2017年01月03日 [03:38]   全国高校サッカー選手権大会 | スポーツ | 第95回高校選手権 

第95回選手権2回戦 鹿島学園 vs 東海大仰星

2017年に突入、2回戦が始まる高校サッカー。
初戦で高川学園相手に逆転勝利をおさめた鹿島学園。
初戦、藤枝明誠を相手に逃げ切った東海大仰星。
共にスコア2-1で勝ち上がってきた両チームの対決。

第95回全国高校サッカー選手権大会
2回戦 【M19】 ニッパツ三ツ沢球技場/2,898人
鹿島学園(茨城) 0-1 東海大仰星(大阪)
(東海大仰星) 見野龍太郎(80分)
茨城県代表鹿島学園のスタメンは、1 木村壮宏、2 宮本陸、3 塩野清雅、4 片倉誠也、13 飯塚寿輝也、7 木次谷和希、6 竹内利樹、5 小長井大夢、8 米谷力、14 橋口凜樹、11 中野大飛の4-3-1-2。
大阪府代表東海大仰星のスタメンは、1 宮本一郎、2 大東史明、5 吉田純平、3 玄尚悟、6 面矢行斗、8 原田紘汰、4 大崎航詩、10 松井修二、9 新保隼人、7 谷野龍馬、11 見野龍太郎の4-2-3-1。

終了間際のゴール
立ち上がりから仕掛けたのは東海大仰星で、ロングスローから競ってこぼれ球を押し込みに行き、7分には、そのロングスローからゴールネットを揺らすが、しかし、ここはオフサイド。
東海大仰星が優勢に試合を進めるものの、鹿島学園のゴールを奪う事は出来ず、ただ、鹿島学園もなかなか攻められない展開で、お互いにシュートがほとんどない試合展開となる。
膠着したような展開だったが、後半に入って、更に東海大仰星が松山樹を投入し、前線に基点を作ってロングスローやロングボールを多用して前線に当てるパワープレイを狙っていく。
なかなか前線におさまらないが、それでもこぼれ球を狙ってシュートチャンスが東海大仰星に増えるのに対して、鹿島学園もエースの上田綺を投入、前線にスピードを入れるが、しかし、なかなかそこにボールが繋がらない。
どちらもチャンスを作り切れない中で、終盤立て続けに東海大仰星にチャンスが生まれるが、松山樹のポストプレーから、自らシュートまで行くシーンがあるが外してしまい、このままPK戦かと思われた80分、左サイドで粘って、大崎航が鹿島学園がクリアしようとしたボールを体で止めて、更に相手がクリアするよりも一瞬早くヘディングで前に出し、これを拾った松山樹が冷静に切り返してDFをかわして中に流すと、フリーで走り込んだ見野龍がゴールに蹴り込み、東海大仰星が先制。
その後、何とか点を取りに行く鹿島学園だが、東海大仰星も全員が体を張って守り、試合終了、東海大仰星が勝利。

勝ちにこだわる
この試合は、完全に東海大仰星が優勢に試合を進めていて、鹿島学園はエースの上田綺が負傷の影響でベンチスタートという事もあって、攻め手を欠いていた。
それに対して、東海大仰星は武器となる運動量で圧倒して、セカンドボールを拾って攻めるという事を繰り返していた。
それ自体は狙い通りとして良いのだが、正直言えば、もし東海大仰星のやっていたサッカーをプロがしていれば、それは、個人的には批判の対象となるんじゃないかと思える。
東海大仰星は、とにかくボールをもてば前線に蹴って、前線で競り、そこでキープできなくても、こぼれ球を狙っていく、そして、それは、更にロングスローと言う形でも狙って行った。
それはサッカーの考え方として、決して間違った戦術ではないだろう。また、チーム全体が蹴った後は一気に前に人数をかけるので、運動量を必要としていた。
ただ、やはり、そのサッカーは面白いとは言えないので、プロであれば批判の対象としたい。
しかし、これはアマチュアの大会で、結果を重視すべきだとすれば、勝ちにこだわった結果でしょうから良いだろう。
但し、これは高校サッカーであり、部活であり、学校教育の一環だとしたら、こういうやり方はどう何だろうとは思わないでも無い。
そういう諸々の思う所はあるものの、それとは別に、ボールを奪われてもすぐさま立ち上がり、先制点のシーンは、見野龍のゴールではあったが、松山樹にボールが入った所で、その前にボールを前に出した大崎航は、相手のキックに当って倒れたのがすぐさま立ち上がって走り出したことで、DFの意識を引き付けたというのも大きい。
他にも抜かれてもすぐにボールを追って、常に複数の人間がプレスに行くという、1回戦の試合の感想でも書いたが、誰一人さぼらないというのは、本当に素晴らしい。
勝つために点を取る必要があるので、そのやり方に関しては、少々思う所はあっても、その選手全員の頑張りは、勝利に値するものだと言えるだろう。

機能しなかったエース
初戦で2ゴール、県リーグで33ゴールをあげ、今大会の得点王候補の一人であった上田綺が負傷でベンチスタートになった。
結果として、東海大仰星のプレッシングを突破してゴールを奪うという事が出来ず、シュート自体がほとんど放つことが出来ない事になってしまった。
そして、後半の途中で、満を持してと言うよりも、攻め切れない事で、仕方が無くという感じでの投入になったように思えるが、エースを投入して、ここからというイメージはあったのかと思う。
しかし、東海大仰星は、最初から彼がいるものとして、それを想定していたのだろう。
彼が入った後もプレッシングは緩まず、それは、上田綺にボールが入らず、強引に入れても彼の持ち味を活かすことが出来ない、ゴール前でボールを触るのではなく、触る為に下がってボールを受けざるを得なくなって、そうなると得点からは遠くなってしまった。
怪我が無ければという想いもあったかもしれないが、しかし、東海大仰星の守りを見ていれば、機能したかは不明だろう。
絶対的なエースがいるのであれば、それをどうやって活かしていくのか、その部分で抑えられてしまった事が、勝てなかったという事だろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。