2016年11月16日 [09:13]   FIFAワールドカップ | スポーツ | WC/ロシア2018 

WC2018アジア最終予選 日本 vs サウジアラビア

ロシアWCを目指すアジア最終予選、折り返しとなる日本の5試合目。
ここまで日本は、2勝1分1敗で現在は3位。
対するは、現在首位を走るサウジアラビア。
その勝点差は3で、この試合、ホームの日本は絶対に勝たないといけない試合。

FIFA WORLD CUP - Final Qualification Round
[15]グループB 日本 埼玉スタジアム2002/58,420人
日本 2-1 サウジアラビア
(JPN) 清武弘嗣(45分PK)、原口元気(80分)
(KSA) OMAR OTHMAN(90分)
ホーム日本のスタメンは、12 西川周作、19 酒井宏樹、22 吉田麻也、6 森重真人、5 長友佑都、17 長谷部誠、16 山口蛍、14 久保裕也、13 清武弘嗣、8 原口元気、15 大迫勇也の4-2-3-1。
WC2018アジア最終予選 日本 vs サウジアラビア
アウェーサウジアラビアのスタメンは、22 MOHAMMED ALOWAIS、12 Hassan MUATH、3 OSAMA HAWSAWI、5 OMAR OTHMAN、13 Yasser AL-SHAHRANI、11 ABDULMALEK AL KHAIBRI、7 SALMAN AL FARAJ、8 YAHIA AL SHEHRI、17 Taisir AL-JASSIM、18 NAWAF AL ABID、10 MOHAMMED AL SAHLAWIの4-2-3-1。

前半
日本のキックオフで試合開始。
立ち上がりから日本が積極的に仕掛けて、3分にはFKから吉田麻のヘディングシュートだったりと決定機を作り出した。
序盤の日本の決定機で決め切れないと、徐々にサウジも日本の動きに対応してきて、なかなか日本はチャンスを作れなくなるが、しかし、サウジの攻撃に対しては山口蛍を中心に中盤でのプレッシングで止める。
なかなかシュートまでいけなかった日本だったが20分には、長友佑のドリブルから、中央の大迫勇に預けると、大迫勇は素早く反転してシュートまで行くも、ここはGKが止める。
更に22分には、右サイドで清武弘のスルーパスに抜け出した酒井宏がクロス、これを久保裕がダイレクトで狙うが、このシュートはDFに止められる。
サウジが押し返してくる中で、しかし、日本もチャンスを作り出すなど、若干日本有利だが、隙は見せられないような試合展開で、ファールが増えているような印象となり、サウジの選手には早くも二人にYCが出る。
サウジが決定機を作れるようになるが、サウジが前に出てきた分ギャップが出来ると、日本が仕掛けていくと、43分、清武弘から右サイドへと展開すると、久保裕のクロスが相手に当り、こぼれた所を清武弘がシュート、これはDFに入った11番KHAIBRIの手に当りハンドでPK。
このPKを清武弘が思い切り左下隅に蹴り込み、日本が45分先制。
日本が1点リードしたまま前半を折り返す。

前半リードで折り返す
日本は、これまでの中心である本田圭、香川真、そして、岡崎慎の3人がベンチスタート。
香川真は負傷と言う話もあるが、清武弘や大迫勇は、ここ最近の調子の良さからスタメンを奪い取った感があり、また、右サイドでは思い切っての久保裕の起用と言う事になった。
それに応えるように、3人は序盤から積極的に仕掛けていくが、正直言えば、ちょっと空回りする場面もあったように思える。
それでも、清武弘を中心にチャンスを作り、攻撃時には両SBも積極的に攻撃参加をするなどリズムは良かった。
ただ、日本は時間経過とともに中盤でのパスワークの部分でミスから危ないシーンを何度も作られるなど、少々、不用意なプレーも目立って、その辺のミスは自分たちの流れの悪さになった。
嫌な流れの中で、ゴールを奪われそうな部分は少なかったが、油断が出来ないような中で、前半も終わろうかと言う所で日本はPKを得て先制点を奪う事が出来た。
前半を総じて攻撃に関しては、そう悪くは無かった。
しかし、ボールを奪ってから、その攻撃に転じて攻めていく部分で、自分たちのミスがあってビルドアップで不用意なプレーが目立つので、そこは注意していかないといけない。
守備では、何とか冷静に対応できているし、山口蛍と長谷部誠は、相手のカウンターに対して対応できているので、何とか出来そうではあるが、自分たちのミスからというのだけは避けないといけないだけに、まずは、きっちりと繋ぐべき所と蹴るべき所をはっきりとさせておかないといけないだろう。
日本がリードしているので、サウジが更に仕掛けてきて、前半も何度か挑発してきているだけに、自分たちのミスでファールで止めるような事や相手の挑発に乗って自分たちがカードをもらうような事は避けないといけない。

