2016年09月04日 [09:06]   天皇杯 | スポーツ | 第96回天皇杯 

第96回天皇杯2回戦 新潟 vs 関西学院大

Jリーグ勢も本格的に参戦する天皇杯2回戦。
現在J1では14位、いつも通りと言うべき位置にいる新潟。
昨年の総理大臣杯と冬の大学選手権の優勝校、大学サッカーの頂点としてJ1に挑む関西学院大。
果たして、関学のジャイアントキリングはあるか。

第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会
2回戦 No.49 デンカビッグスワンスタジアム/3,475人
新潟(J1) 5-3 関西学院大(大学王者)
(新潟) ラファエル・シルバ(27分、56分、58分、107分)、成岡翔(112分)
(関学) 青木健登(22分)、山本悠樹(31分)、森俊介(79分)
新潟のスタメンは、21 守田達弥、25 小泉慶、4 舞行龍ジェームズ、24 西村竜馬、7 コルテース、8 レオ・シルバ、13 加藤大、10 ラファエル・シルバ、41 小塚和季、14 田中達也、19 鈴木武蔵の4-1-4-1。
関学のスタメンは、1 上田智輝、18 髙尾瑠、5 米原祐、2 岡山宗星、16 小川原一輝、10 徳永裕大、7 出岡大輝、11 森俊介、29 山本悠樹、25 塩谷知哉、27 青木健登の4-2-3-1。

新潟が勝利
立ち上がりから、どちらかと言うと試合の主導権は関学が握っていて、サイドからの攻撃で新潟ゴールに迫る。新潟も縦に早い攻めを狙うが、しかし、なかなかスピードが上がってこず、22分、右サイドへと縦に素早く繋ぐと、最後は青木健が斜めに走り込んでGKの手の届かないギリギリの左下隅に流し込むようにシュートを決めて、関学が先制。
ただ1点を追う新潟はラファエル・シルバがワンツーを狙ったがDFに当って、これがたまたまワンツーと言う形になって飛び出してきたGKに対して冷静にループシュートを決め27分新潟が同点に追いつく。
更に31分には、左サイドの突破から最後はラファエル・シルバがスライディングシュートを狙うが、これは浮いてバー直撃ゴールなら無いと、逆に関学がゴール正面で山本悠がパスを受けるとフェイントで舞行龍の足を広げさせておいての股下を抜くシュートを決めて、関学が勝ち越す。
後半に入ると、新潟が立て直し、56分、右サイドに流れたボールを関学のDFと競走、一瞬早く関学が追いつくも蹴ったボールが小さく、逆にスピードを緩めずラファエル・シルバがそのクリアしようとしたボールを奪って素早くシュート、これが決まって、新潟が同点に追いつく。
そして、58分、中盤のレオ・シルバからのスルーパスに加速してDFの間を抜けて、GKの動きを見極め、冷静にループ気味のシュートを決め、新潟が逆転。
流れが完全に新潟に移っている中で、関学が右サイドでパスを繋いで、髙尾瑠がDFを4人ひきつけておいて、森俊が斜めに走りマークを引きはがして、完全にフリーになってシュートを決め、79分、同点に追いつく。
その後、どちらも攻め切れず、勝敗は延長へ。

延長も互角の展開、どちらも早い展開を狙うと、延長前半アディショナルタイムに、完全に裏に抜け出した魚里直を小林裕が後ろから倒してファール、得点機阻止のRCで一発退場、良い位置で得たFKを出岡大が狙うが、シュートはバー直撃でゴールならず。
延長後半、開始直後に一人少ない新潟は、左サイドから仕掛けて早いクロスをコルテースが入れると、中央でラファエル・シルバが頭で合わせて4点目。
更に、112分、中盤でボールをカットした新潟は、そこから右サイドの成岡翔に出すと、冷静に決めて、新潟が勝負を決める5点目を奪う。
終了間際に一矢報いようと、関学の攻撃は、左サイドからのクロスが抜けてファーサイドで飛び込んだ米原祐がシュートに行くが、ミートし切れず枠を外して、試合終了、結局、新潟が最終的に競り勝って勝利。

最終的には地力の差
終ってみれば5-3で新潟が勝ったものの、内容的には関学も勝てる可能性が高く、前半だけで言えば、新潟よりも関学の方が強かったと言っていい。
それだけ良い形で入って、しかも、同点にされてもすぐさま勝ち越すなど、完全に流れを掴んでいた。
ただ、前半から飛ばしていた事が、最終的に120分の戦いとなった事で耐え切れなかったのかもしれない。
後半逆転を許したものの、何とか同点に追いつき、延長の戦いになったが、流れは新潟の方が優勢であったが、延長の前半終了間際、決定的なFKのチャンスを決め切れなかった。
あそこで、試合は決まったのかもしれない。
延長の後半、新潟は一人少ないながらも、それを全く感じさせず、関学が劣勢になる、新潟が一人少なくても地力で上回っていて、そのまま押し切って勝ったという形になった。
それでも、運動量で新潟を圧倒して、後少しまで追い詰めていた関学は、大学王者として、見事な戦いを見せたと言えるだろう。

二人のシルバ
この試合の新潟は、まさに、二人のシルバの個人の力で勝ったと言っても良い。
日本人選手の力は、関学と新潟で大差は無かった、力の差は、外国籍選手を入れることが出来ていた、その外国籍選手が、一段階以上上のレベルだったという事だろう。
4得点とったラファエル・シルバは、まさに素晴らしい結果、個人技だったりで点を取ったり、冷静なプレーを見せて、日本人FWにも、ゴール前であれだけ冷静にプレーをして欲しいと思いますね。
それだけ、点取り屋と言う言葉が相応しいプレーを見せて結果を出した。
そして、それ以上に、やはりレオ・シルバ。彼がJリーグにきてから、JリーグでNo.1のCHとして君臨を続けていて、日本人とは完全に一線を画す力の差を見せている。
教科書と言っても良い位の見事なプレーではあるが、この試合も、守備面で関学の中央の攻めを止めるのもそうだが、ここぞという所では出足鋭くボールを奪って、ショートカウンターに繋げる。
レオ・シルバのスルーパスから得点を奪ったというシーンもそうだが、攻撃では、本当に視野の広さで、一瞬にしてゴールに繋げるようなパスを供給できるし、本当に攻守両面での彼の存在感は、日本人には出せないレベルにありますね。
あのレベルに到達した選手が出た時、日本のサッカーも更に一つレベルを押し上げられる気がしますね。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。