2016年11月06日 [08:42]   川崎フロンターレ | スポーツ | Jリーグ/2016 

J1/2016 第34節 川崎F vs G大阪

J1最終節。
終盤、ここにきての5試合で3勝2敗、決して悪い数字ではないが、この2敗で浦和に首位を明け渡した2位川崎F。
既に3位以内に入る事は出来なくなったが、しかし、最低でも4位で終るためには勝たないといけない5位G大阪。
浦和の結果次第だが、勝点差と得失点差から、川崎Fとしては優勝の為に勝たないといけない試合。

Jリーグ2016 Division1 最終節
等々力陸上競技場/25,694人
川崎F 2-3 G大阪
(川崎F) 長谷川竜也(6分)、三好康児(18分)
(G大阪) 藤春廣輝(65分)、井手口陽介(66分)、アデミウソン(76分)
ホーム川崎Fのスタメンは、30 新井章太、6 田坂祐介、5 谷口彰悟、20 車屋紳太郎、2 登里享平、18 エウシーニョ、14 中村憲剛、21 エドゥアルド・ネット、26 三好康児、13 大久保嘉人、16 長谷川竜也の4-4-1-1。
アウェーG大阪のスタメンは、1 東口順昭、22 オ・ジェソク、8 岩下敬輔、6 金正也、4 藤春廣輝、21 井手口陽介、15 今野泰幸、19 大森晃太郎、7 遠藤保仁、11 倉田秋、9 アデミウソンの4-2-3-1。

G大阪が逆転勝利
立ち上がり早々、6分、まだどちらも主導権を争う中で、登里享がDFの間を抜くようなスルーパスを入れると、これがG大阪のDFに当り、コースが変わって裏に抜けた所が丁度大久保嘉の前で、大久保嘉のシュートは東口順が好セーブを見せるも、こぼれ球が、今度は長谷川竜の目の前に転がり、これをゴールに蹴り込んで、川崎Fが先制。
更にリズムに乗る川崎Fは、18分、大久保嘉がフワッとしたパスをDFの裏に入れると、そこに走り込んだエウシーニョが胸で落として、素早くパス、それを三好康がシュートを決め、川崎Fがらしいパス回しで追加点を決める。
その後も、川崎Fが何度も決定機を作り出すが、しかし、僅かにゴールを外す事で、3点目を奪う事が出来ない。
G大阪は、岩下敬が足を痛めたようで、今野泰を最終ラインに、遠藤保をCHに下げることで、ボール回しで落ち着きを取り戻そうとするも、後半に入っても川崎Fのペースは変わらず。
何とかG大阪は流れを掴もうとして、65分、左サイドからスピードで藤春廣が縦に抜けると、クロスがゴールの方向に流れる形で、GKの股の下で、足に当たってゴール方向に流れてゴール、G大阪が1点を返すと、一気にG大阪が勢いに乗り、川崎Fのキックオフ直後のボールに一気にプレスを掛けると、アデミウソンが奪って、呉屋大から倉田秋にボールを渡すと、倉田秋のシュートはGKが止めるが、こぼれ球に走り込んでいた井手口陽が無人のゴールに押し込んで、1分の間に2点を奪って、G大阪が同点に追いつく。
勢いが止まらないG大阪は、76分、PAの外でボールを受けると、川崎Fのプレスが遅れた隙をついて、右足からのシュートが、GKの手元でバウンドしてゴールに吸い込まれ、G大阪が逆転。

流れの変わった試合
共に勢いがそのままサッカーの質に直結するような両チームの試合は、いつも通り、好ゲームとなった。
立ち上がりから、川崎Fは、大久保嘉が下がった位置に入る事で、ボールをさばき役になっていて、彼に入ってDFが引き付けられた所で、三好康などが前に出ていってチャンスを作る。
それが完全にG大阪の守備陣を混乱させていて、前半は川崎Fが完全に試合の主導権を握っていた。
2点を取って、3点目も時間の問題と言うような試合だったが、G大阪は負傷者で交代カードを切らないといけないというマイナス方向の状況になっていた。
それでも、その交代が逆に奏功したのか、流れを取り戻したG大阪が、川崎Fの隙をつくように一気に同点に追いつくと、勢いで勝るG大阪が逆転まで行く。
その後、川崎Fも何とか点を取りに行くが、互角の展開の中でどちらもゴールを奪えず、結果として、G大阪が逆転勝利となった。
勢いのある中で、3点目を取る事が出来たチームの差と言う風にも言えるが、しかし、どちらが勝ってもおかしくない、本当にこの両チームの戦いは、終わってみるまでどうなるか分からないような面白さのある試合になるな。

無冠の王者
本当に、何と言うか良いサッカーはするし、間違いなく強いのだが、勝ち方を知らないという所だろうな。
この試合、上手く入って、大久保嘉が下がった位置でプレーすることで完全にG大阪の意表をついて試合の主導権を握る事が出来た。
ただ、勝てた試合であり、丁度、浦和が引き分けたのだが、しかし、自分たちが敗れてしまった。
まだ、CSがあるので、無冠で終ったとは言えないかもしれないが、しかし、やはり、この試合で敗れてしまって、タイトルを取る事が出来なかったと言える。
良く鹿島などは悪い流れの中でも負けない戦いが出来るとか、勝ち方を知っていると言える。
良くも悪くも、優勝争いをしているクラブはある程度以上の勝ち方を身につけてきているのだが、これだけ優勝争いをしていながら、未だに川崎Fは勝ち方を身につけられていないという事も出来るだろう。
何がという事が出来ないのが、こういう強かな勝ち方と言う部分であるかもしれないが、そういう物を身につけられないと、優勝は無いのかもしれない。

ベンチワークの妙
この試合は川崎Fに先手を取られて、非常に嫌な試合だったとも言えるだろう。
しかも、岩下敬が前半で足を痛めて、交代を余儀なくされた。
ただ、ここで長谷川監督がうった手が、見事にはまったと言えるかもしれない。
岩下敬に代えて阿部浩を投入して、今野泰をCBに遠藤保をCHにして、倉田秋をトップ下に置いた。
これによって、前線の3人のプレッシングで川崎Fのパス回しに対応する事が出来るようになっただけでなく、一旦ボールを下げて落ち着くことが出来る、そういうポイントを作る事が出来た。
CBが負傷した事で、CBの丹羽大を投入するのではなく、前線からのプレスなど前の動きを考えての交代をした。
また、大森晃が負傷交代をする場合は、前の圧力を増す為に呉屋大を投入して、アデミウソンと縦関係の2トップ、それは、それまで川崎Fがやっていた事を逆にやり返す形になって、川崎Fのマークを混乱させた。
負傷交代で選手交代をせざるを得なかったのだが、長谷川監督の交代カードの切り方が、逆転に繋がった見事な采配となった。
狙ったとしたら、凄い読みだったと言えるだろうねぇ。
関連記事

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
名無し及び発言のたびにHNを変える(固定名を使わない)、元の記事に関係の無いコメントなど一般的なマナー違反が発覚した場合、もしくは、公衆良俗に反するような記述など、管理人の判断で、記入者の了解を得ず、一方的に削除いたします。

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。