2017年06月07日 [23:33]   サッカー日本代表 | スポーツ | A代表/2017 

キリンチャレンジカップ2017 日本 vs シリア

ロシアWC出場に王手をかけるためにも、残り3試合の中で最も重要なアウェーイラク戦。
今回、今まで代表の中心として選ばれてきていたメンバーの何人かが外れ、新戦力が招集されている日本代表。
新しい日本代表、イラク戦から先、来年のWCも視野に入れてきていた日本の本場前の重要なテストの試合相手は、グループAで4位、こちらもWC出場に向けて、残り3試合を負けられない為に、日本相手に調子を上げていきたいシリアと対決。
日本としてのコンディションをあげる必要もあり、結果や内容も重視したい試合。

キリンチャレンジカップ2017
日本 東京スタジアム/
日本 1-1 シリア
(JPN) 今野泰幸(58分)
(SYR) マルデク・マルドキアン(48分)
ホーム日本のスタメンは、1 川島永嗣、19 酒井宏樹、22 吉田麻也、3 昌子源、5 長友佑都、16 山口蛍、17 今野泰幸、10 香川真司、14 久保裕也、15 大迫勇也、8 原口元気の4-1-2-3。
アウェーシリアのスタメンは、1 イブラヒム・アルマ、6 アムロ・ジェニアト、5 オムロ・アルミダニ、2 アハマド・アルサレハ、3 ムアイアド・アルアジャン、14 タメル・ハグ・モハマド、9 マハムード・アルマワス、18 モハメド・ザヒル・アルグナミ・アルメダニ、20 ハレド・アルムバイド、12 ファハド・ユーセフ、19 マルデク・マルドキアンの4-2-3-1。

前半
日本のキックオフで試合開始。
立ち上がり試合の流れを掴んだのはシリアで、裏を狙って攻め込んで行く中で、日本は守勢に守ると、7分、日本の左サイドの所で、香川真が相手の9番アルマワスと競って、左肩を伸ばしたのか痛めてピッチを出る。
日本は香川真のプレーが不可能という事で、10分に早くも倉田秋と交代する。
序盤のシリアの攻撃を耐えてから、日本は徐々に前線にボールを繋げるようになるようになって、チャンスは作れるが、ボールのおさまりが悪く、リズムも悪くて、なかなか試合の流れを掴めず、落ち着きのない試合展開となる。
お互いに攻めているものの、点が入る気配も無い、ドタバタした流れで、どうにもチームとしての動きが、どちらも出来ていない雰囲気が続くが、それでも、日本は終盤に原口元や久保裕の思い切った強烈なミドルシュートなど、単発で打開を狙うが、枠に飛ばず、ゴールまではいかない。
結局、お互いに決定機が無いまま、スコアレスで前半を折り返す。

チームになっていなかった前半
新戦力を試してくるのかと思ったが、今野泰の起用も含めて、ほぼ主力と言えるメンバーを起用、あえて言えば、森重真と西川周が招集されていないから、昌子源と川島永を起用してきたという感じなだけであろう。
ただ、そのメンバーで挑んだにしては、チームとしてはバラバラというか、バタバタと言うか、選手間の距離感が悪いので、ボールを効果的に繋げず、蹴ってしまうようなシーンが多い。
結果、例えば、大迫勇が競ってボールをおさめてもフォローが無かったり、サイドで原口元や久保裕が単独で仕掛けるだけになったりしていまっている。
偶に、今野泰や倉田秋があがるタイミングあるが、それでも、それを活かせるプレーがチームとしてないので、結局、攻撃が全くと言っていいほど機能しなかった。
そして、シリアがボールを奪ってから切り替えを早く攻めてくるだけに、最終ラインは前にボールを出しても、簡単に奪われて攻められるので、あがる事も出来ない。チーム全体が悪循環に陥っていると言える。
もう少し、どこかでタメを作るなどすると同時に、前線と中盤がもう少し近い距離でプレーをして、時間を作れるようにならないと、日本のサッカーは出来てこない。

