2017年01月10日 [08:28]   全国高校サッカー選手権大会 | スポーツ | 第95回高校選手権 

第95回選手権決勝 青森山田 vs 前橋育英

今年度の高校サッカーも決勝戦。
かつて柴崎岳、櫛引政を擁して挑んだ第88回大会以来の決勝進出となる青森山田。
一昨年の93回大会で準優勝だった前橋育英。
共に2度目の決勝進出、初優勝の栄冠を手にするのは、どちらか。

第95回全国高校サッカー選手権大会
決勝 【M47】 埼玉スタジアム2002/41,959人
青森山田(青森) 5-0 前橋育英(群馬)
(青森山田) 高橋壱晟(23分)、嵯峨理久(46+分)、、鳴海彰人(57分、59分)、佐々木快(89分)
青森県代表青森山田のスタメンは、1 廣末陸、3 小山新、4 橋本恭輔、13 小山内慎一郎、5 三国スティビアエブス、6 住永翔、8 嵯峨理久、10 高橋壱晟、7 郷家友太、14 住川鳳章、11 鳴海彰人の4-1-4-1。
群馬県代表前橋育英のスタメンは、1 月田啓、19 後藤田亘輝、5 松田陸、3 角田涼太朗、15 渡邊泰基、6 長澤昴輝、7 大塚諒、25 田部井悠、9 高沢颯、10 飯島陸、24 人見大地の4-2-2-2。

青森山田初優勝
青森山田がキックオフ直後のいつもの通り、全員が一気に相手陣内に走り出し、そこにGKの廣末陸がロングフィードを入れる形を狙うが、それを読んでいた前橋育英は人見大が一気にボールに詰めて、廣末陸のキックを体に当て、一気に無人のゴールに向かって走るが、跳ね返ったボールが早くて追いつかず。
立ち上がりから猛攻を仕掛ける前橋育英は5分には、右CKからファーサイドへと入れたボールをヘディングシュート、しかし、ここはゴールの中で構えていた小山内慎がヘディングでクリア。
更に前橋育英が縦に早いサッカーでチャンスを作り16分には、一瞬の隙をついて高沢颯がスピードで抜け出してGKと1対1と言う決定的な場面を作るが、GKの廣末陸が冷静に止める。
何度となく決定機を作り出していた前橋育英だったが、青森山田が23分、右サイドを抜け出した鳴海彰のクロスを高橋壱が素晴らしいトラップからシュート、これが相手DFに当ってコースが変わりゴール、青森山田が先制。前半終了間際にもFKから決定的なシーンを掴むが、三国のDFでシュートできず、逆に、その後の前橋育英の隙をついて、一気に前に繋ぐと、嵯峨理がワンツーで抜けて、ブロックに来たDFの下を抜くシュートを決めて、青森山田が追加点を前半のアディショナルタイムに奪う。
後半に入ると青森山田はGKの廣末陸が足を痛めた仕草をしていたが、その廣末陸から始まったカウンターで、右サイドで嵯峨理のクロスをニアサイドで鳴海彰が胸トラップからジャンピングボレーでゴールに叩き込んでゴール、57分に3点目を奪うと、その2分後には、GKの廣末陸のGKが一発で前線まで届くと郷家友が競って裏にこぼれたボールを鳴海彰がゴールに蹴り込み、青森山田が4点目を奪う。
リードを4点にしたものの、青森山田が嵯峨理が負傷退場する。
4点を追う前橋育英は諦めず、攻め続けるが、決定的なシュートは惜しくも枠を外すなど、後一歩でゴールを奪えない。
すると、89分、佐々木快がボールを受けると、強烈なミドルシュートを叩き込み、青森山田が5点目を奪う。
その後も、前橋育英が攻撃に出るが、しかし、ゴールを奪うにはいたらず、青森山田が初優勝を決める。

青森山田優勝おめでとう!
どちらが勝っても初優勝となる試合でしたが、非常に面白い試合になった。
結果として、5-0という大差がつきましたが、内容的にはどちらかと言うと前橋育英の方が良かった。
何よりも、お互いに相手のサッカーを研究していて、その研究をしたというのが明確に分かるのが、キックオフ直後に青森山田がやってくる奇襲に対応した事だろう。
何度となく惜しくもゴールなら無かったものの、青森山田の守備の隙をついてサイドから攻めて良い形を作っていた。
ただ、それ以上に青森山田が結果を出せたという事だろう。
お互いに隙を逃さない攻めを見せていて、決定機の数では前橋育英の方が上だった。
ここまで無失点で勝ち上がってきていた事もあって前橋育英の守備は自信があって、青森山田も、例えば、準決勝で東海大仰星のサイドを崩していた両サイドの攻めもなかなか機能しなかった。
だからこそ、その数少ないチャンスを、一瞬の隙を決めきったゴール、青森山田の5ゴールは、どれ一つとっても決して簡単なものではなかったが、それを決めきった技術力の高さ、まさにそこが違いとなったのかもしれない。
今大会、組織力が優先と言うか、前橋育英にしても、東海大仰星にしても、佐野日大にしても、突出した個よりも、チーム全体が走るというサッカーが勝ち上がってきていた。青森山田も運動量で前橋育英に劣っているものではなかったが、だからこそ、この最後の最後決定的な部分で、個の力の差が出た決勝だったかもしれない。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。