2016年11月12日 [09:03]   サッカー日本代表 | スポーツ | A代表/2016 

キリンチャレンジカップ2016 日本 vs オマーン

ロシアWCに向けてのアジア最終予選、その前半の折り返しとなるサウジアラビア戦の前に、強化試合としてキリンチャレンジカップが実施される。
対戦相手は、中東のオマーン。
アジア2次予選でイランが圧倒したグループDで2位だったが、最終予選に出ることが出来なかったオマーンを相手に、日本は少しでも攻守の改善と、出場機会の無い選手に出場機会を与えたい所か。

キリンチャレンジカップ2016
茨城県立カシマサッカースタジアム/33,709人
日本 4-0 オマーン
(JPN) 大迫勇也(32分、42分)、清武弘嗣(64分)、小林祐希(94+分)
日本のスタメンは、12 西川周作、19 酒井宏樹、22 吉田麻也、2 丸山祐市、21 酒井高徳、7 永木亮太、16 山口蛍、4 本田圭佑、13 清武弘嗣、11 齋藤学、15 大迫勇也の4-2-3-1。
キリンチャレンジカップ2016 日本 vs オマーン
オマーンのスタメンは、18 ファイズ・アルルシェイディ、5 モハンメド・アルバルシ、4 ナディル・バイト・マブルーク、13 アブドゥル・サッラム・アルムハイニ、3 モハンメド・アルラワヒ、23 ハリブ・アルサーディ、21 ヤシーン・アルシェヤディ、15 アリ・アルナハル、19 サウド・アルファルシ、6 ラエド・サレハ、17 サイド・アルラザイキの4-2-2-2。

前半
日本のキックオフで試合開始。
オマーンはどうやら5バック気味で守っているが、日本は、特に齋藤学が積極的に仕掛けようという意図を見せる事で、攻撃を組み立てる。オマーンはカウンターを狙いたいようだが、序盤は、日本が少しずつリズムが出来るようになっていく展開。
19分には、日本が右サイドの裏で本田圭がボールを受けると、素早く右足でクロス、これをファーサイドで大迫勇が合わせてゴールネットを揺らすも、オフサイドの判定。
日本が優勢に試合を進めて、本田圭のシュートだったり惜しいシーンが何度か出来るがゴールを奪えず、逆にオマーンがカウンターを仕掛けて、裏に抜け出そうとする所で齋藤学がカットが、これはあわやOGと言うかと言うキックになってしまう。
完全に日本ペースで、オマーンゴールに襲い掛かるが、なかなかシュートが決まれなかったものの32分、高い位置でボールを奪って、左サイドに流れた清武弘からピンポイントでクロスを入れると、ファーサイドでそれを合わせた大迫勇のヘディングシュートが決まって、日本が先制。
日本がリードした所で、少しペースダウンしたというか、オマーンが仕掛けてくるようになって、攻められる部分はあるが、42分、清武弘のスルーパスを受けた大迫勇が落ち着いて、後ろからシュートブロックに飛び込んできたオマーンのDFをかわしてシュート、これで日本が2点目を奪う。
その後も日本ペースで、前半は2点リードで折り返す。

前と後ろで分かれる評価
前線は本当に良い動きをしている。
唯一、やはり本田圭が少し動きが乏しいのだが、しかし、ここぞという部分では体も張れるし、それなりに出来る事は見せている。
そして、それ以上に、自分をアピールしていくという意味合いもあってか、齋藤学の積極性が目立って、何度となく彼らしいプレーを発揮していった。
齋藤学が良く目立っていたが、しかし、2点を決めた大迫勇のプレーも良かったし、それ以上に、清武弘が好調を維持して、気の利いたプレーを出来ている。
2点しか取れていないとも言える内容だったが、しかし、前線の選手は良い仕事が出来ていた。
ただ、後ろに関しては、CHの永木亮と山口蛍は高い位置でのプレスで悪くはない仕事をしているが、少し前に出てしまってカウンターを許すと、後ろは正直不安定になっている。
特に両CBは前に出た後の戻りは遅いのもあるが、特に吉田麻のポジション取りが不安定で、中央からいなくなることで、危ないシーンもあった。
正直、オマーンのプレー精度が高くないから助かった部分があったとも言える。
最終予選に入って、今の日本代表の最大の問題は守備面ではあるのだが、それ自体が全く改善されない。
改善の気配も見えてこないだけに、サウジ戦への不安が募ってしまう前半ではあった。

