは、1 Hedvig LINDAHL、3 Linda SEMBRANT、5 Nilla FISCHER、7 Lisa DAHLKVIST、8 Lotta SCHELIN、9 Kosovare ASLLANI、11 Stina BLACKSTENIUS、14 Emilia APPELQVIST、15 Jessica SAMUELSSON、16 Elin RUBENSSON、17 Caroline SEGER

得点は生まれず
立ち上がりからブラジルが押し込んでいく展開で、ボールを繋ぎながらスウェーデン陣内に攻め込んで行くのだが、ゴール前にガッチリと守備ブロックを作ったスウェーデンの守備は崩せず、何度となくブラジルが仕掛けていって前掛かった事で、スウェーデンもカウンターのチャンスがあるが、どちらもゴールを奪えない。
どちらにもゴールの可能性は感じられるのだが、しかし、両チームの守備陣も集中していて、また、GKの好セーブもあって、ゴールを奪えないまま、時間だけ経過していく。
結局、ゴールを奪う事が出来ないまま、勝負は延長へ。

延長に入っても内容に変化はなく、ブラジルがボールを支配して攻め込んで行くが、スウェーデンの守備陣がゴール前でブロックを作って守り、結局、120分で決着がつかず、決勝への切符をかけてPK戦へ。

PK戦
10番MARTA(BRA) ○ GKに読まれるも左下隅に決める。
8番Lotta SCHELIN(SWE) ○ 思い切って右上に決める。
11番CRISTIANE(BRA) × 右を狙ったシュートはGKに止められる。
9番Kosovare ASLLANI(SWE) × 左下隅を狙ったシュートはGKに止められる。
9番ANDRESSA ALVES(BRA) ○ 右下隅に決める。
17番Caroline SEGER(SWE) ○ 左下隅に決める。
4番RAFAELLE(BRA) ○ 右下隅に鋭く決める。
5番Nilla FISCHER(SWE) ○ GKの逆に真ん中やや右に決める。
17番ANDRESSA(BRA) × 左上を狙ったシュートはGKが止める。
7番Lisa DAHLKVIST(SWE) ○ 右下隅に決める。
PK戦の結果、3-4でスウェーデンが決勝へと駒を進める。

耐え抜いたスウェーデン
勝つためにというか、負けない事で、決勝に駒を進めるんだという事での、完全な割り切ったスウェーデンのサッカーは、ブラジル相手に何度か危ないシーンもあったが、とにかくゴール前を固めて、耐え抜いて、最終的にPK戦で決勝行きを決めた。
内容的にはブラジルの方が確実に上回っていて、確かに何度か前掛かっていたブラジルの最終ラインの裏を突くようなカウンターを見せる事もあって、得点の可能性はあったが、しかし、内容的には完全にブラジルペースの試合であった。
それでも、守り抜いて、最終的にはPK戦になってでも決勝に行くというスウェーデンの狙いが当たったというべきで、内容でブラジルに上回られたとしても、試合としてはスウェーデンが狙った通りだったと言えるだろう。
こういう大会において、個人的に好きではないが、しかし、割り切ったサッカーでとにかく結果を求めるという意味で、スウェーデンのサッカーは、ブラジルに対して現実的に上回ったという事かもしれない。

ジャイアントキリング
6月のFIFAランキングではスウェーデンは、日本やブラジルよりも上であった。
とはいえ、女子の世界大会において、タイトルを獲得しているのは、アメリカとドイツ、そして、日本とノルウェーだけ。
そして、スウェーデンは、ここまで、ノルウェーに勝って五輪出場権を手にして、大会直前の強化試合で日本に快勝、準決勝でアメリカにPK戦で勝ってきた。
その上で、ここ数年、常に優勝候補に名を連ねてきていたブラジルに、この試合勝利をした。
決勝の相手であるドイツを喰う事で、女子サッカーの王者を全て倒して、名実共に女王となれる。
長らく、女子サッカーを引っ張ってきていたアメリカやドイツに、一度勝ったくらいで、本当の意味で女王が入れ替わる訳ではないが、なでしこジャパンがアメリカに勝利してWCを制した事で、女子サッカーでもパスを繋ぐというサッカーが浸透したように、スウェーデンが、結果を出すことで、ここから先の女子サッカー界のサッカーが、どう変化するのか、それは楽しみである。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。