2017年01月02日 [14:13]   全国高校サッカー選手権大会 | スポーツ | 第95回高校選手権 

第95回選手権2回戦 市立船橋 vs 前橋育英

2017年に突入、2回戦が始まる高校サッカー。
初戦にもかかわらず1万6千人を超える大観衆の下で京都橘との激戦を勝ち抜いた優勝候補の千葉は市船。
初戦は高知の明徳義塾相手に快勝、一昨年の準優勝を超える優勝を目指す群馬は前橋育英。
関東の強豪対決となった一戦、前橋育英が市船を止められるのか。

第95回全国高校サッカー選手権大会
2回戦 【M27】 フクダ電子アリーナ/10,090人
市立船橋(千葉) 0 ( 3 PK 5 ) 0 前橋育英(群馬)
千葉県代表市船のスタメンは、17 長谷川凌、3 真瀬拓海、7 原輝綺、5 杉岡大暉、2 杉山弾斗、10 高宇洋、4 金子大毅、8 西羽拓、6 阿久津諒、11 太田貴也、12 福元友哉の4-2-3-1。
群馬県代表前橋育英のスタメンは、1 月田啓、19 後藤田亘輝、5 松田陸、3 角田涼太朗、15 渡邊泰基、6 長澤昴輝、7 大塚諒、11 岩下航、9 高沢颯、24 人見大地、10 飯島陸の4-2-2-2。

互角の試合
立ち上がり試合の主導権を握ったのは前橋育英で、積極的に前から出ていってボールを奪いに行く事で、市船が落ち着く余裕を与えない。
市船も何度か仕掛けてチャンスを作れるようになって、何とか前橋育英ペースを崩していこうとするが、序盤ほど押し込まれなくなるものの、自分たちが優勢に持ち込むまでにはいたらず。
後半に入ると、市船が仕掛けていって、前橋育英が下がって受ける形になり、試合の主導権は、一転、市船ペースになっていく。
前橋育英もカウンターでチャンスを作るものの、市船が優勢に試合を進めているが、前橋育英の守備陣も粘り強く守る。
何度となく市船は決定機を作り出すが、しかし、前橋育英も粘り強く守り、シュートをなかなか打たせない。
お互いの守備陣が際立った感じのまま、ゴールを奪えず、勝敗はPK戦へと委ねられる。

PK戦
7 大塚諒(前橋育英) ○ 真ん中に決める。
9 野本幸太(市立船橋) × 左を狙ったシュートはポスト直撃。
8 田部井涼(前橋育英) ○ タイミングを外してGKに読まれるものの右下隅に決める。
5 杉岡大暉(市立船橋) ○ GKに読まれるも強いキックで右隅に決める。
25 田部井悠(前橋育英) ○ 真ん中に決める。
12 福元友哉(市立船橋) ○ GKに読まれるも早いシュートで左隅に決める。
24 人見大地(前橋育英) ○ 左隅に決める。
6 阿久津諒(市立船橋) ○ 左下隅に決める。
18 馬場拓哉(前橋育英) ○ タイミングを外すように右に決める。
PK戦の結果3-5で前橋育英が勝利。

出鼻を挫く
80分間で結果を出せなかったのだが、しかし、立ち上がりから仕掛けて、市船の出鼻を挫く事に成功した。
それが、市船としては最後まで響いたのかもしれない。
とはいえ、後半は市船ペースで、終盤はいつ点が入ってもおかしくない展開になっていて、そこを前橋育英が耐え抜いたという感じで合って、80分間の内容で言えば、やはり市船の方が強かったのかもしれない。
そう考えた時に、序盤で出鼻を挫いておいて、市船の足を止めておいて、その隙に自分たちがゴールを奪えればと言う所を前橋育英は狙ったのかもしれないが、そこでゴールを奪えなかったものの、市船の流れを前半は作らせなかった。
だからこそ、後半の40分間だけだからこそ耐えきれたのかもしれない。
また、そこで耐えながらもカウンターを狙っていて、隙があれば点を取りに行くイメージはあった。
結果として、80分間で決着はつかなかったかもしれないが、もしかしたら、後半の前橋育英のリスクを冒さない戦い方は、PK戦も最初から視野に入れていたのではないかと思える戦い方であり、その意味で、この試合のイメージを作り上げていたのが前橋育英だったのかもしれない。
PK戦は運の要素が強かったが、それでも、真ん中に2本決めるなど、思い切りの良さもあって、運を引き寄せたとも言えるだろう。

高校サッカーの怖さ
先にも書いたように、前半は前橋育英が優勢でしたし、前橋育英の狙いが当たったようにも思える試合だった。
しかし、それでも内容的にはやはり市船の方が強いなと感じさせたし、終盤の攻勢はいつ点が入ってもおかしくなかった。
また、前半前橋育英が優勢だったとはいえ、市船の守備陣は崩されていない。
何と言うか、守備としては市船の方が良かったから、その守備の前で優勢ながらも前橋育英は攻め切れなかったし、市船は下がって粘り強く守る前橋育英の守備の前に点を取りきる事が出来なかった。
お互いに守備が良かった事もあるが、前橋育英が先に書いたようにPK戦まで視野に入れた戦い方、PK戦も辞さない戦い方だった事で、どちらもリスクを冒しきれない難しい展開になってしまったと言える。
結果として、前橋育英が勝ち上がり、市船の夏冬制覇が無くなってしまったのですが、本当に勝ち抜き戦の難しさと怖さが出た試合だったように思える。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。