2016年09月21日 [08:46]   サガン鳥栖 | スポーツ | Jリーグ/2016 

J1/2016 第29節 鳥栖 vs 広島

J1も第29節。
ここ5試合を2勝1分2敗として、現在は11位としている鳥栖。
前節の敗戦もあって、ここ5試合は3勝2敗として、順位を5位に下げた広島。
共に前節敗戦しているだけに、ここで勝利をしておきたい試合。

Jリーグ2016 Division1 第29節
ベストアメニティスタジアム/12,068人
鳥栖 2-3 広島
(鳥栖) 谷口博之(71分)、金民友(77分)
(広島) 塩谷司(34分)、ピーター・ウタカ(57分)、茶島雄介(62分)
ホーム鳥栖のスタメンは、33 林彰洋、8 藤田優人、5 キム・ミンヒョク、29 谷口博之、23 吉田豊、10 金民友、14 高橋義希、30 福田晃斗、24 鎌田大地、9 ムスタファ・エル・カビル、11 豊田陽平の4-3-1-2。
アウェー広島のスタメンは、1 林卓人、33 塩谷司、5 千葉和彦、4 水本裕貴、14 ミキッチ、6 青山敏弘、28 丸谷拓也、18 柏好文、25 茶島雄介、30 柴﨑晃誠、9 ピーター・ウタカの3-4-2-1。

広島が逃げ切る
立ち上がりから広島ペースで、7分には、ピーター・ウタカがDFラインの裏に抜け出し、GKもかわす決定的な場面を作るが、ピッチに足を取られてシュートできず。
広島が決定機を作りながらも点を取れないと、鳥栖の方も、ムスタファの強烈なミドルなどチャンスを作り出す。
優勢に試合を進めながらゴールを奪えなかった広島だが、34分、高い位置でボールを奪って、下げた所で中央、距離のある位置でボールを受けた塩谷司が大きなスペースを活かして思い切ったロングの無回転シュートを放つと、これがGKの頭の上を貫いてゴール、広島がスーパーゴールで先制する。
1点リードを許した鳥栖が攻勢を強みて、流れがやや分かってきた中で、後半開始早々、鳥栖が良い位置でFKを得ると、ゴール前に入れたボールに、谷口博がヘディングシュート、これに更に飛び込んだ豊田陽はボールに触っていなかったが、この谷口博か、その後の豊田陽かのプレーがオフサイドの判定でノーゴール、これに猛抗議したフィッカデンティ監督が退席処分を受ける。
更に、52分には、右サイドを突破した鎌田大からのクロスにニアサイドでDFの前に飛び込んだムスタファが合わせてシュート、しかし、これはポスト直撃などゴールを奪えないと、57分、広島がパスを繋いで、オフサイドギリギリで上手く反転して裏に抜け出したピーター・ウタカがキム・ミンヒョクとの体の当て合いに勝って、最後はGKの動きを見極めて冷静にゴールに流し込み、広島が追加点を奪う。
更に62分、広島が左サイドで基点を作ってから、パスを繋いで右サイドへと展開、そこから縦に入れて茶島雄にボールが入ると、縦に抜けてクロスと見せかけてDFを緩急でかわすと中に持ち替えて左足でシュートを決め、広島が3点目を決める。
3点リードを終わらず、更にゴールを狙う広島だったが、71分、右CKをショートコーナーで始めてタイミングを外してゴール前に入れると、谷口博がDFと競り合いながら左足アウトサイドで押し込んでゴール、鳥栖が1点を返す。
77分、1点を返して勢いを増す鳥栖が、金がPAに入った所でパスを受けるとDF二人の僅かな間を抜いたシュートを決め、鳥栖が1点差に詰め寄る。
1点を追う鳥栖と、突き放しにかかる広島が最後まで勝負を続け、次の1点が勝敗を分けるかと言う展開のまま試合終了、広島が3-2で逃げ切る。

最後まで分からない試合
何となく試合前はロースコアに終わるかと思われた試合は、立ち上がりはまさにそんな雰囲気だった。
広島はボールを回しながらも鳥栖の守備を崩しきれず、鳥栖はそのパス回しをカットしてショートカウンターを狙うが、ゴールを奪えず。
そんな、やや膠着しそうな展開を打破したのが、塩谷司のスーパーゴールで、試合の流れを大きく変え、鳥栖がペースを握るようになってきた中で、広島が後半に2点を奪って試合を決めたかと思った。
そこからの25分は、今度は鳥栖が猛攻、見事に2点を返して、勢いを増すと、広島も真っ向から受け立つ感じで、お互いに次の得点を狙う。
そんな攻撃的な姿勢がぶつかり合って、終了の瞬間まで、どうなるか分からないまま進んだ試合は、結果として、どちらも次の得点、この試合の6点目が生まれず、結果広島が勝利で終ったが、最後の最後までどちらが勝ってもおかしくない試合だった。
鳥栖は届かなかったと言う試合であり、広島にとってみれば、負けたと思った試合が勝てていたという、何と言うかお互いに力を出し切った結果、一応広島が勝利したという事だったのかもしれない。

届かなかった鳥栖
後半早々の鳥栖にとってみれば不可解な判定と言うか、不運な判定もあって、最終的に広島に届かなかった。
しかし、内容的に、もし後5分あれば、もしかしたら、逆転していたかもしれない。そんな惜しい試合でもあった。
良く「2点差は危ない点差」と言う言葉を私は否定してきていましたが、まさに、その言葉が嘘だというかのように、この試合、3点差をつけて、広島にとってみればセイフティリードと言う気持ちが無かったかと言うと、そんな事は無いだろう。
ただ、4点目を狙った広島に対して、鳥栖が1点を返すと、完全にゲームの勢いはひっくり返っていた。
それだけに、後少しの時間があれば逆転できていただろうと感じる内容になっていたが、それでもサッカーは90分しかない。
その90分で逆転する事が出来なかったという事、事実としてはそれだけであり、鳥栖の反撃は遅かったという事になるのだろう。

後味の悪い勝利
広島にとってみれば勝ちは勝ちですし、連敗せずに済んだことで、まだまだ、優勝の可能性を残したという事が言えるかもしれない。
ただ、3点差を付けた後、4点目を狙いながらも逆にゴールを許して1点差まで詰め寄られた。
しかも、その後の広島にもチャンスがあったが、ゲームとしては完全に鳥栖の勢いに飲まれていた感じがあり、ベンチの采配としては4点目を狙うかのような部分があったが、何となく流れに乗り切れないままだったように思える。
塩谷司のスーパーゴールで先制した広島が、良い形で3点目まで取れていったのだが、しかし、そこからの2失点が、今季の広島を象徴しているようにも思える。
昨季の優勝した広島や、その前2連覇をした時の広島の勝負強さと言うか、勝つべくして勝つというような強さを感じさせない危なっかしいサッカーになっている。
それでも勝ったのだから、と言う事も言えるが、しかし、やはり、現実問題として、今季の成績にも表れている。
ここから巻き返しを図るためにも、まずは、チームとして試合の流れに合わせて、どう戦うのか意識を統一したような、チーム全体のゲームセンスを取り戻す事、それが、今の広島にとって必要な部分ではないだろうか。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。