鹿島騒動
その結果、代表から外された金崎夢。
そして、石井監督は心労から前節をお休み、金崎夢は出場したものの試合はドロー。
この件で思う所を徒然と。
この第26節と27節に関しては、私は鹿島の試合を観ていないので、金崎夢のパフォーマンスがどうだったのかは分からない。
それが代えられるに値する程度のプレーだったのかどうかは分からない。
但し、例え、調子が良かったとしても、試合の流れの中で、監督の戦術変更なども含めて、選手交代を行う。
その結果、例えチームのエースであっても途中交代させられることはあるだろう。
それを踏まえて、選手側に不満を持つなとは言わない。
それでも、それをあからさまに出すのは、やはりプロとしては問題であろうし、失格と言われても仕方がないだろう。
だからこそ、ハリルホジッチ監督は、ここ最近のA代表のFWで序列的に、それこそ、岡崎慎の次くらいに考えていた部分、特に高さの無い前線の中で金崎夢の存在感は大きかったと思うが、それでも招集を見送った上で、異例とは、この人の場合言えないかもしれないが、わざわざ名指しで、懲罰だと言及した位ですからね。
ただ、ここで個人的に気になるのは鹿島の対応である。
心労だったり、体調不良だというニュースが出ていて、実際の状況は分からないが、事実として27節に関しては石井監督は指揮を執っていない。
それに対して、金崎夢はスタメンで起用されてフル出場している。
また、鹿島の公式サイトを見る限りは金崎夢に対して、何らかの罰則等が与えられたという情報は無い。
想像ではあるが、もし、監督と金崎夢の間で何らかの問題が発生していて、その結果が、監督の心労になったとした場合、これは鹿島と言うクラブの問題は大きいのではないだろうか。
クラブと言うのは、基本的には選手よりも監督の立場を尊重すべきである。
そもそも、監督と言う立場は、クラブより勝利を求められて就任するものであり、だからこそ、クラブと言うのは監督を守る立場にあり、選手と監督が対立した場合は、監督の立場に立たないといけない。
選手側の総意として監督に対立しているのであれば別であるが、今回のように一部の選手との問題であるのだったら、そこは監督の言い分を取るのがクラブのあるべき立場であり、その監督に反旗を翻すような、態度は、クラブとしては厳罰とまでは言わないが、それなりの罰則は与えないといけない。
しかし、実際には、チーム事情もあるのだろうが、選手側にお咎めなしの上で、試合に普通に出場させてしまう、そうなったら、今後、監督の指示に従わない、更に進めば練習だったり、采配だったりに従わないという事になってくる。
サッカーは結構大きくピッチ上では選手の判断に任されるのだが、だからと言って、今後、自分は監督の意見に従わなくても良いという雰囲気が出来れば、チームなど成り立つものでも無い。
だからこそ、絶対にクラブは監督を上に置いて、明確な上下関係を作っておく必要があった。
一応、石井監督は復帰するらしいが、この問題は、場合によると根深く、引き摺る可能性がありそうだ。
- 関連記事