2016年08月18日 [08:30]   オリンピック | スポーツ | リオ五輪2016 

リオ五輪 準決勝 ナイジェリア vs ドイツ

リオ五輪の男子サッカーも準決勝。
ブラジル入りで苦労して、初戦の日本戦の直前にブラジル入りをするなどハプニングでスタートしたナイジェリアは、その後順当に勝ち上がってきた。
対するドイツは、最も楽なグループCで、ギリギリ突破を果たすなど、苦戦をしながらもしり上がりに調子を上げポルトガルに勝利をして勝ち上がってきた。
先に決勝進出を決めたブラジルと対決するのは、3度目の決勝で2度目の金メダルを目指すナイジェリアか、西ドイツ時代から考えて初、東ドイツから考えたら3度目の決勝進出を目指すドイツか。

リオデジャネイロ五輪 準決勝
[29]アレーナ・デ・サンパウロ
ナイジェリア 0-2 ドイツ
(GER) Lukas KLOSTERMANN(9分)、Nils PETERSEN(89分)
ナイジェリアのスタメンは、18 Emmanuel DANIEL、2 Muenfuh SINCERE、4 Abdullahi SHEHU、6 William EKONG、7 Aminu UMAR、9 Imoh EZEKIEL、10 John Obi MIKEL、13 Sadiq UMAR、15 Ndifreke UDO、16 Stanley AMUZIE、17 Usman MUHAMMED
ドイツのスタメンは、1 Timo HORN、2 Jeremy TOLJAN、3 Lukas KLOSTERMANN、4 Matthias GINTER、5 Niklas SUELE、6 Sven BENDER、7 Maximilian MEYER、8 Lars BENDER、9 Davie SELKE、11 Julian BRANDT、17 Serge GNABRY

ドイツが勝利
序盤、主導権争いをするように互角の攻防が続いたが、9分、右サイドで基点を作って、少し戻しながらナイジェリアのDFを前に少し出させた裏のスペースに飛び出した7番MEYERに絶妙なスルーパスを出すと、その7番MEYERが中に入れた低いクロスを3番KLOSTERMANNが押し込んでドイツが先制。
ナイジェリアも12分にドイツGKがキックを空振りした事で、ボールを奪って決定的なシーンを作るが、13番UMARがシュートを打つ前にGKに止められる。
ドイツが先制したものの、その後は互角の展開で、お互いに奪ってから早い展開で、相手ゴール前に迫るなど、次の得点はどちらが取るのか分からない展開になる。
どちらにも点が入る様な展開のまま時間は経過、どちらも最後の部分で決め切れないままで、このまま終わるかとも思われた89分、高いラインを保っていたナイジェリアの広く出来たスペースで9番SELKEがボールをもって仕掛けていって、やや角度の無い位置からシュート(性のクロス?)、これをファーサイドで18番PETERSENが滑り込むように合わせてゴール、ドイツが試合を決める追加点を奪う。
結局そのままドイツが勝利をおさめ、決勝進出を果たす。

互角の戦い
どちらもコンパクトに保った戦いで、お互いにチャンスも多くあり、互角の試合だった。
もし、そこで差を考えるのであれば、ナイジェリアよりもドイツの方が、僅かにゴール前でボールに詰める出足が早かったという点であったかもしれない。
ドイツの2得点は、まさにその出足の部分で、早いクロスを押し込むことが出来て得点できたのだが、その前段階で、相手のDFラインの裏に飛び出す早さ、2得点とも、相手DFの裏のスペースでまずボールを受けることが出来たというのが大きい。
ナイジェリアも前に出ていって、ドイツゴールを脅かすシーンはあったものの、ゴール前でDFラインの裏のスペース、そこを活かすことが出来なかった。
結果として、どちらにもチャンスはあったが、ナイジェリアのチャンスは結局DFの前でのチャンスでしかなかったのかもしれない。
その意味でも、互角の戦いでありながら、全てにおいてドイツの方がナイジェリアを上回ったと言えるかもしれない。

日本の参考にすべきパス回し
昔のドイツは、フィジカルを活かしたサッカーを中心にしていたように思える。
しかし、現在のドイツは、確かにフィジカルと言う武器もあるが、それ以上に、効果的なボール回しと動き出しを武器にしている。
ブラジルWCで見せたサッカーを頂点にして、現五輪代表に関しても、似たようなサッカーを展開できている。
そして、それは、日本が目指したいサッカーでもあるだろう。
ボールを回す時に、基本とすべき3角形を作るだけでなく、ボールを単純に縦と横に入れるのではなく、ボールを斜めに入れる、それに合わせて、選手は縦や横、斜めに動くなど、人とボールを上手く動かして相手のスペースをついていくと同時にマークを外す。
ドイツの先制点のシーンなどは、日本が狙うべきプレーであろう。
単純に戻すのではなく、相手DFを喰いつかせるように戻すことで、DFラインを上げさせて引き付けておいて裏に出す、そういう相手を動かすようなパス回しと言うのを日本は身につけていきたいとすれば、このドイツのサッカーは日本にとっての教科書になるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。