2016年09月07日 [08:50]   FIFAワールドカップ | スポーツ | WC/ロシア2018 

WC2018アジア最終予選 タイ vs 日本

初戦のUAE戦で、逆転負けを喫しての、黒星スタートとなったロシアWCへのアジア最終予選。
第2戦はアウェーでのタイ戦。
イラクよりも上の順位で最終予選進出を決めたとはいえ、無駄に危機感を煽られるのではなく、冷静に力を出して、まずは、1勝を挙げる事が大切な試合。

FIFA WORLD CUP - Final Qualification Round
[5]グループB タイ・ラジャマンガラ・スタジアム/44,500人
タイ 0-2 日本
(JPN) 原口元気(18分)、浅野拓磨(75分)
タイのスタメンは、1 Kawin THAMSATCHANAN、19 Tristan DO、17 Tanaboon KESARAT、15 Korawit NAMWISET、3 Theerathon BUNMATHAN、21 Pokklaw ANAN、7 Charyl CHAPPUIS、13 Narubadin WEERAWATNODOM、18 Chanathip SONGKRASIN、4 Kroekrit THAWIKAN、10 Teerasil DANGDAの4-2-3-1。
WC2018アジア最終予選 タイ vs 日本
日本のスタメンは、12 西川周作、19 酒井宏樹、6 森重真人、22 吉田麻也、21 酒井高徳、16 山口蛍、17 長谷部誠、4 本田圭佑、10 香川真司、8 原口元気、18 浅野拓磨の4-2-3-1。

前半
日本のキックオフで試合開始。
立ち上がりから日本が攻めて、タイが受ける形だが、タイは、前からプレスを仕掛けてこず、基本的には自陣に下がって受けに回るので、日本は、後ろではゆっくりと回せて、そこからサイドを崩す、もしくは、前線でシンプルに上げて勝負するなど、優勢に日本が試合を進めるものの、なかなか最後のゴールを奪えず、12分には、左サイドでFKを得ると、香川真が入れたボールをファーサイドで本田圭が合わせたが、ゴールギリギリで17番KESARATがヘディングでクリア。16分には、右CKから入れたボールを中央で吉田麻が落として、森重真が押し込みに行くが、シュートはGKの正面で止められる。
なかなか点が取れなかった日本だったが、18分、右サイドの酒井宏からのクロスを中央からニアサイドに動いた本田圭にDFが引き付けられて出来たスペースに入り込んだ原口元が頭で合わせてゴール、日本が先制する。
更に24分には、日本は、左サイドで浅野拓が上手くDFをブロックして裏に抜けると、そこから中に早いクロス、そこに完全にフリーで入った本田圭だったが、右足インサイドで狙ったシュートは空振り。
28分、日本は森重真がボールの空気圧が減っているのではないかと、主審にアピール、主審が確認した後、森重真にYCが出て、タイにFKを与える(何故?)
日本が優勢に試合を進めるものの、タイもカウンターを狙っていく展開の中で、40分、主審は、試合を中断して給水の時間を取る。
42分、日本は浅野拓のポストプレーからボールを受けた本田圭がシュート、これがDFに当ってコースが変わるも、GKが好セーブを見せる。
アディショナルタイムには、右サイドからのクロスにファーサイドで本田圭がヘディングシュート、これはGKが好セーブ、更にこぼれ球を香川真が押し込みに行くがDFにブロックされる。
結局、前半は日本が1点リードで折り返す。

リードを活かせるか
前半は、ほぼほぼ日本ペースに試合展開で、特にサイドからの攻撃で完全にタイの守備陣を崩した。
何度もチャンスを作っていて、原口元が上手く先制ゴールを奪う事が出来たものの、その後の追加点などを奪う事は出来なかった。
何度となく決定的なシーンはあったものの、押し込みきる事が出来なくて、前半は1点リードだけで折り返すことになった。
UAE戦よりも攻撃パターンは悪くは無かったが、タイの守備陣が下がっている事もあって、余裕をもってボールを回せたという事実が大きく、それでもタイはカウンターを仕掛けてきていて、日本の方も少し自分たちのミスがあって危ないシーンもあった。
追加点を奪える時に奪えないと、少し嫌な印象をもってしまった部分はある。
ただ、1点リードをしているのは間違いなく、いつもの日本の無駄な放送による危機感の煽りである、1点リードは危険と言う無意味な焦りを持つ必要はなく、1点をリードしているのですから、後半は、その1点リードを活かして戦ってほしい。
前半に長谷部誠が危ないパスミスで、それは、UAE戦のPKに繋がったシーンだったりと言う部分もあり、自陣ゴール前でのボールの扱いと言うのは注意が必要と言う当たり前の事をきっちりとやってほしい。
まずは追加点を奪うよりも、自分たちが1点リードをしていて、相手に得点を与えなければ勝ちであり、相手が点を取る為に前に出てきた所で、いなしておいて可能なら追加点を奪うという戦い方を、今の日本はアジアでやっていかないといけないし、そういう試合の中での戦い方、ギアの入れ方と言うのを身につける事が必要なので、そういう試合を後半を見せて欲しい。