後半
両チームとも交代は無く、オマーンのキックオフで後半開始。
後半に入っても日本が優勢に試合を進め、何度となくオマーンゴールを脅かすが、3点目を奪う事が出来ず。
61分、大迫勇と本田圭に代えて、岡崎慎と浅野拓を日本は投入する。
入ったばかりの浅野拓にボールが入った瞬間に相手の足に引っかかって倒されてPKを獲得する、これを清武弘が落ち着いて右上隅に決めて、日本が64分3点目を奪う。
オマーンは3失点目をする直前に、17番サイド・アルラザイキに代えて7番サイド・アール・アブドゥルサラムを投入している。
日本は3人目の交代で、68分、永木亮に代えて小林祐を投入する。
オマーンもほぼ同じタイミングで19番サウド・アルファルシに代えて16番マハムード・マルーク・ナシブを投入する。
日本がどんどんと交代カードを切り、71分、清武弘に代えて久保裕を投入する。
更に74分には齋藤学に代えて原口元を投入する。
最後の交代は78分、吉田麻に代えて森重真を投入する。
83分、オマーンは15番アリ・アルナハルに代えて10番カシム・サイドを投入する。
アディショナルタイムには、左サイドを突破した原口元のクロスに、DFがクリアし切れずこぼれたボールを拾った小林祐が右足でゴールの右隅に決めて、日本が4点目を奪う。
結局、日本がオマーンに4-0で勝利。

課題は浮き出ず
正直、今の日本の課題は攻撃ではなく守備だと思われる。
攻撃に関しては、どこかで噛み合えば一気に変わっていく事は分かっている。
また、アジアレベルであれば、どちらかと言うと岡崎慎よりも、前線にポストプレーが出来、高さのある選手が入る方が良いのは分かっていただけに、大迫勇が入って、その方が前線が良くなることもある程度織り込み済みだったとも言える。
ま、大迫勇が現在調子が良いというのもあるだろう。
もし、収穫とするならば、現状において香川真よりも明らかに清武弘の方が良いという事が結果としてはっきりした事、後は、齋藤学が十分仕事が出来るが、90分どころか、50分程でガス欠になってしまうという事だろうか。
但し、先に書いたように課題となるのは守備であろう。
この試合では、CHの二人が守備面で頑張ってくれた事もあって、危ないシーンが少なく、また、オマーンのプレー精度が低かったのでほとんど浮き彫りになる事は無かったが、しかし、丸山祐はシンプルなプレーでクリアミスなどちょっとしたミスがあり、それ以上に深刻なのはやはり吉田麻だろうか。
フラフラッとゴール前から引っ張り出されて、その結果、ゴール前で数的同数になる事もあったり、何と言うかフワフワしたプレーをしていたように思える。
CBがしっかりと安定しないとチームが安定しないし、後ろに不安があれば、安心して攻撃など出来ない。
その意味で、現状の守備の課題は根が深くなりかねない。もしかしたら、吉田麻を一旦外して、植田直を思い切って起用する方が安定するかもしれない。
もしくは、きっちりと守りの形を作るかどちらかだろうか。



個人的な個人評
12 西川周作 5.5 危ないシーンは無かった。
19 酒井宏樹 6.0 無難なプレーではあったが、リスクは冒さず問題なくプレーが出来ていた。
2 丸山祐市 5.0 少々危ないミスがあったが、何とか0点に抑えた。
22 吉田麻也 4.5 失点こそしなかったが、ポジション取りが悪く、機能していなかった。
6 森重真人 -- 評価できず。
21 酒井高徳 5.5 悪くは無かったが、特段良かったと言うほどでも無かった。
7 永木亮太 6.5 運動量良く、カウンターを封じ、また前線に出てパスを出すなど悪くは無かった。
14 小林祐希 5.5 得点は良かったが、下がった位置で、そこまで持ち味を出し切る事は出来なかった。
16 山口蛍 6.0 良く相手の攻撃を封じて危なげないプレー、後はもう少し攻撃に絡んでも良かったか。
4 本田圭佑 6.0 動きはそこまで悪くは無かったが、細かいプレーの精度は欠いていた。
18 浅野拓磨 6.0 最初のプレーでPKを獲得。更に1トップに入って、悪くはないが、点が取れなかった。
13 清武弘嗣 7.5 本日のMOM。1G2Aだけでなく、気の利いたプレーで攻撃をコントロールしていた。
25 久保裕也 5.5 良いシュートもあったが、他の選手を押しのけてと言うだけのアピールは出来なかった。
11 齋藤学 6.5 前半の出来は持ち味も発揮したが、飛ばし過ぎたか後半は一気に消えた。
8 原口元気 5.5 チーム全体が個々での動きになってだったが、終了間際のアシストなど結果を出した。
15 大迫勇也 7.0 前線で基点となり得点も奪うなど、調子の良さを感じさせるプレーを見せた。
9 岡崎慎司 5.5 悪くはないが、思い通りのプレーが出来ていない感はあった。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。