後半
日本は、久保裕也に代えて4番本田圭佑を投入、サウジは前半から選手は変わらず、そのサウジのキックオフで後半開始。
立ち上がりから、お互いにFKのチャンスを作るが、日本は清武弘がフワッと入れたボールを中央で本田圭が合わせる決定的なシーンとなるが、しかし、このシュートは前にいた吉田麻に当ってゴールならず。
日本が優勢に試合を進めると、サウジは、57分、8番YAHIA AL SHEHRIに代えて19番FAHAD AL MUWALLADを投入する。
サウジにも決定機があるが、日本が優勢なのは変わらず、ただ、清武弘が後半開始早々に受けたファールの影響から足を痛めたようで、64分、その清武弘嗣に代えて10番香川真司を投入する。
日本が何度となくセットプレーのチャンスを得て、惜しいシーンを作り出すもののゴールを奪う事は出来ない。
劣勢のサウジは70分、11番ABDULMALEK AL KHAIBRIに代えて20番ABDULMAJEED ALRUWAILIを投入する。
更にサウジは79分、最後の交代で17番Taisir AL-JASSIMに代えて15番NASSIR AL SHAMRANIを投入する。
80分、何度となくサウジゴールを脅かしていた日本が、左サイドに流れた本田圭が基点となり、その本田圭を使って長友佑がワンツーで抜け出すと、そこからクロス、これをニアサイドで香川真には逆になるが、僅かに触った事で、原口元の前に良い形でボールが入り、これをゴールに蹴り込んで日本がついに追加点を奪う。
終了間際、サウジは日本の一瞬の隙をつくように、15番SHAMRANIのシュートは西川周が止めるも、跳ね返した所で5番OTHMANがシュート、これは、何とか日本のDFが掻き出そうとするもののラインを割ってしまい1点を返される。
これで、サウジの方がリズムに乗ってくるが、時間を使う日本に対してサウジの3番HAWSAWIがこの試合2枚目のYCで退場、アディショナルタイムにサウジは一人少なくなる。
そして、ここで、日本は最後の交代で大迫勇に代えて9番岡崎慎司を投入する。
サウジが攻勢を強めてくるが、決定的なヘディングシュートは西川周がビックセーブを見せ、日本が最後は耐えて勝利。

最後に不安を残したが
まずは勝利した事で良しとすべきかもしれない。
しかし、この試合、確かに危ないシーンはあったものの、日本の方が優勢に試合を進めて、シュート数でも圧倒していたように、日本の方が上回っていた。
ファールをするなどで、どこか挑発するようなサウジだったが、それにも冷静に対応して、逆にそれをチャンスにする事も出来ていた。
ただ、終盤に、別に集中を切らした訳ではないだろうが、いきなりギアを変えるように攻めかかってきたサウジの勢いに、自分たちでその流れを切る事が出来ず、受けて下がってしまった。
この辺が今の日本の課題になるのだろうが、自分たちの優勢な時は、良い形を作っていけて、ミスなどで危ないシーンはあったりするが、しかし、守備でも中盤からきっちりと守れてコンパクトさを保てるので危なげない戦いが出来る。
それが、一転相手が仕掛けてきて悪い流れになった所で、一気に自分たちが流れを失い、結果として、その悪い流れを断ち切る事が出来ない。
この課題は、ここ数年続いていて、極論、遠藤保がいた時は、そういう時に預けることが出来れば、相手を小馬鹿にしたようなパスなどでチームを落ち着かせたり、試合の流れやリズムを一気に変化させた。
そういう事が今の代表に出来ないのが、今後の課題だろう。
とはいえ、この試合、前線で起用された大迫勇が、少なくとも現在の好調は本物だという事を証明して、アジアレベルであれば圧倒できる力をもっていて、また、香川真が不調でも清武弘が十二分にチームを支える事が出来る事を明確に見せた。
また、先の話に戻るが、流れを変えるという事では難しいが、しかし、逆に守備面での改善と言う意味合いで、長谷部誠と山口蛍のコンビが今の日本代表のコンビとして機能する事を見せた。
そういう形が出来てきた事は、残り半分の試合を戦っていく上で、大切なカードになりそうだ。



個人的な個人評
12 西川周作 6.5 危ないシーンでも落ち着いていて、また、好セーブも見せた。
19 酒井宏樹 5.5 良いプレーも多かったのだが、終盤疲れからか一気に集中を切らした。
22 吉田麻也 5.5 サウジの攻撃に良く対応していたが、終盤の攻勢に対してはバタバタしていた。
6 森重真人 5.5 守備面では、悪くは無かったと思うが、攻撃への切り替えでミスも目立った。
5 長友佑都 6.0 途中で守備に回ってしまったが、積極的な攻撃参加など久々にらしさを見せた。
17 長谷部誠 5.5 相手のカウンターに良く対処できたが、攻撃でのミスは気になった。
16 山口蛍 5.5 相手のカウンターを封じていたが、攻撃へと転じる所でミスからピンチを招く場面も。
14 久保裕也 5.5 悪くは無かったが、まだまだ連携面での問題から欲しい状況でボールはもらえなかったか。
4 本田圭佑 6.0 交代で入ってから全開で攻守両面にパワーを発揮。ただ、精度を欠いていた。
13 清武弘嗣 7.0 前線での攻撃をコントロールしていて、日本の攻撃のリズムを作っていた。
10 香川真司 6.0 途中交代で悪くは無かったが、清武弘には正直見劣りしてしまった。
8 原口元気 6.0 良い時があれば、消える時間帯も同様にあった。
15 大迫勇也 7.0 本日のMOM。点は取れなかったが、前線でボールをおさめて、また守備でも貢献。
9 岡崎慎司 -- 評価できず。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。