2016年09月26日 [09:09]   FIFA U-17 World Cup | スポーツ | U-17/インド2017 

AFC U-16選手権2016 日本 vs UAE

来年のU-17WC出場をかけたU-16選手権。
GLを圧倒的な力で勝ち上がった日本にとって、本当の本番となる試合。
この試合で勝たないとU-17WC出場は無いベスト8の対戦相手はUAE。
昨年のACで、そして、今年のWC最終予選の初戦で日本に立ち塞がり、日本にとって苦杯をなめさせられた相手であるが、U-16代表でA代表のリベンジを果たしたい。

AFC U-16選手権ベトナム2016
[26]QF GMC Stadium/2,428人
日本 1-0 アジア首長国連邦
(JPN) 瀬古歩夢(31分)
日本のスタメンは、1 谷晃生、6 喜田陽、7 菅原由勢、5 瀬古歩夢、19 菊地健太、4 平川怜、10 福岡慎平、9 久保建英、13 中村敬斗、11 宮代大聖、14 棚橋尭士の4-2-2-2。
AFC U-16選手権2016 日本 vs UAE
UAEのスタメンは、1 ALHARETH SALEM、15 MANEA AYDH、3 SULTAN SAEED、4 MAJED ABDULLA、23 HAMAD JASSIM、5 MAJID RASHID、6 MOHAMED AREF、11 MOHMED ALI KHAMIS、10 ALI SALEH AMRO、13 ABED ALAZEZ DAWOD、14 AHMAD FAWZIの4-2-2-2。

前半
UAEのキックオフで試合開始。
立ち上がりから日本が良い形で入って、ボールを奪えば早い仕掛けからミドルシュートなどを放ってUAEのゴールを脅かし、9分には右サイドでのFKで久保健が直接狙うが、ここは大きく枠の上を超える。
14分には、高い位置でボールを奪った喜田陽がミドルシュートを放つも、GKが触って止められる。
26分には久保健がドリブルで仕掛けていってシュートまでいったが、これはGKの正面。
何度となく仕掛けていく日本は決め切れなかったものの、試合の主導権を握っており、UAEもカウンターを狙ってくるものの、奪われたら、すぐにプレスを掛けてボールを奪いに行くことが出来ており、UAEにまともに攻撃をさせない。
何度も仕掛けてCKのチャンスも作り出すと、31分、右CKからゴール前に放り込んだボールをGKの前に入った平川怜はシュートできなかったがキャッチし切れずこぼした所で、瀬古歩がゴールに蹴り込んで、日本が先制。
その後も、日本がペースを握っていて、優勢に試合を進めるが、追加点を奪う事は出来ず、前半は日本が1点リードで折り返す。

持ち味の出た前半
GLを圧勝して勝ち上がってきた日本だが、とにかくこの試合に勝つ事が大前提であり、その相手がUAEと言う事だったが、それだけ重要な試合ではあったが、しかし、日本の選手は、特に気負いも無く、冷静に試合の立ち上がりから、前線からのプレスを仕掛けて、ドリブルやパスでゴールを狙うという、これまでと同じように相手に対して自分たちのサッカーを展開していく。
この辺が、本当にこの代表の特長であり、強みである。
良い形でこの試合も入れて、ボールを奪われてもすぐさまプレスを掛けて、ボールを奪えなくても相手のカウンターを封じておいて、UAEの狙うカウンターは出てこず、全くUAEにサッカーをさせていなかった。
完全にゲームを有利に運んで、1点しか奪えていないが、それでも優勢に試合を進めている事は間違いなく、後は、このまま優勢に押し切れるかどうかだろう。
これまでの試合でも、後半に大量得点を奪って勝ってきているので、この試合も後半に得点を奪って勝ちきれれば言う事はない。
ただ、大前提は勝つ事であり、これまでの試合と同じく冷静に戦えること、このまま失点をしない事も大切だが、これまでの試合で無かった、もし同点に追いつかれた場合でも、慌てる事無く勝ち越しゴールをきっちりと奪えることが重要。
とはいえ、一番なのは、おそらく仕掛けてくるだろうUAEに対して、1点リードを活かして、相手の攻撃をいなしておいて、自分たちが追加点を奪えるなら奪っていく戦い方が出来れば、最も良いだろう。
それだけの事が出来る代表だと思える。