後半
どちらも前半終了から交代は無く、タイのキックオフで後半開始。
後半立ち上がりからタイが仕掛けてくるが、日本もきっちりと対応すると、54分、ゴール前で日本が押し込みゴールに押し込みに行くが、しかし、タイが粘ってゴールを奪えず。
先に動いたのは、タイで、58分、13番Narubadin WEERAWATNODOMに代えて9番Siroch CHATTHONGを投入する。
61分、中盤の山口蛍から一気に前線に放り込んだボールを右サイドで酒井宏がヘディングで競って落とし、それを本田圭がトラップから右足でシュートに行くが、しかし、GKの好セーブに阻まれる。
タイが前からきているが、危なげなく日本ペース、しかし、70分、日本は18番SONGKRASINに上手く逆をついたスルーパスを出されて、10番DANGDAが抜け出すが、吉田麻が体を当て、西川周が上手く間合いを詰めてシュートコースを潰してシュートを止め、日本はこの試合最大のピンチを防ぐ。
75分、左サイドからのクロスにファーサイドに流れながらフリーでヘディングシュートを香川真が放つも、これは枠を外す。
しかし、日本は、その後のタイが中盤でミスパス、それを長谷部誠がほぼクリア気味に相手のDFの裏に蹴ると、そこに一気に走り込んだ浅野拓が、17番KESARATの処理ミスを誘って奪ってから冷静にゴールに流し込み、日本が追加点を奪う。
タイは77分、7番Charyl CHAPPUISに代えて12番Prakit DEEPROMを投入する。
2点を追うタイが攻勢を強めると、日本は少し耐える展開になって、日本はクリアミスやパスミスなど自らピンチを招くようなバタバタした展開になる。
日本は、82分、浅野拓に代えて武藤嘉を投入する。
83分、タイが裏に抜け出そうとした所でPAを飛び出して西川周が止めに行くが、ファールでYC、ここで、タイは4番Kroekrit THAWIKANに代えて2番Peerapat NOTECHAIYAを投入する。
日本も86分、本田圭に代えて小林悠を投入する。
タイの方がリズムが良くなってきていたが、89分、12番DEEPROMがファールで、この試合2枚目のYCで退場、タイが一人少なくなる。
アディショナルタイムに入った所で、日本は原口元に代えて、宇佐美貴を投入する。
宇佐美貴が個人技からチャンスを作るなど、流れを変えることが出来て、そのままアディショナルタイム4分が経過し、日本が勝利。

順当勝ちと危ない守備
油断できるわけでもないのだが、しかし、それでもタイであれば負ける相手ではなかった。
もしこれが日本ホームであれば勝てない可能性もあったが、タイホームであった事もあって、日本が勝てる可能性は高かった。
それも踏まえて、順当に勝つ事が出来たと言えるが、それでも、もう少し、決定機を決めていれば、もっと楽に戦えた。
ただ、2点リードをして順当に勝ったとはいえ、終盤のタイの攻撃に対して、日本の守備陣の慌てようはなんだ。
経験の浅い、若いチームでもあるまいし、パスやクリアが中途半端、相手にボールを渡して自分たちでピンチを招いて、余計慌てる。
はっきり言えば、この試合の危ないシーンは、一度を除いて、全て自分達で招いている。
UAE戦で相手にセットプレーから失点をして、そのファール自体は、不可解だったりと言えたとしても、そのファールに至る前のプレーは自分たちでミスをして危ないシーンを作っていた。
結局、自分達で自分の首を絞める行いをしていたと言える。
タイは結局決めることが出来なかったので、日本は0点に抑える事が出来たが、こういう守備では、相手がもう少し力があれば、簡単に逆転を許してしまっただろう。
まずは、どう守るのか、最終ラインの安定は何よりも重要になるだろう。



個人的な個人評
12 西川周作 6.0 あまりプレー機会は無かったが、それでも最後まで集中を切らせなかった。
19 酒井宏樹 5.5 先制点や決定機を演出するクロスを供給、攻撃面では良かったが、守備の安定を欠いた。
6 森重真人 5.0 守備そのものより奪ってからのプレーの選択でミスが目立った。
22 吉田麻也 5.0 終盤でのタイの攻勢に対してバタバタしすぎ、もう少し安定させるべき。
21 酒井高徳 5.5 決定機を作るクロスもあったが、こちらも守備での安定感を欠いていた。
16 山口蛍 6.5 本日のMOM。彼が中央を抑える事でタイのカウンターや攻撃を悉く封じた。
17 長谷部誠 4.5 最も守備を不安定にさせた要因。不用意なパスで相手にチャンスを与えた。
4 本田圭佑 5.0 勝ったから良かったが、決定機を外し過ぎた。
14 小林悠 -- 評価できず。
10 香川真司 5.5 決め切れなかったのはマイナスだが、動きは悪くは無かった。
8 原口元気 6.5 先制点を含めて攻撃での仕掛けと守備での頑張りを見せた。
11 宇佐美貴史 6.0 悪い流れを個人技で断った。短い時間で存在感を発揮した。
18 浅野拓磨 6.5 追加点のゴールは見事、それ以外も前線で良く裏を狙っていて相手にとって脅威になれていた。
20 武藤嘉紀 5.5 前線でボールをおさめて欲しかったが、なかなかボールを呼び込めなかった。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。