後半
日本は、久保裕に代えて本田圭を投入、シリアは交代なしで、そのシリアのキックオフで後半開始。
後半開始早々、シリアの早い攻めでやられると、シリアは右CKをショートコーナーで始め、日本の守備陣が集中できていない所で、中央でマルドキアンがヘディングシュートを決め、48分、シリアが先制。
53分、少し足を引き摺ったような山口蛍に代えて、井手口陽を投入する。
日本は58分、左サイドで基点を作って、縦に出したボールを、長友佑が裏に抜け出して突破、ニアサイドに走り込んできた本田圭がDF3人を引き付けて、ファーサイドでフリーになった今野泰が長友佑のパスを冷静に決めて、日本が同点に追いつく。
日本が同点に追いついた所で、原口元に代えて、乾を投入する。
更に日本は、今野泰に代えて、63分、浅野拓を投入、浅野拓が右サイドに入り、本田圭がIHに入る。
日本がリズムを掴んできたようなところで、シリアは、65分、18番モハメド・ザヒル・アルグナミ・アルメダニに代えて、21番ナッスーフ・ナックダハリを投入する。
本田圭が上手くDFの間でボールを受ける事で、ボールが回るようになり、また、大迫勇が下がってきて基点にもなる、更に、乾が左サイドを中心に中央にまで入ってボールを受けると一人二人をかわす為、攻撃の流れは非常にリズムが良くなる。
また、井手口陽がシリアのカウンターをシャットアウトする為、試合は完全に日本ペースになる。
74分には、大迫勇が左サイドでパスを受けると、DF3枚をかわして、逆サイドの本田圭にパス、本田圭はGKと1対1だったが、GKが素早く間合いを詰めてシュートを正面で跳ね返す。
77分には、乾の個人技で左サイドの突破からのシュートは、角度が悪くGKに止められる。
完全に日本ペースで、シリアは足が止まり、前線の2枚だけで攻めるような展開になって、78分20番ハレド・アルムバイドに代えて、13番モハマド・ワエル・アルレファイを投入する。
85分、日本は、大迫勇に代えて岡崎慎を、同時に、シリアも、乾を止める為に19番マルデク・マルドキアンに代えて15番アラー・アルシュブリを投入する。
日本の攻めに対して、シリアは、倒れ込むなどして、時間をかける事を考えるようになり、90分に12番ファハド・ユーセフを8番ウダイ・アブドゥル・ジャッファルに、そして、アディショナルタイムには、9番マハムード・アルマワスを16番アハマド・アルドゥーニにゆっくりと交代させる。
アディショナルタイムは3分表示だが、シリアが時間をかけた事で、5分以上となるも、終了間際は日本の最終ラインがバタバタして、クリアできず、シリアに押し込まれてしまうが、結局、どちらもゴールを奪えず、1-1で引き分ける。

前半と違うチーム
交代が非常に効果を発揮したように思える。
特に、本田圭が中に入った後は、大迫勇との距離感が良く、大迫勇のところでボールが収まった後の展開が出来るようになってきて、非常に効果的なプレーが出来た。
その上で、アクセントとして乾の個人技が、完全にシリアの守備を粉砕していて、シリアは、乾を止める事が出来なかった。
同点にした後、点が取れる可能性は非常に感じたが、決めきる事が出来なかったのは反省材料ではあるものの、後半の前線のプレーは、非常にテンポが良かった。
また、それを支える井手口陽が、シリアのカウンターを徹底的に止める守備の強さを見せ、それを倉田秋が良くフォローしていたので、試合は、ほぼワンサイドゲームの展開にまで持ち込むことが出来た。
ただ、攻撃陣の良さが見えてくると同時に、前半以上に最終ラインの粗が目に付いた。
前線で基点が作れるので、両SBが積極的に攻撃参加して、チーム全体のラインが高くなって、それに対して、シリアは足が止まってきていて、一人か二人が裏を狙うだけになっていのだが、その攻撃で危ないシーンがあった。
CBのコンビの連携が出来ていないと言うのもあるが、特に吉田麻のプレーの軽さが目に余り、アディショナルタイムのプレーに至っては、ミスと言ってしまうのも問題なレベルに不用意なプレー過ぎた。
全体的に、出来たメンバーと出来ていないメンバーが両極端に分かれてしまった試合だと言えるだけに、修正は大変になりそうだ。



個人的な個人評
1 川島永嗣 6.0 好セーブも含め、安定していた。
19 酒井宏樹 4.0 攻撃参加で良さを見せるも裏を簡単に取られた場面は気になった。
22 吉田麻也 3.0 邪魔レベルに質が低かった。
3 昌子源 4.0 個人では負けなかったが、最終ラインの連携は悪かった。
5 長友佑都 5.0 同点ゴールのアシストなど攻撃で、左サイドを抑え込んだが、守備面でスピードにやられる場面もあった。
16 山口蛍 4.0 負傷があったのか、動きが悪かった。
24 井手口陽介 7.0 突破を許すシーンもあったが、守備も繋ぎもほぼ満点だろう。
17 今野泰幸 5.5 なかなか機能しなかったが、同点ゴールへの飛び込みなど試合勘は流石。
18 浅野拓磨 5.5 左サイドに比較すると、どうにも見劣りするが悪くは無かった。
10 香川真司 -- 早い段階で負傷退場。
7 倉田秋 5.5 どちらかと言うと彼がチームのバランスを取ろうとしていた。
14 久保裕也 4.5 守備で戻らされて、なかなか前を向いて高い位置でプレーを出来ず。
4 本田圭佑 7.0 2度の決定機は決めて欲しかったが、本日のMOMと言って良いだろう。
15 大迫勇也 6.0 前半は孤立するが、後半は動いてボールを受けて、チームの基点として機能していた。
9 岡崎慎司 -- 良いボールが出ず、ほとんどプレーできなかった。
8 原口元気 5.0 チームとして機能していなかったが、交代直前に上手く基点となって同点ゴールに繋げた。
11 乾貴士 7.0 相手の守備を粉砕、シリアは乾に全く対応できていなかった。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。