2017年03月10日 [09:14]   なでしこジャパン | スポーツ | アルガルベカップ2017 

アルガルベカップ2017 日本 vs オランダ

2017年のアルガルベカップも最後の試合。
グループBで2勝1敗と言う結果に終わったなでしこは、グループBを勝点6での2位通過で、順位決定戦は5・6位決定戦へ。
対戦相手はグループCをなでしこと同じく2勝1敗の勝点6で2位通過をしたオランダ。
最後は勝って、5位となって戻ってきて欲しい所。

アルガルベカップ2017
[19]5・6位決定戦 アルガルベ スタジアム
日本 2-3 オランダ
(JPN) 横山久美(20分)、OG(77分)
(NED) Anouk DEKKER(13分)、Lieke MARTENS(19分)、Vivianne MIEDEMA(93+分)
なでしこジャパンのスタメンは、12 山下杏也加、15 高木ひかり、4 熊谷紗希、18 中村楓、3 鮫島彩、5 川村優理、10 阪口夢穂、7 中島依美、17 長谷川唯、16 田中美南、20 横山久美の4-2-2-2。
オランダのスタメンは、23 Loes GEURTS、2 Desiree VAN LUNTEREN、3 Stefanie VAN DER GRAGT、4 Mandy VAN DEN BERG、15 Kika VAN ES、8 Sherida SPITSE、6 Anouk DEKKER、11 Lieke MARTENS、7 Shanice VAN DE SANDEN、9 Vivianne MIEDEMA、10 Danielle VAN DE DONKの4-2-1-3。

前半
なでしこジャパンのキックオフで試合開始。
立ち上がり、オランダがいきなりチャンスを作るが、そこを跳ね返したなでしこの方が、その後何度かチャンスを作り出す、しかし、13分、オランダが左CKを立て続けに得ると、GKの頭の上を超えてファーサイドまで飛ばしたキックが、なでしこのDFに当ってこぼれたところで、6番DEKKERがゴールに押し込んで、オランダが先制する。
先制された後のなでしこも攻めに転じたい所だったが、自陣右サイドからのスローインから、縦に入れて、それを更に裏に流したボールで、なでしこの左サイドをスピードで一気に7番VAN DE SANDENに突破されて、そこにDFが引き付けらえた所で、中にマイナス方向に折り返し、完全にフリーで飛び込んだ11番MARTENSにシュートを決められて19分、オランダに早い段階で追加点を奪われる。
ただ、なでしこも20分、横山久がボールを受けて前を向いた時に、相手DFのプレスが弱いとみると思い切ったロングシュートを放ち、これがGKの頭の上を貫いて、1点を返す。
その後もオランダが押し込んできていて、なでしこは流れを掴めないまま、前半終了。

押し込まれたなでしこ
1点目はミスで2点目は完全に崩されての失点だった。
攻守両面での連携の甘さは、大会当初から出ていたのだが、その連携の甘さが、トコトンまでつかれて、中盤でのパス回しを完全に狙われてしまって、フォローが遅い事でオランダに試合の主導権を握られてしまった。
失点シーンに関しては、1点目は先に書いたようにミスで、GKが飛び出しながらも触る事が出来なかった事で、味方に当ってこぼれたボールを押し込まれてしまった。
そして、2点目に関しては、完全にスピードで抜かれてしまって、完璧に崩されたと言える。
どちらも、連携と言う事での問題ではないかもしれないが、しかし、裏を返すと、もう少しお互いで声を掛け合って、お互いに連携して守れていれば、もしかしたら失点をしなかったかもしれない。
1点を返したゴールは素晴らしいシュートというか、完全に意表をついた形で1点を返して、流れ的に掴む機会ではあったが、しかし、チームとして攻撃に転じる形が出来なかったので、劣勢のまま流れを変えるにはいたらなかった。
もう少し、受け手の動きと同時に、もう少しダイレクトと言うか、早いタイミングでの球離れをしないと、オランダに完全に狙われているだけに、改善は必要だろう。

後半
なでしこは、高木と川村優に代えて佐々木繭と宇津木瑠を投入、オランダも11番Lieke MARTENSに代えて18番Jackie GROENENを投入、そのオランダのキックオフで後半開始。
後半に入ると、なでしこのパスのテンポと動き出しが良くなって、前半と比較しても流れが良くなっていくが、しかし、なかなか前線で決定機を作るという所まではいかず。
すろと、61分、オランダの4番VAN DEN BERGが田中美を後ろから倒して2枚目のYCで退場、残り30分程残してなでしこが数的有利に立つ。
なでしこが優勢に試合を進めるのだが、なかなか同点ゴールを奪えない中で、交代で入ったばかりの籾木結に良いボールが入ると、そこから早いクロスに、ニアサイドで田中美が合わせに行くが触れなかったものの、後ろにいたオランダのDFに当ってゴール、なでしこがOGで77分、同点に追いつく。
更に得点を狙っていくが、しかし、なかなか最後の部分で合わず、それでも、なでしこがゴールを奪えるかと言える中で、アディショナルタイム、なでしこは中盤のミスで、オランダにボールを奪われて、9番MIEDEMAが一人でドリブルで仕掛けて、右サイドから突破して中に切れ込んでいって、最後は中に折り返すつもりだったのか、蹴りにいったボールをカットしようと足を出した事で、コースがゴール方向に飛んで、ゴール、OG気味のゴールで、オランダが勝ち越し、そして、ここで試合終了。
なでしこは6位で終る。

勝負所での集中力
何度も書いたようにチームとしての組織が未熟なために、連動性は無くて、お互いの連携は出来ていない。
それでも、後半は運動量で上回り、特に、中盤の底に入った宇津木瑠が上手くオランダの中盤のスペースに入ってボールを受けてパス回しの中心になる事で、完全に試合はなでしこペースになっていた。
ただ、連携面での未熟さがあったので、最後の部分で合わずになかなかゴールは奪えなかった。
但し、現状のなでしこの状況では、これは織り込み済みである部分でもあり、だからこそ数を増やしていく必要があると同時に、チーム内で自分たちの約束事ではないですが、お互いの理解を進めることで、連携をあげていくべきだろう。
後は、単純な精度の問題もある。
それでも、同点に追いつくことが出来たのは良かったのだろう。
オランダが一人少なくなって、完全に足が止まっていたので、なでしこが優勢のまま、勝てる試合ではあった。
しかし、だからこそではないですが、勝負所になっている時に集中力を欠いては勝てるものも勝てる訳がない。
自分たちが押し込んでいた事での油断もあったのだろう、また、オランダの足が止まっていたのもあったのだろうが、中途半端なパスをカットされて、カウンターを喰らった。
それでも、オランダの足は止まっていて、厚みの無い攻撃でしたし、なでしこの戻りの方が早くて、人数は十分にあった。
にもかかわらず、自分たちのミスからという浮き足だった部分があったのだろう、無理のあるタックルでかわされたり、味方同士で被りながらだったりで、結果的に自分たちのミスのまま負ける事になった。
終盤の勝負所であり、アディショナルタイムは今一度集中のし直しが必要だったと思うが、それを失った、勝負強いチーム、勝てるチームと言うのは、そういう所で逆に無理矢理でももう一段階ギアを入れる、集中を深める事が出来るのだが、それが逆に集中を切らしているようでは、まだまだとしか言いようがない。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。