2017年01月29日 [08:46]   映画の感想 | 映画 | 実写映画感想 

本能寺ホテルを観てきました

最近、なかなか映画を観に行くことが出来ていなかったのですが、漸く、時間が出来て、観たい映画を観てきた。
まずは、「本能寺ホテル」。

いつも通り、ネタバレがありますので、ご注意を。
「やりたい事に大きいも小さいも無い。やりたいか、やりたくないか。そして、やるかやらないかだけ」
良い言葉ですねぇ。
本能寺の変と言えば、色々と謎があって、日本史の謎のひとつにも数えられますが、今回の映画では、その中で、秀吉の中国大返しが出来た理由の様なものが出ましたね。
史実では、毛利の間者が誤って秀吉の陣内に入って、先に信長の死を知った秀吉が、その後に毛利への情報を遮断しておいて、急ぎ停戦しての大返しをした訳です。
ただ、それが偶々ではなく、予め信長からの手紙で、信長が死ぬ事を知っていたから、街道を封鎖して情報を止める事が出来たとしたら、確かに半日の差ではあるかもしれませんが、大返しの準備として可能性が広がりますね。

しかし、本能寺の変を知っても、自分の死が戦乱の無い世に繋がるなら、特に逃げもせず死を受け入れるというのは、信長らしいとも言えるかもしれませんが、二条城に、信忠がいて、多くはないが兵がいた訳ですから、あの状況で、十分に対処できたんじゃないかなとも思えますけどね。

さて、こういう設定の映画の場合、ホテルのフロント係は、エレベーターがタイムマシンの代わりをする事を知っている筈が、この映画では、そんな事は無いという否定的で、その事実を知らなかった。
その中で、色々と相談に乗る訳ですね。
そういえば、最後のシーンで扉の外は果たしてなんだったんでしょうかね? オルゴールが鳴っていなかったので、元のままかもしれませんが・・・

最初に書いた通り、信長のセリフ、そして、お爺さんの言葉と生き様は、本当に恰好が良いですね。
織田信長と言う人は、その時によって、大きく人格が変わっているように思える。
例えば、若い頃は、うつけと言われていましたが、町の人と交わったり、下級武士の子らと相撲などで遊び、そこで出来た友が、例えば前田利家などを筆頭に、後の信長のお母衣衆とか、信長の親衛隊になったりしていく、信長に心酔している人材も多い。
そして、家督を継いだ後は、積極的な人材獲得だけでなく、弟の謀反を一度は許したり、敵であっても必ずしも潰さず、必要であったら、自分に逆らった事を許すなど、寛容さがあった、それが柴田勝家のように家老とまで起用する事になったわけですからね。
しかし、徐々に能力主義になって、美濃を制した後、特に足利義昭が敵対を始めて、更に一向宗に煽動されたとはいえ、民が自分に逆らいだした事で、少し信長は頑なになったというか、苛烈になっていって、重臣の佐久間信盛を追い出すなど、家臣が幸せになれていなかったかもしれませんね。
ただ、この映画の中では、繭子の言葉に周りが見えるようになった信長が、それこそ、美濃の頃にまで戻りましたね。

面白い映画ではあったが、何と言うか、何か後一つ物足りなかった気がしますね。
それでも、最初に書いたように、良い言葉がありましたね。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。