2017年03月29日 [05:16]   FIFAワールドカップ | スポーツ | WC/ロシア2018 

WC2018アジア最終予選 日本 vs タイ

UAE戦でリベンジを果たし、3位のオーストラリアとの勝点差を3に広げて、若干楽になった日本。
次はホームでのタイ戦。
力では確実に劣るタイ相手ですから、勝つのは当たり前ですが、だからこそ、内容云々よりも先にきっちりと勝利を手にする事が重要。
ここできっちりと勝っておくことで、この後の戦い、特にオーストラリアに対してアドバンテージを作る事が出来る。

FIFA WORLD CUP - Final Qualification Round
[20]グループB 日本 埼玉スタジアム2002/59,003人
日本 4-0 タイ
(JPN) 香川真司(8分)、岡崎慎司(19分)、久保裕也(57分)、吉田麻也(83分)
ホーム日本のスタメンは、1 川島永嗣、19 酒井宏樹、22 吉田麻也、6 森重真人、5 長友佑都、16 山口蛍、21 酒井高徳、14 久保裕也、10 香川真司、8 原口元気、9 岡崎慎司の4-2-3-1。
WC2018アジア最終予選 日本 vs タイ
アウェータイのスタメンは、1 Kawin THAMSATCHANAN、19 Tristan DO、5 Adisorn PROMRAK、15 Korawit NAMWISET、2 Peerapat NOTECHAIYA、22 Wattana PLAINUM、17 Tanaboon KESARAT、10 Teerasil DANGDA、18 Chanathip SONGKRASIN、8 Siroch CHATTHONG、9 Adisak KRAISORNの4-2-3-1。

日本大勝
日本のキックオフで開始した試合は、立ち上がりタイが積極的に仕掛けてくる中で、8分、日本はカウンターから右サイドの裏にだ田久保裕にボールが通ると、そこからDFをかわしてゴール前に低いボールを入れると、香川真がシュートフェイントでDFのブロックをかわしてから冷静にゴールに蹴り込み、日本が先制。
これで勢いの出た日本は、チャンスを作り出すと、19分には、右サイドへと展開したボールを久保裕がピンポイントクロス、そこでDFの前に飛び込んだ岡崎慎が頭で押し込んで、日本が追加点を奪う。
2点リードして日本は優勢に試合を進めるかと思われたが、タイが立ち上がりからの積極性を維持する事で、時間経過とともにタイが優勢に試合を進め出し、前半のアディショナルタイムには右CKからあわやというシーンが作られ、日本はバタバタして、簡単にクリアをする事すら出来ず嫌な流れのまま前半を終える。
後半に入ってもタイペースは変わらないが、川島永が前半ラストのプレーで乗ってきたのか好セーブを見せると、悪い流れの中で一瞬の隙をつくように57分、右サイドでのスローインのボールが久保裕に入ると左足一閃、ミドルシュートを叩き込んで日本が勝負を決める3点目を奪う。
3失点をしたことで、若干気落ちしたのかタイのペースが落ちて、日本も無理をして攻めないので、試合は徐々に落ち着くようになった中で、83分、日本は左CKからゴール前に入れたボールを中央で吉田麻がヘディングで決め、4点目。
しかし、そのすぐ後、タイが仕掛けた所で、日本がゴール前でクリアできず、滑った長友佑が、何とかクリアしようとした結果、相手選手の足にタックルをするような形になってしまってファール、PKを与えられるが、10番DANGDAが左サイドを狙ったシュートは川島永が完璧に読んで弾き、こぼれ球も日本の選手が素早く反応していて大きくクリア。
その後は、お互いに決定機は無く、日本が4点差の大勝。

良い結果
今野泰と大迫勇が負傷欠場という事であったが、前情報通り、酒井高と岡崎慎の二人がスタメンとして起用された。
全体として、UAE戦では、若干の出来の差はあったが、この試合では、それはほとんどなく、全体として悪くはない出来だった。
特に、久保裕が初得点やスイスでの調子の良さを維持していて、この試合のMOMと言える活躍を見せた上に、早々に香川真と岡崎慎がまさにそれぞれの持ち味と言うか、らしさを発揮したようなゴールを奪った。
その二人の出来もあって、早い段階で主導権を握る事が出来た。
危ない場面があったとはいえ、後半にも得点を重ねて、見事に勝利をおさめた。
内容と言う意味合いでは、少々問題と言うか、課題も多い試合になったものの、こういう試合では、内容よりも結果が重要であり、その結果は、4点差の勝利という事で、最高とも言える結果だろう。

