2016年11月24日 [08:34]   川崎フロンターレ | スポーツ | CS・PO/2016 

J1/2016 CS 川崎F vs 鹿島

J1のPOと言うべきCS。
年間勝点で浦和に僅かに及ばず、今季も結局のところ無冠で終った2位川崎F。
年間勝点では3位、前半戦は調子が良かったものの、若干失速してしまった感がある鹿島。
川崎F初タイトルに向けて、今までと同じく鹿島が立ちはだかるのか。
年間順位で上回る川崎Fは引き分けでもOKと言う有利な状況を活かせるか。

Jリーグ2016 チャンピオンシップ 準決勝
等々力陸上競技場/24,209人
川崎F 0-1 鹿島
(鹿島) 金崎夢生(50分)
ホーム川崎Fのスタメンは、1 チョン・ソンリョン、6 田坂祐介、23 エドゥアルド、5 谷口彰悟、18 エウシーニョ、28 板倉滉、21 エドゥアルド・ネット、20 車屋紳太郎、13 大久保嘉人、26 三好康児、16 長谷川竜也の3-4-2-1。
アウェー鹿島のスタメンは、21 曽ヶ端準、22 西大伍、14 ファン・ソッコ、3 昌子源、16 山本脩斗、40 小笠原満、6 永木亮太男、25 遠藤康、8 土居聖真、11 ファブリシオ、33 金崎夢生の4-2-3-1。

鹿島が勝利
立ち上がりからお互いに激しく行く展開で、なかなか相手ゴール前にボールを運べないが、3分には、カウンターから長谷川竜が右サイドを持ち上がりクロス、ファーサイドで大久保嘉がボレーでシュートに行くが、これはミートせず枠を外すなど、一瞬の隙があればゴールまで迫る。
互角の攻防をしていたが、19分、長谷川竜がダッシュした瞬間に右太腿を痛めたようで、倒れ込みプレー続行不可能で、急遽、中村憲を投入する。
前半は互角も、どちらも得点が奪えないと、後半立ち上がり早々、左サイドのスローインから川崎Fが弾いた所で、拾った山本脩がワンフェイクでエウシーニョをかわしてクロス、これを中央で金崎夢がヘディングで合わせてゴール、鹿島が50分先制する。
先制を許した後は、川崎Fが徐々に試合の主導権を握るようになると、59分には、川崎Fらしいパス回しから最後は中村憲が切り返してDFを振り切って右足でシュートを放つが僅かに枠の外。67分にも、左サイドで抜け出した中村憲がボールを受けてシュートを放つも、これも枠を外すなど、川崎Fが決定機を度々迎えるが、後一歩ゴールを奪えず。
川崎Fが前掛かって、人数をかけて攻め込んでくると、鹿島もカウンターを狙い、展開が早くなり、アディショナルタイムは5分、お互いにヒートアップする場面も出てきて、このまま終わらない雰囲気はあるが、結局、鹿島が逃げ切って勝利。

順位入れ替え
この試合の重要性を示すように、WCのような、PA内を担当する追加副審2名の入った、審判6名体制の試合。
また、昨年は順位が上のクラブがホームになるだけであったが、今年に関しては、上位のチームは引き分けでも勝ち抜きが決まるという事で、90分間で勝負が決まる事になった。
その影響か、序盤から、激しい試合ながら、お互いに守備の意識も高く、なかなかゴールを奪えない試合展開も、特に後半に入ってから、決定機は生まれていく。
その中で、一瞬の隙をつくように鹿島が先制、その後は、川崎Fが圧倒的に攻め込み、何度となく決定的なシーンを作るが、鹿島が粘り強く守った事と、シュートがわずかに外れてしまってゴールを奪えず、結局、鹿島が逃げ切った。
立場的に有利であった上位のクラブが下位のクラブに、これで2年連続敗れた事になった。
それはそれで、大会としては面白くなるのだが、しかし、これでJ1の順位が変わるというのは、やはりどうかと思わなくもない。
これで、今季1年間を通して、もっとも上位にいる率が高かった川崎Fが、今季3位と言う結果になった。
この辺の所が、CSに関して不満に思える所ではありますね。
やはり、J1の順位は、1年を通した結果であるべきで、この大会は別途、この大会での順位を決めるものであるべきですし、その上で、ACLの出場権を争うものであるべきだろう。

再びの無冠
一応、天皇杯は先日浦和にPK戦の末勝った事で、勝ち残っており、まだ、タイトルの可能性は残っているが、結局、Jリーグのタイトルは取る事が出来なかった。
先に書いたように、今季、シーズンを通じて常に優勝を争う位置にいた川崎F。
シーズンを通じて考えた場合、もっとも強かったという事も出来るかもしれないが、しかし、終ってみれば、無冠、風間監督が作り上げたサッカーは、内容は良いが結果が出ないという悪評を覆す事は出来なかった。
何かが足りないとした時に、この試合では、その何かを知る良い機会だったかもしれない。
鹿島は、最もタイトルを獲得しているクラブであり、ある意味、川崎Fの対極に位置する。
その鹿島に対して、川崎Fは試合内容的には優勢に戦っていた、しかし、1点と言う最少得点の前に、今季のリーグ最多得点のチームは届かなかった。
その差が、優勝できるか出来ないかの差なのかもしれない。
終盤になって、自分たちが転がるのではなく、意図してファールをもらったり、ファールをする事もあって、上手く試合の流れをコントロールしていたのは鹿島だったようにも思える。また、激しい当りで激昂する川崎Fの選手に対して、わざと張り合う事で時間を経過させるような部分ももしかしたらあったのかもしれない。
そういう、ある種の卑怯な部分、そして、それ以上に、相手に対して、一瞬でも隙があったら、そこを突く、隙が無ければ、隙が出来るまで耐え抜く、そういうサッカーが出来るかどうかなのかもしれない。
川崎Fにはまだ天皇杯が残っている、この試合で鹿島相手に感じたことを実践することが出来れば、今度こそ初タイトルを目指す事も出来るかもしれない。

強かな鹿島
今季のリーグ戦ではあんまり感じなかった、強かな鹿島のサッカーが存分に発揮された試合だったように思える。
立ち上がりから、激しい潰し合いの様相を呈した試合だったが、その中で、徹底して、鹿島は、大久保嘉を潰す事を考えていたように思える。
昔ほどひどくないとはいえ、思い通りにプレーが出来ない時の大久保嘉のプレーの質の低下と言うか、イライラしての雑なプレーやラフなプレーは、鹿島にとってみれば楽な相手となる。
また、鹿島にとってラッキーだったのは、川崎Fにとって切り札となっていた中村憲がハプニングで急遽、前半の早いうちに投入せざるを得なくなった事で、そのパスに対応する時間が取れたという事だろう。
後半早々の隙をついて先制した後の鹿島の戦い方は、とにかく、ボールを川崎Fに持たれても、まずは安全にプレーをする事を優先し、その上で、可能であればカウンターから点を狙いに行くという程度のものだった。
結果として猛攻を受けて、危ないシーンも何度もあったが、それすらも、想定内だったのかもしれないと感じさせる、そんな戦いぶりで勝ち切った。
決勝は、H&Aでの浦和戦ではあるが、現状で、勝ち方を知っているという意味で、もし対等に戦うのであれば、浦和よりも鹿島の方が優勝に近いのではないか、そう感じさせる試合だった。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。