後半
どちらも交代は無く、日本のキックオフで後半開始。
後半立ち上がりから予想通りUAEも前から来たが、日本も50分には棚橋尭、そして、57分には、中村敬がチャンスを掴むも、ここは決まらず。
日本がペースを握っていたが、追加点を奪えないと、徐々にUAEが押し込んできて日本ゴールに迫ってくるが、しかし、ここは守備陣が対応して何とか防ぐも、ボールを繋ぐことが出来ず、日本はなかなかリズムに乗る事が出来なくなる。
流れの悪い中で、66分、日本は中村敬に代えて18番山田寛人を投入すると、いきなり、その山田寛がボールを高い位置で奪ってシュートまで行くが、ここは枠を外す。
山田寛が入ってリズムが改善した日本が押し込んでいくようになって、ただ、UAEもカウンターを狙うと、72分、UAEは11番MOHMED ALI KHAMISに代えて7番ABDULLA ALNAQBIを投入。
75分には、UAEに右サイドの13番ABED ALAZEZ DAWODからのクロスに7番ABDULLA ALNAQBIがシュートと言う決定機を作るも、GKの谷が止める。
80分、日本が仕掛けていって、宮代大がPA内に仕掛けていった所で4番に足を引っかけられて倒されるとPK、これを宮代大自らが蹴ったが、これは右ポストに直撃で、日本追加点ならず。
81分、UAEは6番MOHAMED AREFに代えて21番YOUSIF ALZAABIを投入する。
PKを止める事でUAEがペースを握るかと思われたが、日本は特に変化せず冷静に対応して、試合の流れを変えず、86分には、再び決定機を掴むもゴールならず。
ここで、日本は棚橋尭に代えて2番桂陸人を投入する。
更に日本は89分に久保健に代えて8番鈴木冬一を投入する。
UAEも90分、最後の交代で13番ABED ALAZEZ DAWODに代えて18番ALI HASSANを投入する。
ここでUAEも激しくボールを奪いに来て、一気に前線に放り込んでくるようになるが、日本も無理に繋ぐのではなく、まずは安全に跳ね返す事を選択する事で、危なげなく対応しておいて、逆に日本がカウンターから、最後は鈴木冬がシュートと言う決定機を掴むが、GKの好セーブに阻まれる。
結局、日本のこの攻撃の後のプレーで試合終了、日本が1点差で勝利。

苦しかったが危なくなかった試合
これまでの試合では決められていた所で決められなかった事で苦しくなってしまった試合だった。
ただ、守備面では、相手に一度決定機を与えてしまったが、それ以外では、危ないシーンはほとんどなく、攻められている時にも安定した守りを見せた。
この守備の安定感が、今の日本の強さに繋がっていると言える。
予想通りUAEが後半仕掛けてきたのだが、そこを冷静にいなしておいて、悪い流れを、山田寛を投入して流れを掴んだ。
この辺の采配に関しては、これまでの試合でも絶妙であって、ある種の結果論による部分での評価となる監督の采配ではあるが、間違いなく結果論として監督の采配は成功している。
リズムが悪くなっている中で、山田寛を入れて、前線で動きを作り出すことで、ボールを引き出すことが出来るようになって、また、前線から再び追いかける事が出来たので、中盤から少しアバウトなパスでも追ってくれることでリズムを取り戻すことが出来るようになった。
また、采配として上手くいっているだけでなく、これまでも何度も書いたが、このチームは全体的に大人なプレーが出来ていて、PKを外して一気に気落ちするかと思ったが、特に問題なく、それまでと同じく、良いように言えば冷静に、少し悪く言えば淡々と戦えていた。
この辺の特徴を強みとしていく事が出来るか、この試合の勝利で、U-17WC出場を決めたが、ここから先は、そのU-17WCで戦って勝つために、そして、どうせなら、U-16選手権優勝を目指した戦い、ある種の枷が外れた日本が、どう戦うのか、リスクを冒したサッカーを見せて欲しい。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。