2016年10月30日 [09:16]   ジュビロ磐田 | スポーツ | Jリーグ/2016 

J1/2016 第33節 磐田 vs 浦和

残り2節となるJ1第33節。
現在、16位名古屋と勝点3差の13位で、降格圏ギリギリに位置する磐田。
2位の川崎Fとの勝点差が1、優勝争いは川崎Fとの間での争いとなっている浦和。
どちらも、絶対に勝点3が必要な試合。

Jリーグ2016 Division1 第33節
エコパスタジアム/24,896人
磐田 0-1 浦和
(浦和) 武藤雄樹(72分)
ホーム磐田のスタメンは、21 カミンスキー、23 山本康裕、33 藤田義明、3 大井健太郎、35 森下俊、7 上田康太、13 宮崎智彦、9 太田吉彰、40 川辺駿、15 アダイウトン、8 ジェイの4-2-3-1。
アウェー浦和のスタメンは、1 西川周作、46 森脇良太、6 遠藤航、5 槙野智章、18 駒井善成、10 柏木陽介、22 阿部勇樹、24 関根貴大、9 武藤雄樹、13 高木俊幸、30 興梠慎三の3-4-2-1。

浦和勝利
浦和が立ち上がりからボールを支配して、攻め込んで行くのに対して、磐田は粘り強く耐えて、カウンターを狙うものの、浦和が優勢に試合を進める。
浦和が優勢で磐田が守る形ではあるが、後半に入ると、シンプルにサイドからの攻めで磐田もチャンスを作るなど、どちらが先に点を取るのかと言う展開になってくる。
磐田の粘り強い守備に苦戦して、このまま何となく点が入らないまま終わるのではないかと言う雰囲気も漂ってきた72分、右サイドでボールを受けた駒井善がドリブルでDFをかわして縦に突破、そこからのクロスは、少し後ろに入る形ではあったが、武藤雄が後ろに飛びながら体を捻って左下隅ギリギリへとヘディングシュートを決めて、ついに浦和が先制。
その後も浦和が攻める時間帯は続くが、しかし、2点目を奪う事は出来ず、また、磐田も攻めたいが攻め切れないまま、試合終了、浦和が苦しみながらも勝利。

難しい試合
共に絶対に勝たないといけない試合だった。
しかし、その割には、どちらかと言うと負けない戦いだったようにも思える。
それは、偏に、今の両チームの差なのかもしれない。
立ち上がりからボールを支配して試合の主導権を握ったのは浦和で、とにかくパスを繋いで磐田ゴールに攻め込んで行った。
それに対して、磐田はゴール前でブロックを作って、粘り強く対応し、スペースを与えず、徹底的に跳ね返す、特に前線の3人に対しては、必ず誰かがつくようにして、決してフリーにさせないなど、浦和にボールを支配されるのは覚悟の上で、その上で失点をしない事を考えたサッカーを展開した。
それが奏功したというべきか、浦和はボールを持っている割にはチャンスらしいチャンスは無く、磐田は攻め込まれながらも、カウンターからチャンスを作るなど、得点機会に関しては、どちらも変わらない試合展開だった。
その意味では、磐田の狙い通りで浦和が苦戦しているとも言えるが、しかし、浦和にとってみれば、カウンターを仕掛けられても、単調であり、自分たちの守備を崩すには至らないので、怖くはない、そうなると、ボールを支配しているのだから、どこかで点が取れる筈という感じもあった。
両チームとも勝ちを狙って、その狙い通りのサッカーをお互いに展開している感じでありながら、少しだけ歯車が狂っているというそんなサッカーで時間だけが経過していて、正直、スコアレスドローで終るかと思われた所での、駒井善と武藤雄によるゴール。
単純に、そのプレーは個の力だったというべきものだが、結果として、その個の差が勝敗を分け、また、同時に、それが同じく絶対に勝たないといけない試合でありながら、かたや優勝争い、かたや残留争いの違いに繋がっていたのかもしれない。

狙いは分かったが
磐田にとってみれば、先に書いたようにボールを持たれるのは覚悟の上での戦いだったと思える。
その上で、カウンターから仕留められればという事だったのだろうが、如何せん、スピードも人数も無くて、決まりきらなかった。
チーム全体が下がってしまっていて、ボールを奪っても、前線でジェイだけが残っているだけでは、流石にボールを蹴った所で、浦和の守備を突破は出来ない。
もう少し、人数をかける事が出来れば、また違った結果はあったかもしれないが、もしくは、もっと前から仕掛けることが出来れば、もっと違った形が作れたと思える。
しかし、今の磐田には、引くしかなったのかもしれない。
狙いは分かった、それしかなかったのかもしれない、しかし、結果、そのサッカーでは勝ち筋は見えてこなかった。
どこかで、リスクを冒せたか、もしくは、90分もつかどうか分からないという勝負を仕掛けるべきだったが、何と言うか、もう勝つしかないという所にいる磐田にしてみれば、この試合の戦い方はどこか中途半端だったのかもしれない。
ただ、それは、勝点差が3あって、もしかしたら引き分けでも残留が決まるかもしれないという、心理状態と言うのも影響していたのかもしれない。

辛勝
浦和にとってみれば辛勝と言う所だろう。
決して危ない場面があった訳ではないし、磐田のサッカーが怖かった訳ではない。
しかし、自分たちが点が取れず引き分けてしまう事、その時に、もし川崎Fが勝っていたら、それが怖かったのだろう。
YLCで優勝して、ペトロヴィッチ監督の元で初のタイトルを獲得することが出来た。
これまで勝負弱いと言われ、実際に最終節で逆転優勝を許す事もあった。
残り2節となったここで、もし逆転を許した場合、浦和にとって、また勝てないのかと言う事になりかねなかった。
そういう焦りがどこかにあったのか、とにかく攻めて行くものの、ゴール前での精度を悉く欠き、結果として、シュートが枠に行かない。
点が取れる気配がしなくなっていくという事になった。
終盤に何とか1点を取る事が出来たが、それ自体もクロスの精度は決して良くなかった、その意味では、決めた武藤雄が素晴らしかったと言えるが、とにかく、落ち着きのないサッカーとなっていた。
浦和にとって、鬼門とも言うべき残り2節ではあるが、何とか勝つ事が出来た。
残り1試合、浦和が本当に強くなるためには、その1試合をきっちりと勝って締めくくれるかどうか、落ち着いて戦えるかどうかに掛かってくるのだろう。
それが、優勝できるかどうかを左右するポイントになりそうだ。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。