2016年11月20日 [08:33]   全国高校サッカー選手権大会 | スポーツ | 第95回高校選手権 

第95回選手権 大阪大会決勝 阪南大高 vs 東海大仰星

今年の冬の選手権を目指す大阪府大会の決勝。
昨年の冬の選手権出場校、現在プリンスリーグ関西で首位に立ち、今予選のここまで4試合を無失点で勝ち上がってきた阪南大高。
来年からプリンスリーグ関西へと昇格が決まり、4年ぶり5回目の優勝を目指す東海大仰星。
固い守備と個人技の阪南大高か、組織力と粘り強さの東海大仰星か。

第95回全国高校サッカー選手権大会
大阪大会決勝 ヤンマースタジアム長居
阪南大高 2-3 東海大仰星
(阪南大高) 木戸口蒼大(35分、38分)
(東海大仰星) 見野龍太郎(13分、17分)、藤山海星(15分)
阪南大高のスタメンは、1 坂本大地、5 西川直希、3 吉田伸弘、18 吉田岳晴、20 溝脇逸人、24 宮崎空翔、6 藤本悠太郎、9 渡辺滉大、19 安田航大、10 木戸口蒼大、7 徳網勇晟の4-2-2-2。
東海大仰星のスタメンは、1 宮本一郎、2 大東史明、5 吉田純平、3 玄尚悟、6 面矢行斗、8 原田紘汰、4 大崎航詩、10 松井修二、9 新保隼人、11 見野龍太郎、18 藤山海星の4-2-3-1。

激闘
立ち上がり先に優勢に試合を進めたのは東海大仰星で、阪南大高陣内でセカンドボールを拾って有利に進めるが、9分、中盤での攻防からボールを奪った阪南大高が東海大仰星のDFの裏にボールを出すと、9番渡辺滉がスピードでDFを振り切って抜け出すと、強烈なミドルシュート、しかし、これはバーを直撃してゴールならず。
最初の決定機は阪南大高が作ったものの、優勢に試合を進める東海大仰星が13分、右サイドでスローインを受けた10番松井修がフェイントで一瞬DFをはがしてクロス、これを少し戻りながらだったが11番見野龍のヘディングシュートが決まって、東海大仰星が先制。
更に15分、左サイドで6番面矢行のロングスローをニアサイドで11番見野龍が後ろに流して、9番新保隼がトラップからコントロールできなかった所で18番藤山海が蹴り込み、東海大仰星が早々に追加点を奪う。
17分には、右サイドから10番松井修が切れ込んで行くが、一旦跳ね返された所で、2番大東史のクロスに中央で11番見野龍がヘディングシュートを決めて、東海大仰星が早くも3点目を奪う。
その後も何度となく東海大仰星が攻め込んで行くが、阪南大高も体を張って4点目を許さず、また、阪南大高は早い段階から交代カードを切ると、35分、左サイドで作ってからクロス、これをファーサイドで9番渡辺滉が落として10番木戸口蒼が蹴り込み、阪南大高が1点を返す。
38分、左CKから一旦跳ね返された所で、16番稲森文が左サイドに出すと、24番宮崎空のクロスにファーサイドで3番吉田伸がトラップから素早く折り返し、中央で10番木戸口蒼が合わせてゴール、阪南大高が1点差に詰め寄る。
後半に入ると、前半とは一転して、阪南大高が攻めて、東海大仰星が守る形になり、何度となく阪南大高が決定機を作るが、東海大仰星の守備陣は集中を切らさず、体を張り続けてゴールを許さず。
前半とは一転して、守備の粘り強さが目立つ後半は、最後には、阪南大高が左CKでGKも上がっての11人が東海大仰星ゴール前に入っていくが、しかし、ここも、集中していた東海大仰星の守備陣が跳ね返して、その瞬間、試合終了のホイッスル、東海大仰星が4年ぶりの全国大会出場を決める。

予想外の試合
この試合、両チームとも守備が良くて、なかなか点が入らない試合になるかと思われた。
その証拠と言うべきか、安定した守備や粘り強い守備を後半にはお互いに見せていた。
しかし、その試合も、前半は、まさかの展開で、立ち上がりから人数をかけてボールを奪いに行く東海大仰星が主導権を握ったが、一瞬の隙をつくように阪南大高が惜しいミドルシュートを見せる。
それで一気に試合が動き出して、5分の間に、東海大仰星が立て続けにゴールを奪って3点を奪う。
それぞれ、ロングスローを基点としての攻めを見せた東海大仰星ではあったが、今大会、ここまで無失点と守備の安定感を誇っていた阪南大高の守備を一瞬のポイントでゴールを奪い取るプレーで連続得点を奪い取った。
ただ、それで終わらないのが高校サッカーと言うべきか、優勢に試合を進めていた東海大仰星に対して、選手交代を絡めて、リズムを取り戻した阪南大高が襲い掛かり、前半の終盤に一気に2得点を奪って1点差に詰め寄る。
ここも、東海大仰星も今大会1失点だけと粘り強い守備が出来ていたのだが、それを左右にふった攻めで崩した阪南大高の攻撃は見事だった。
1点差に詰め寄った事で勢いが出て、リズムも取り戻した阪南大高が後半は圧倒的に優勢、この辺は、力関係で言えば、東海大仰星よりも阪南大高の方が強かったのではないかと思える展開だったが、東海大仰星の守備陣も粘り強くて、体を張ってゴールを許さなかった。
結果として、両チームで5点と言う、まさかのスコアでありながらも、非常に見応えのある攻防を見せた試合は、東海大仰星が一歩だけ上回ったという所だろう。

今大会の目標
大阪代表は東海大仰星に決まった。
昨年、好調の大阪勢として出場した阪南大高ではあったが、初戦で駒澤大高に敗れた。
そして、東海大仰星自身も第91回大会で、準々決勝、後一勝で国立と言う所で、星稜相手にPK戦の末に敗れた。
東海大仰星にしてみると、後一歩と言う所で敗れてから、再びの全国の舞台。
まずは、初戦突破が必要だが、やはりベスト4への進出を狙っているだろう。
前回出場した時も、突出した個はいなかったが、今回も、誰がという突出した選手はいない。
しかし、阪南大高を翻弄した両SBのロングスローに、この試合ではヒーローとなった見野龍をはじめ、チーム全体が献身的であり、後半の猛攻を受ける際にも、誰一人一歩も引かず前に出て体を張れる。
そういう泥臭さと言うのが、もしかしたら、東海大仰星の色なのかもしれないが、そのサッカーで、行ける所まで行ってくれる事を期待したい。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。