2016年10月27日 [08:55]   柏レイソル | スポーツ | Jリーグ/2016 

J1/2016 第32節 柏 vs 鳥栖

残り3節となるJ1第32節。
ここ5試合を3勝2分と好調で、4位G大阪と勝点で並ぶ5位柏。
4試合勝ち星無く、5試合を1勝1分3敗と結果が出てこない12位鳥栖。
3位鹿島との勝点差が8、残り全勝で3位を狙っていく柏。

Jリーグ2016 Division1 第32節
日立柏サッカー場/10,140人
柏 2-3 鳥栖
(柏) 田中順也(66分)、クリスティアーノ(91+分)
(鳥栖) 鎌田大地(40分、72分)、富山貴光(46+分)
ホーム柏のスタメンは、23 中村航輔、8 茨田陽生、4 中谷進之介、2 鎌田次郎、22 輪湖直樹、17 秋野央樹、25 小林祐介、19 中川寛斗、14 伊東純也、9 田中順也、34 ドゥドゥの4-1-2-3。
アウェー鳥栖のスタメンは、33 林彰洋、8 藤田優人、5 キム・ミンヒョク、29 谷口博之、23 吉田豊、25 早坂良太、14 高橋義希、30 福田晃斗、24 鎌田大地、18 富山貴光、11 豊田陽平の4-3-1-2。

鳥栖が逃げ切る
立ち上がりはお互いに良い形で入って、どちらかと言うと、柏の方がプレスが効果的に決まって、パスを繋いで行って良い形を作れる展開だったが、40分、左サイドからパスを受けた鎌田大が豊田陽とのワンツーで中に流れてシュート、これが決まり、劣勢の鳥栖が先制。
更に1点を追う柏に対して、鳥栖が、前半終了間際のアディショナルタイム、GKから一気に縦に繋いで、早坂良が流したボールを富山貴が決めて、鳥栖が前半の内に2点を奪う。
ただ、柏も後半逆襲、66分、右サイドでハンドと判断して一瞬鳥栖の選手が止まった隙をついて、田中順がボールを持ち出して左足でシュート、これがGKの手前でバウンドしてゴール、柏が1点を返す。
しかし、鳥栖は72分、再び一気に前線へとボールを送ると、豊田陽が競り勝って後ろにすらしたスルーパスになって、鎌田大が冷静にゴールを決めて、鳥栖が3点目を奪う。
何とか追いつきたい柏ではあるが、なかなか鳥栖の守備を崩せなかったが、アディショナルタイム、ボールを繋いで、粘った上で戻したボールをクリスティアーノが強烈なミドルシュートを決めて、柏が1点差に詰め寄る。
しかし、同点には届かず、鳥栖が勝利。

柏CS進出を逃す
残り試合を全勝すれば、3位に入る可能性のあった柏は、立ち上がりから、鳥栖の狙いを逆手にとって、上手くボールを動かして主導権を握った。
ただ、ショートパスとサイドチェンジをするロングパスを活用して、鳥栖のプレッシングを外して攻める事は出来ていたが、しかし、ゴール前でボールが入らず、結果、折角の攻撃も仕上げの部分で機能せずにゴールを奪う事が出来なかった。
逆に鳥栖の方が劣勢でありながらも前線に一発のボールを放り込んでゴールを奪う事が出来た。
それこそ、鳥栖の2点目と3点目は、GKからのキックで一気に前線に送ったボールを繋いでゴールを奪えるという、ほぼ2タッチか3タッチでゴールまでもって行けた。
そのゴールを奪うという事が出来るかどうかの差、それが柏と鳥栖の結果の差に繋がって、柏は、結局、この試合で敗れてしまい、3位以内に入る事が出来ず、CS進出を逃してしまった。
内容的に勝てたと思えるが、しかし、ゴールを奪うという一点において、何らかの武器を持っているかどうかの差だったかもしれない。

采配ミス
正直、こういう言い方は好きではないが、この試合は、柏の敗因は采配ミスだろう。
サッカー自体の狙いははまっていた。しかし、ゴールを奪う力は無かった。
そこには、やはり、何故クリスティアーノをベンチスタートにしたのかという疑問と共に、だからだろうという印象がぬぐえない。
何度となく、相手ゴール前まで攻め込めていたのだが、そこでゴールを奪う選手がいなかった、中央の田中順も下がってパス回しに入ってしまっていたり、クロスに対しては強さが無かったりしたこともあって、折角サイドから攻め込んでいたのだが、最後のとどめを刺すことが出来なかった。
1点を返したシーンでは、相手がハンドだという判断の元、一瞬動きを止めた隙を利用して得点を奪えたが、それ以外のシーンで、田中順がゴールを奪えるイメージは無かった。
それに対して、後半から入ったクリスティアーノに対しては、明らかに鳥栖DFは警戒していた上で、終盤に投入された大津祐によって、鳥栖の守備を徐々に崩せていた、そして、その中で、クリスティアーノの強烈なミドルシュートで得点を奪えた。
あれが、前半からあれば、あの一発が前半にあれば、先に主導権を握れたのではないだろうか。
結局、点を取れる武器を温存した事がマイナスに出たように思える。

豊田陽平
鳥栖は、常に戦術豊田から脱出しようとして、結果として、そこに回帰してしまっているように思える。
実際に、この試合は、その戦術豊田そのものだったように思える。
但し、そういう強さって言うのは、活かして悪い訳でもないし、同時に、やはり代表レベルでも欲しい武器でもあるだろう。
この試合の鳥栖のサッカーは、どう言い募っても、適当に前線に放り込んで、豊田陽に競らしておいて、そのこぼれ球を狙おうという意図だけだった。
先制点のシーンは、丁寧なワンツーでもあったが、それ以外の得点はGKから一気に前線に蹴って豊田陽が競って落としたボールを拾ってという形で点を取ったし、それ以外のチャンスも適当に放り込んだボールを豊田陽の近くに行ったから、豊田陽が競ってくれてという所だろう。
ただ、そういう適当なボールでも競って勝ってくれる存在と言うのは、本当に貴重であり、それは、どのチームだって欲しい選手でもあるだろう。
その意味で、この試合、豊田陽自身は得点を取ってはいないが、得点は豊田陽の周りにいた選手が奪っており、全ては豊田陽のおかげだったと言えるし、だからこそ、鳥栖のサッカーにおいて、豊田陽というのは最大の武器であり、それは代表でも使いたい武器だというのを再認識する試合だった。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。