2016年09月20日 [09:34]   FIFA U-17 World Cup | スポーツ | U-17/インド2017 

AFC U-16選手権2016 キルギス vs 日本

来年のU-17WCのためのアジア最終予選。
初戦のベトナム戦を7-0で大勝した日本は、第2戦で、オーストラリアに勝利したキルギスと対戦する。
この試合に勝って、もう一試合でベトナムが引き分け以上の場合は、日本のGS突破が決まるだけに、まずは勝って王手をかけたい所。

AFC U-16選手権ベトナム2016 グループB
[11]第2節 GMC Stadium/250人
キルギス 0-8 日本
(JPN) 棚橋尭士(34分、54分、80分PK)、久保建英(42分、92+分)、中村敬斗(43分、52分)、鈴木冬一(56分PK)
日本のスタメンは、1 谷晃生、7 菅原由勢、5 瀬古歩夢、16 監物拓歩、3 小林友希、6 喜田陽、10 福岡慎平、8 鈴木冬一、13 中村敬斗、14 棚橋尭士、9 久保建英の4-2-2-2。
AFC U-16選手権2016 キルギス vs 日本

前半
キルギスのキックオフで試合開始。
立ち上がり、キルギスも前に出てきていて、日本にとって劣勢とまでは言わないが、互角の立ち上がりとなり、どちらかと言うとキルギスの方にチャンスと言うか形が出来て、日本はなかなか形が作れない。
日本は流れが悪い中で、30分、早々に動いて、小林友に代えて、4番平川怜を投入する。
なかなか形を作れなかった日本だったが、34分、自陣から一気に左サイドの裏を狙って蹴ったロングボールに対して、相手DFがクリアしようとした所で、棚橋尭がカットしてそこから中に切れ込み、角度が無い所でGKのニアサイドを抜くシュートを決め、日本が先制。
これでリズムが出たのか、40分に、キルギスの選手が一旦治療の為にピッチの外に出て一人少ないタイミングで、42分、右サイドからの崩しから、キルギスがクリアし切れずにいたボールを拾った久保健が一発のフェイントでDFをかわしてシュートを決めて、日本が2点目。
更に、その1分後には、今度は中村敬がゴール正面でパスを受けて冷静にゴールに流し込んで、3点目を奪う。
前半は、そのまま日本が3点リードで折り返す。

冷静に点を重ねる
立ち上がりキルギスが前から来て、日本はなかなか良い形でボールを回せなかったのだが、その劣勢のところで、GKの谷を中心に良く守れていた。
確かに序盤はキルギスにペースを握られるような感じではあったが、しかし、それ程危ないという感じはなく、対応は出来ていたと思える。
そして、そうやって対応しておいて、選手交代なども含めて、選手のポジションを変える事で、流れを変えて、相手の隙をつくように点を奪う事が出来た。
この辺、森山監督の特徴と言うべきか、初戦もそうだったが、早め早めに動く感じで、30分に流れが悪かった事で、選手交代を行ってきたが、この試合でも、これが奏功したのは、すぐさま得点できた事で成功したと言えるだろう。
また、16歳の選手たちではあるが、メンバー全体が冷静にサッカーが出来ている事もあって、序盤の悪い流れの中でも浮き足だつことなく、じっくりと自分たちのサッカーを積み上げる強かさがある。
オーストラリアに勝って勢いに乗っているキルギスであるが、現状では、日本の方が一枚以上上手で、勢いでどうこうなるという雰囲気の無い試合運びが出来ているので、それを続けて欲しい所だ。

後半
キルギスは交代は無く、日本も前半終了から代えないまま、日本のキックオフで後半開始。
キルギスは最初のワンプレーが終わった所の46分に、22番SYDYKOV ZHENISHBEKに代えて23番KANYBEKOV ADILETを投入する。
後半立ち上がり早々、久保健からのスルーパスに上手く横に走ってオフサイドに掛からず抜け出した中村敬がゴールに流し込み、日本が52分、4点目を奪う。
更に54分には、棚橋尭がドリブルでDFをかわして、フリーの味方に出さずに、思い切った意表を突くシュートを決めて日本が5点目。
勢いに乗る日本はテンポの良いパス回しから、右サイドで裏に抜け出そうとした鈴木冬が後ろから足を引っかけられて倒されてPK、これを鈴木冬自らが左サイドに決めて56分、日本は6点目を奪う。
ここで、日本は福岡慎に代えて、2番桂陸人を投入する。
キルギスもこの後に、8番SHARSHENBEKOV ARLENに代えて11番TIMUR UULU OROZBEKを投入する。
61分にも、更にゴールのチャンスがあったが、日本のシュートは、ギリギリでキルギスのDFが防ぐ。
ここで、キルギスは最後の交代で、19番BORUBAEV GULZHIGITに代えて17番OROZBEK UULU SYRGABOLOTを投入する。
日本が押し込み続けるが、キルギスはゴールギリギリの所で体を張って守り続ける。
日本は69分、瀬古歩に代えて、19番菊地健太を投入する。
少し、日本が攻め疲れたというのか、ペースが落ちてきていて、そこからキルギスがチャンスを作るが、しかし、日本はきっちりと対応してゴールを許さず。
少し流れが停滞していた日本だったが、79分、棚橋尭へとパスを出すと、棚橋尭が左サイドから仕掛けて低いクロスを狙った所で、滑っていた相手の手に当りハンド、このPKを棚橋尭が自ら右下隅にきっちりと決めて、80分に、7点目、棚橋尭はハットトリックを達成する。
アディショナルタイムに、平川怜の仕掛けから、ワンツーを狙ったパスを久保健に出すと、久保健は折り返さず、反転してシュート、これが決まって、日本は8点目を奪う。
結局、日本が8-0で勝利。

2戦連続圧勝
今大会に対する、現U-16日本代表の期待に対して、見事に2試合連続圧勝と言う形で応えてくれている。
この試合、先にも書いたようにキルギスはオーストラリアに勝ったという勢いを活かして、序盤から高い位置からのハイプレッシャーをかけてきて、日本はなかなか思う通りにボールを回せておらず、自分たちのサッカーが出来ていなかった。
ただ、先日のベトナム戦でも書いたが、良い意味でこのメンバーは大人であって、思い通りどころか、どちらかと言うとやり辛いという展開の中で、冷静に対応して浮き足だつという事が無かった。
悪い方向で考えた時に、リードを許した所で、何が何でも点を取るんだという気迫の様なものが出てくるのかという部分はあるが、現状のアジアでの力関係を考えた時に、一歩も二歩も抜きんでた力を発揮できていると言える。
前半の間に、ベンチからの指示でポジションチェンジをして、キルギスのマークを混乱させておいて、その上で、相手のミスを逃さず点を奪っていく事が出来る。
そういう強かさに関しては、本当に今のA代表にも欲しい部分だと感じさせらる。
後半には、キルギスも前半からのハイペースで、前からのプレスがあまりかけられない中で、日本が得点を重ねてゲームを決めておいて、キルギスが仕掛けてきた所では、きっちりと守備陣が対応。この辺はベトナム戦と比較しても守備陣が仕事をする部分は多かったが、それも悪く無く対応できていて、この2試合だけで考えた場合は、日本は、抜きんでた力を発揮できていて、U-17WC出場は十二分に期待できる。
後は、油断せずに自分たちの力を発揮できれば、相手に関わらず、それこそ、アジアを制する力も十分あると思える。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。