落ち着け
正直、この試合の日本の問題点は、無駄に内容にこだわった事だろうか。
以前から、問題となっている、2点差での戦い方の問題。
何度か書いたことがあるが、2点差を無駄に危険な得点と煽っている部分があるが、それは日本くらいのもので、本来は、1点差よりも余裕のある得点差である。
前半の終盤から後半にかけて、3点目を取るまで、タイは序盤から非常に良い動きをしていたので、押し込まれる部分があったが、別にそこまで気にする事も無く、UAE戦と同じく落ち着けば問題なく守れた筈である。
ましてや2点差ですから、1点取られても別に問題が無い。
にもかかわらず、その1点を嫌ってバタバタしてしまっていた。良く体を張ってゴールを許さなかった事は良かったとは言えるが、とにかく、落ち着けばいい所で、自分たちで慌ててゲームのコントロールを失ってしまっていた。
ようは、2点差があるのだから、1点取られても問題が無いとして、落ち着いて戦う事が出来るかどうか、そういう割り切りも含めた、意識の問題が課題だろう。

ボールのおさめ所
この試合、大迫勇がいなくて、更に本田圭もベンチスタートとなった事もあって、ボールの収まり所が無かった。
それが、試合の流れの中でなかなか主導権を維持出来なかった部分ではあるだろう。
久保裕は非常に調子が良く、また原口元も同様であり、仕掛けや守備面での貢献もあった。先に書いたようにチーム全体で個々の選手の出来は決して悪くは無かった。
それでも、内容的に3点目を取ってタイの心を折るまで、そして、日本に余裕が出来るまでは、なかなか試合の主導権を握れなかったのは、前線でボールを預ける所が無かったからだろう。
これまでの日本のサッカーは良くも悪くも、どこかにボールを預けて、それによって、攻撃を組み立てだすという事で、落ち着く事、例えば中田英だったり、中村俊だったり、遠藤保だったり、本田圭だったり、そして、UAE戦では大迫勇だったりが、一旦ボールをおさめる事で、ゲームのペースを作る事が出来た。
久保裕や原口元もボールをキープできるか、それは、例えば止まってボールをおさめると言うよりも、そこから仕掛けていくという方向である。久保裕なら、可能であったと思うが、しかし、それが出来なかった事で、動きを作り続ける事が、ミスからなかなか思い通りに試合を落ち着けることが出来なかった要因でもあるだろう。
どう考えるかという部分でもあるだろうが、日本のサッカーで内容を求めるのであれば、そういうボールをおさめる事が出来るというポイントが必要になるのだろう。



個人的な個人評
1 川島永嗣 6.5 PKのセーブをはじめ、神懸った時の守備を見せた。
19 酒井宏樹 6.5 攻守両面でバランスも良くプレーが出来ていた。
22 吉田麻也 6.5 最終ラインの中心として良く守れていた。
6 森重真人 6.0 バタバタする部分はあったが、良く守り切った。
5 長友佑都 6.0 PKを与えたのは自分のミスでもあるが、それ以外では良く守っていた。
16 山口蛍 5.5 悪くは無かったが少しバランスを欠いた部分もあった。
21 酒井高徳 6.0 CHとしての起用であったが、悪くは無かった。
14 久保裕也 7.0 本日のMOM。1G2Aとまさにノリに乗っているという所だろう。
11 宇佐美貴史 5.5 久々の起用だったが、持ち味を出すにはいたらず。
10 香川真司 6.0 先制ゴールはらしさがあったが、守備面では危ない部分での判断の悪さなども見えた。
13 清武弘嗣 6.0 キッカーとして結果を出したが、もう少しチームとして安定させたかった。
8 原口元気 6.0 好調維持しているが、何度かあった決定機は決めておきたかった。
4 本田圭佑 5.5 動きはやはり悪かったが、しかし、やるべき事をハッキリとさせていた。
9 岡崎慎司 6.5 らしいゴールに加えて、何よりも守備での貢献が大きかった。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。