2016年10月31日 [08:45]   鹿島アントラーズ | スポーツ | Jリーグ/2016 

J1/2016 第33節 鹿島 vs 川崎F

残り2節となるJ1第33節。
現在4位の大宮と勝点差は6、引き分け以上で3位が確定する鹿島。
首位浦和と勝点差が1、優勝争いを行う川崎F。
優勝の為に、先に勝点を落す事が出来ない川崎Fにとって、相手がどこであっても絶対に勝たないといけない。

Jリーグ2016 Division1 第33節
県立カシマサッカースタジアム/24,000人
鹿島 0-1 川崎F
(川崎F) 森本貴幸(65分)
ホーム鹿島のスタメンは、21 曽ヶ端準、22 西大伍、14 ファン・ソッコ、3 昌子源、16 山本脩斗、40 小笠原満男、6 永木亮太、25 遠藤康、11 ファブリシオ、34 鈴木優磨、33 金崎夢生の4-2-2-2。
アウェー川崎Fのスタメンは、30 新井章太、6 田坂祐介、5 谷口彰悟、23 エドゥアルド、18 エウシーニョ、14 中村憲剛、21 エドゥアルド・ネット、20 車屋紳太郎、19 森谷賢太郎、11 小林悠、13 大久保嘉人の3-4-1-2。

川崎Fが勝利
立ち上がりからお互いに互角の展開で、16分には、鹿島のファブリシオが鈴木優に当ててマークを外しておいての強烈なミドルシュートを放つもバー直撃。
徐々に鹿島が優勢になってきていて、浦和に対して鹿島が決定機を作り、19分には、DFがクリアをミスして裏にこぼしたボールを拾った金崎夢がGKと1対1となるが、ここは新井章が冷静に飛び出さずに構えて止め、鹿島は先制ならず、24分には昌子源の強烈なロングシュートもバー直撃するなど、試合は、鹿島が決定機を作り出していく展開になる。
そんな中で、劣勢の川崎Fの小林悠が足を痛めたのか、立ち上がれず、そのまま交代する。
試合の主導権を鹿島が握って優勢に進めるのに対して、川崎Fも流れを変える為に4-2-2-2にフォーメーションを変えて対抗するが、流れを変えることは出来ず。
しかし、鹿島がゴールを奪えないと、65分、川崎Fが、裏に抜け出したエウシーニョにパスが入ると、エウシーニョのシュートは曽ヶ端準が防ぐものの、弾いた所に詰めていた森本貴が押し込んで、川崎Fが先制。
その後も鹿島がペースを握っていて押し込み続けて、何度となく決定的なシーンを作るが、GKの新井章の好セーブや、シュートがバーを直撃するなどして、ゴールを奪う事が出来ないまま試合終了、川崎Fが1点差で逃げ切る。

決め切れなかった鹿島
浦和との優勝争いの為にも絶対に勝たないといけない川崎Fだったが、この試合は、鹿島が完全に川崎Fのサッカーを研究し尽くしていて、それに対応し、鹿島が完全に試合の主導権を握った試合になった。
川崎Fが中央で縦につけたいと思っても、そこの所で壁を作りながら、裏へのスペースをケアする事で川崎Fにとってみれば、思い通りの攻撃が出来ない。
そして、そこからサイドを広く使った攻めで、3バックの川崎Fの両サイドの裏を狙うなど、完全に鹿島ペースの試合だった。
しかし、その攻撃の中で、結局、金崎夢も鈴木優も、そして、ファブリシオのシュートも全てゴールを奪うにはいたらなかった。
結局、最後まで鹿島はゴールを奪う事が出来ず、逆に、一瞬の隙、ほんの少し出来たチャンスを逃さず決めた川崎Fが勝利した。
鹿島の強さと言うか、強かさのようなものを、どちらかと言うと、川崎Fが身につけたようなというのは、結果論で、どちらかと言うと鹿島が勝てなかったというべきかもしれないが、それでも、この中で勝つ事が出来た川崎Fが、最終節に優勝の可能性を残した。

決めるべき所で決められず
ま、往々にしてこんなものだろう。
勝てる試合であり、何度となく決定的なシーンがあり、どれか一つを決めていればという試合展開で、90分のうち、それこそ89分は鹿島の試合だった。
そこで、何度となくあったチャンスを決められなかった事で、たった一つのピンチで決められて敗れてしまった。
力の差、両チームのサッカーにおいては、鹿島の方がこの試合は強かったのだが、しかし、こういう試合展開の中で勝ち切る事が出来るのが優勝できるチームになる。
その意味では、やはり、現在3位で優勝の可能性の無い鹿島と、優勝の可能性を残している川崎Fの差が、その結果に繋がったと言えるかもしれない。
鹿島の敗因は分かり易く、決めるべき所で決められなかったからである。
しかし、それが出来なかったからこそ、現在の両チームの順位の差になっているのだとすれば、それは、今季の鹿島の敗因であったとも言えるかもしれない。

後一つ
引き分けの場合でも、まだ優勝の可能性は残していた。
しかし、負けてしまった場合は、優勝の可能性を失うという試合で、何とか勝つ事で、最終節の逆転優勝の可能性を残した。
とはいえ、最終節で勝ったとしても、浦和が勝ってしまうと優勝が出来ない。
浦和の対戦相手が、横浜Mであり、川崎Fの相手はG大阪、どちらがやり易いとも言えない相手であり、まだまだ優勝の可能性は高い。
これまで、浦和は最終的に失速して逆転負けを許すことが多かった。
だからこそ、最後の最後まで可能性は残しているが、川崎Fも、これまで優勝争いをしながらも無冠。
そろそろ、無冠の王者と言う立場を返上するためにでも、最後の試合でも勝ってタイトルを奪いたい所であり、その為にでも、この試合で見せたような、一瞬の隙を逃さない事、より相手よりも強かに戦えることが大切になるだろう。
今季限りで退任するという風間監督のサッカーの集大成を、次節は見せて欲しいところだ。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。