2017年03月04日 [09:10]   なでしこジャパン | スポーツ | アルガルベカップ2017 

アルガルベカップ2017 日本 vs アイスランド

初戦、正直代表レベルとは言い難いサッカーをしていたなでしこジャパン。
中1日で、どこまでの改善が、結果を出すためにも何らかの進化を新生なでしこジャパンには期待したい。
対戦相手は、ある意味日本が苦手とするようなフィジカルの強いアイスランド。

アルガルベカップ2017
[7]グループB 第2節 ベラビスタ スタジアム
日本 2-0 アイスランド
(JPN) 長谷川唯(11分、15分)
なでしこジャパンのスタメンは、12 山下杏也加、3 鮫島彩、18 中村楓、4 熊谷紗希、21 北川ひかる、5 川村優理、6 宇津木瑠美、8 千葉園子、17 長谷川唯、16 田中美南、20 横山久美の4-2-2-2。
アイスランドのスタメンは、1 Guðbjörg Gunnarsdóttir、4 Glódís Perla Viggósdóttir、2 Sif Atladóttir、19 Anna Björk Kristjánsdóttir、22 Rakel Hönnudóttir、14 Málfríður Erna Sigurðardóttir、7 Sara Björk Gunnarsdóttir、11 Hallbera Guðný Gísladóttir、15 Elín Metta Jensen、9 Margrét Lára Viðarsdóttir、23 Fanndís Friðriksdóttirの3-4-3。

前半
なでしこジャパンのキックオフで試合開始。
立ち上がりから積極的にプレスをかけてボールを奪いに行って、奪ったら前に出ることで、なでしこが優勢に試合を進める。
11分、中盤でボールを回して、宇津木からパスを受けた長谷川が前を向いた所で、GKが中途半端に前に出ていく隙をついて、距離がある所で思い切ったロングシュートを決め、なでしこが先制。
更に15分には、今度は波状攻撃を仕掛けて、右サイドからのスローインから縦に入れたボールを田中美がクロス、これは相手にクリアされるが、そのボールを拾った宇津木ミドルシュート、これもGKの好セーブに阻まれるが、弾いた所を拾った横山が中に折り返し、フリーの長谷川が無人のゴールに蹴り込み、なでしこが早い段階で追加点を奪う。
2点リードしたなでしこが、その後も優勢に試合を進めるが、3点目を奪うにはいたらず、ただ、アイスランドも放り込みを狙おうとするが、しかし、そこはなでしこも高い位置から球際で厳しく行く事で対応して危ないシーンはあまり作らせず、前半はなでしこが優勢なまま2点リードで折り返す。

立て直したなでしこ
スペイン戦の反省を活かして、大きくチームを立て直してきた。
まだまだ連動性、連携面での課題は多く残していて、相手の放り込んできた所で、誰がいくのかが少し曖昧で裏にこぼれてしまうという所はあったが、しかし、中盤での守備面では、とにかく積極的にボールに対してアプローチする事で、相手に対してプレッシャーを与えることが出来た。
また、何よりも大きいのは攻撃面での改善で、ボールを奪った後は、とにかく前に運ぶという意図が見えるのと、ボールを持った選手が積極的に仕掛ける意識、角度の無い所だったりしても、横山は強引にでも仕掛ける部分もあり、まさに、その積極性が、長谷川の2ゴールに通じていると言えるだろう。
先に書いたように連動性というなでしこの武器は、まだまだであり、どうしてもテンポが悪い場面だったり、危ない部分は多いものの、サッカーになっていなかったスペイン戦と比較すると格段の進歩ではあるだろう。
後は、これを90分間通してきっちりとやり通す事、特に、アイスランドの攻めに対して、後半も攻守の切り替えを早くして、きっちりとプレッシングを仕掛け続けることが出来るかどうか、その上で、少しでもチームとしての連動性を高めていって欲しいものだ。

後半
なでしこは宇津木に代えて14番の中里優を、アイスランドも7番Sara Björk Gunnarsdóttirと15番Elín Metta Jensenに代えて5番Gunnhildur Yrsa Jónsdóttirと16番Katrín Ásbjörnsdóttirを投入、そのアイスランドのキックオフで後半開始。
後半も立ち上がりからなでしこペース、攻守の切り替えを早くして、アイスランドの攻撃を封じて、自分たちが攻撃に出るが、しかし、なでしこの攻撃もなかなか攻め切れない。
その中で、北川が負傷して、56分、急遽交代で15番の高木ひかりを投入、高木が右SBに入って、鮫島が左SBに回る。
この交代の混乱をつかれたように58分頃からアイスランドが攻勢を仕掛けて、立て続けにセットプレーのピンチになるが、ここは何とか耐えるが、なでしこの運動量が落ちてきた事もあって、アイスランドに流れが行く。
アイスランドが64分、14番Málfríður Erna Sigurðardóttirに代えて8番Sigríður Lára Garðarsdóttir、20番Berglind Björg Þorvaldsdóttirに代えて、9番Margrét Lára Viðarsdóttirを投入。
なでしこも流れを変える為に65分、千葉に代えて22番籾木結花を投入する。
アイスランドも疲れが見えてきて、なでしこが71分には、2トップで決定機を作り出すが、ここはアイスランドのGKとDFが粘ってゴールを奪う事は出来ず。
73分、なでしこは2トップの田中と横山に代えて、7番中島依美と11番岩渕真奈を投入、中島が右SHに入って、籾木と岩渕の2トップにする。
75分、アイスランドは23番Fanndís Friðriksdóttirに代えて10番Dagný Brynjarsdóttirを投入する。
なでしこが再び流れを作れるようになったが、しかし、チャンスを作る事は出来ず、そのまま、試合終了。

勝利も失速
前半飛ばした影響もあっただろうし、選手交代が上手くいかなかった事もあるだろうが、後半は流れを失った感はあり、前半と比較すると一気に失速したとも言えるだろう。
その中で、アイスランドが仕掛けてきて、危ないシーンがあったが、そこは体を張って何とか守り切った事で、新生なでしこの公式戦初勝利となった。
ただ、先にも書いたように、連動性が無く、お互いの連携はまだまだの為に、チームの完成度は正直低いままだ。
しかし、スペイン戦と比較すると積極性が出た事、また、確かに新しい選手やサッカーの中で知らない事も多いが、元々、なでしこリーグで対戦した事もある同士と言う関係性から、お互いのプレーは大凡知っている中でのプレーですから、多少なりとも合わせる事が出来る。
その意味での最低限の連携は出来ていたのもあって、何とかサッカーは出来ていたのだが、お互いにフォローする事が出来ていないので、運動量が多くなってしまって、失速も早くなっている。
その辺は、おいおい改善していく必要があるが、この試合で見せたように、まずは闘う意識、前に行くという、ゴールを目指すという方向性の統一が必要であり、そこが改善された事で、ちゃんとしたサッカーを見せた。
その意味で、まだまだ、勝つというレベル、WC云々と言うことが言える状態ではないが、少なくともサッカーは出来たという意味で、一歩前進は出来たと言えるだろう。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。