2017年01月01日 [03:09]   全国高校サッカー選手権大会 | スポーツ | 第95回高校選手権 

第95回選手権1回戦 秋田商 vs 滝川二

ついに始まった冬の高校選手権。
秋田の古豪、秋田商は、今年こそ1回戦突破を目指す。
IHではベスト16、泥臭いサッカーながらも破壊力のある滝二。
優勝を目指す滝二を相手に、秋田商が県勢12年ぶりの勝利を奪えるか。

第95回全国高校サッカー選手権大会
1回戦 【M10】 県立柏の葉公園総合競技場/1,837人
秋田商(秋田) 0-2 滝川第二(兵庫)
(滝二) 山田裕也(9分)、本田周作(30分)
秋田県代表の秋田商のスタメンは、1 戸沢太一、2 石川諒、4 奈良学、3 松野竜士、15 出口陽介、10 駒野谷海人、6 東海林翔、11 伊藤岳歩、8 山崎魁吏、7 伊藤颯、9 加藤敬明の4-2-3-1。
兵庫県代表の滝川二のスタメンは、12 樫野智哉、2 日野公貴、5 今井悠樹、16 森勇人、15 浦元快斗、8 神宮浩気、7 朴光薫、9 山田裕也、10 持井響太、20 本田周作、17 溝田大輝の4-2-2-2。

滝二が逃げ切る
立ち上がり滝二が優勢に試合を進めるが、7分には、右サイドでパスを繋いで、伊藤岳が縦に行くと見せて中に入りクロス、これをファーサイドの大外から入った伊藤颯がシュートに行くが、GKが好セーブを見せる。
しかし、8分、右サイドからの攻めから粘って中に戻したボールを持井響がゴールに背を向ける形でキープから素早く反転してシュート、これはバー直撃ながらも、跳ね返ったボールを、山田裕が頭で押し込み、滝二が先制。
その後、秋田商がチャンスを作るがゴールを奪うにはいたらず、30分、中盤での競り合いでこぼれたボールを拾った持井響がドリブルからスルーパス、これを山田裕がDFの前を斜めに横切り抜け出すと素早くクロス、それをニアのDF2枚の間から足を出した本田周が触ってシュートを決め、滝二が追加点を奪う。
2点リードを許したものの、秋田商もチャンスを作って滝二ゴールに迫るが、しかし、最後の精度を欠いたり、GKの好セーブに阻まれるなど、ゴールを奪えない。
結局、最後まで秋田商は滝二ゴールに迫りながらもゴールを奪えず、滝二が初戦突破。

秋田商届かず
立ち上がり滝二が少し優勢ではあったが、すぐに秋田商も押し返して、互角の展開になった所で、早い段階で滝二が先制点を奪った。
お互いに決定的なシーンは一度ずつあったが、その最初のチャンスを決め切れなかった秋田商と決めきった滝二、まさに、この試合はそれが象徴するような展開になった。
前半は滝二が優勢に試合を進めて、それでもチャンスの数はそこまで多くは無かったが、そこできっちりと決めきり、2得点。
チャンスの数で言えば、もう少し入っても良かったかもしれないが、それでも優勢な時間帯で2点を奪った。
それに対して、後半は秋田商が優勢に試合を進めていた。
しかし、何度となくチャンスはありながらも、シュート精度を欠いたり、威力が弱かったりとして、滝二ゴールを奪う事が出来なかった。
内容的には互角の試合ではあったが、ゴール前での精度の差が、そのまま結果に繋がったように思える。

サッカーの難しさ
秋田商はとにかくゴール前で精度を欠いた。
サッカーをやる時に、顔を上げて周りを見る事と言うのは、小さい頃からプレーの仕方の指導の中で言われる事だろう。
と同時に、ボールを蹴る時には、しっかりとボールを見るというのも指導される。
これは当たり前だが難しい。というのは、サッカーにおいてボールは足下で扱う以上、顔を上げれば足下のボールは見えなくなる。
だからこそ、ボールを蹴る瞬間にボールを見るタイミングなどが難しくなってしまう。
しかし、それがプレーの精度を高めるのに必要になってくる。
冷静で練習通りに出来れば、それは無意識にでも出来るだろう。ただ、試合の極限状態の中では、なかなか練習通りとはいかない。
だからこそ、蹴ったボールは思った所に飛ばない、選手がいない所に蹴る、枠に行かない、そして、GKの正面になったりする。
秋田商は決して個人技で劣っていた訳ではないし、内容的にも滝二相手に互角以上だった、経験もあったと言える、それでも、ゴールを奪う為の精度を欠いた。それだけ練習通りと言うのが難しいという事だろう。

滝二の持ち味
何と言うのか、滝二のFWの特徴なのかもしれませんね。
この試合の先制点に関して、そこに至るまでのプレーも粘り強く、そして、ゴールを決めた山田裕のプレーは、それこそ、先輩の岡崎慎を彷彿させるような、ゴールの嗅覚をもっているが、技術よりも気持ちで押し込むようなプレーを見せた。
金崎夢は違うが、岡崎慎だけでなく、森島康だったり、樋口寛といった選手など、系譜となっている気もする。
何と言うか、技術で点を取るのではなく、気持ちで点を取るタイプのストライカー、ま、技術がこれから、どこまで身に付くかは不明ですが、岡崎慎も海外に行ってから技術を身につけていた。
ただ、ゴールへの嗅覚、何が何でもゴールを取るという気持ちは、天性のモノだろう。
彼が岡崎慎になれるかどうか、それが、滝二が再び頂点に立つために必要な事なのかもしれない。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。