2016年11月08日 [08:51]   アルビレックス新潟 | スポーツ | Jリーグ/2016 

J1/2016 第34節 新潟 vs 広島

J1最終節。
ここ5試合1勝4敗、何とか残留圏にいるが、16位名古屋と勝点で並ぶ15位新潟。
昨季の強さを失い、前節で何とか連敗を3で止めたが、結局6位と優勝争いに絡めなかった広島。
新潟としては、勝てば得失点差から残留が決まるが、負けると降格の可能性があるだけにとにかく勝ちたい試合。

Jリーグ2016 Division1 最終節
デンカビッグスワンスタジアム/27,081人
新潟 0-1 広島
(広島) ピーター・ウタカ(21分)
ホーム新潟のスタメンは、21 守田達弥、27 松原健、3 増田繁人、24 西村竜馬、7 コルテース、6 小林裕紀、25 小泉慶、13 加藤大、26 端山豪、19 鈴木武蔵、18 成岡翔の4-2-2-2。
アウェー広島のスタメンは、1 林卓人、33 塩谷司、2 野上結貴、4 水本裕貴、18 柏好文、6 青山敏弘、28 丸谷拓也、16 清水航平、44 アンデルソン・ロペス、30 柴﨑晃誠、9 ピーター・ウタカの3-4-2-1。

広島が勝利
勝たないといけない新潟は、主力が出場できない中で、広島が押し込んでくるが、全体的に下がって受けて、9分にはカウンターから鈴木武の個人技でチャンスを作り出し、先にシュートを放ったのは新潟。
新潟がカウンターからチャンスを作るという意味で、新潟の方が狙い通りの展開だったが、21分、新潟のパスミスを逃さず柴崎晃がボールを奪うと、一気に広島の選手が出てきて、ボールをピーター・ウタカに預けると、ピーター・ウタカは自らシュートを放ちゴール、広島が先制。
何度となく新潟が攻めたい所ではあるが、広島は新潟の攻撃に対して、冷静に対応、ボールを奪っても無理をしないリスクを冒さないサッカーで、シュート数自体がほとんど広島には無いのだが、それでも、試合の流れは広島ペース。
結局、広島がそのまま試合を締めて、新潟は敗れる、ただ、名古屋が敗れたために、今季も残留が決まる。

新潟が残留
新潟はとにかく勝点が必要で、広島に対して勝ちに行く必要があった。
だからこそ、序盤から仕掛けていって、攻勢を仕掛けていったのだが、しかし、広島は冷静に新潟の攻撃をいなして、ボールを奪っても、無理に攻めてこないので、カウンターを仕掛けたくてもなかなかスペースが無かった。
その為に、新潟が攻めあぐねる展開であり、広島の方が狙い通りと言う展開だったように思えるが、その隙をつくように、新潟のミスした瞬間に点を奪い取った。
その後も新潟が前にでて、広島が受け流してリスクを冒さない事で、新潟にとってみれば、攻めあぐねる事になり、結果として、1-0の敗退となったが、内容的には広島の手のひらの上で転がされたという感じで終ってしまった。
ただ、名古屋が湘南相手に敗れた事で、得失点差で残留を決めることが出来たので、結果としては、良かったとも言えるかもしれない。

なすすべ無し
前節のG大阪戦でラファエル・シルバとレオ・シルバが退場、更に舞行龍が累積で出場停止と言う、縦のラインの主力がおらず、他にも負傷者がいるなど、満身創痍の状態で勝点が必要だった。
その中で、広島相手に仕掛けていって、終盤にはポストに当るシーンなどもあった。
しかし、試合を総じて言えるのは、最後まで広島の想定内から抜け出すことが出来ず、たった1点ではあったが、その1点が遠かった。
先に書いたように主力を出場停止で欠いた事が、非常に大きく、もし彼らがいれば、中盤でレオ・シルバがボールを奪って、ラファエル・シルバの個人技で仕留める事も出来たかもしれない。
その主力がいなかった事で、点を取るという部分で、どうしても、決定力不足となっており、また、ボールを奪うという点において、中盤で完全に広島に制されてしまった。
彼らがいれば勝てたとは言わないが、それでも、彼らがいればもう少しまともにサッカーが出来たかもしれない。
結果以上に、最終節で力の差、上位で優勝を争うチームと、下位で残留を争うチームの格差を感じさせられるような試合になってしまった。

王者のサッカー
今季は優勝争いから遠のいてしまって、また、昨季感じた強さと言うのもほとんど感じることは無かった。
最終的に、この試合のゴールで、ピーター・ウタカは神戸のレアンドロと並んで得点王を獲得するなど、浅野拓の不在に関しても、そこまで大きな戦力ダウンとはなっておらず、また、新たに入ったアンデルソン・ロペスも良い選手であった。
その意味で、今季の成績は不本意な部分もあるだろう。
ただ、結果としては内容から納得のできるものだった。
それだけ昨季までの広島のサッカーは良かったのだが、今季、漸く、この最終節に昨季の様な強い、王者のサッカーを観ることが出来た。
この試合の広島は勝っても負けても優勝にも残留にも関係は無く、ただ、勝てば順位が上がる可能性があって、賞金の兼ね合いからも勝っておいた方が良いという程度と言うと失礼だが、しかし、何が何でも勝たないとという部分は新潟には劣ってしまうのは仕方がないだろう。
但し、この試合の広島はそれを逆手にとって、どうせ、新潟は攻めてくるという事で、自分たちは無理をせず、相手がリスクを冒した所で、仕掛ける、相手のミスを誘うようなサッカーを展開、ボールを奪っても無理に攻めず後ろで回したりと言う事で、新潟に焦りを生ませた。それが、ミスに繋がって、先制ゴールのシーンに繋がるのだが、それまでゆったりとしていたサッカーが、中盤で相手のミスをついてボールを奪った瞬間に一気にスイッチが入ったようにチーム全体が走り出した。
点を決めたのはピーター・ウタカだったが、あの瞬間、柴崎晃にとっては自らがいくと言う選択肢と同時に、右に3人、左に2人が最低でも自分を追い越して行っているのが見えていたのではないだろうか。
ここぞという所でチーム全体が一致して走り出せる事、それが昨季の強かった広島であり、それ以外では試合自体をコントロールして戦う戦い方、本当に強い広島らしいサッカーが出ていて、これが、出来ていたら、今季も優勝できただろうと思えるだけに、残念な結果だったとも言えるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。