2017年06月13日 [23:33]   FIFAワールドカップ | スポーツ | WC/ロシア2018 

WC2018アジア最終予選 イラク vs 日本

ロシアWCを目指すアジア最終予選。
先日のタイ戦の勝利で、グループBの首位に立った日本。先に行われたオーストラリアとサウジアラビアの一戦は3位のオーストラリアが勝利した事で、現在勝点16で3国が並ぶ状況。
日本としては、このイラク戦、引き分けでWC出場に王手をかけるのだが、残り2試合のオーストラリア戦とサウジ戦を考慮して、アウェーとはいえ絶対に勝たないといけない試合。

FIFA WORLD CUP - Final Qualification Round
[24]グループB イラン シャヒード・ダストゲルディ・スタジアム/983人
イラク 1-1 日本
(IRQ) MAHDI KAMIL(72分)
(JPN) 大迫勇也(8分)
ホームとなるイラクのスタメンは、12 MOHAMMED KASSID、23 WALEED SALIM、2 AHMED IBRAHIM、22 REBIN GHAREEB、6 ALI ADNAN、5 Brwa NOURI、21 SAAD LUAIBI、9 AHMED YASEEN、10 ALAA ABDUL ZAHRA、19 MAHDI KAMIL、8 MOHANAD ABDULRAHEEMの4-2-3-1。
アウェー日本のスタメンは、1 川島永嗣、19 酒井宏樹、22 吉田麻也、3 昌子源、5 長友佑都、6 遠藤、14 井手口陽介航、8 原口元気、4 本田圭佑、15 大迫勇也、11 久保裕也の4-2-1-3。

前半
日本のキックオフで試合開始。
立ち上がり、どちらかと言うとイラクの狙いの方がはっきりとしている感じだったが、5分、右サイドからの突破からのクロスに大迫勇がニアサイドで左足アウトサイドでのシュートを狙うが角度が悪くて枠を外す。
これでリズムが出てきたのか、8分には、大迫勇がキープしてから、原口元がシュート、これはGKが止めるが、その後の右CKを大迫勇がニアサイドで下がりながらマークを外して後ろ向きへのすらすようなヘディングシュートを決めて、日本が先制。
得点の後は、日本のペースが少し落ち着いたことと、イラクが若干圧力を増してくるが、日本は、遠藤航と井手口陽のコンビが攻守に良く、大迫勇が競り勝ってボールをおさめる事が出来るので、流れ的には悪くない。
少しずつイラクの前線へのボールが通るようになって、イラクがチャンスを作れるようになるが、精度が悪く、日本は失点を許さず、逆に、日本は中盤での繋ぎでミスが出てきてボールを奪われるようになっていく。
28分には、左サイドから大迫勇が裏を取った所を後ろから倒されたが、ここは、主審はファールを取らず、ただ、この辺りから、再び日本が少しずつ丁寧にプレーをする事で、流れを押し返す。
給水タイム後も、イラクは一発のロングボールから一気に人数をかけてくるサッカーを続けてきて、一瞬の隙やミスが怖い展開ではあるが、日本も本田圭や大迫勇の個人の力でチャンスを作れる展開で、日本が1点リードしているが、まだまだ、試合はどう動くか分からないが、結局、日本が1点リードのまま前半終了。

ロングボールに注意
当初から分かっていた訳ですが、しかし、分かっていたとはいえ、それが対応できているかと言うと、やはり、この試合の流れ的には厳しい。
吉田麻にしても、昌子源にしても、個人技で負けるとは言えないが、しかし、シリア戦でも問題となったCBというか最終ラインのコンビネーションは悪くて、隙をついて、クロスを上げらる場面が何度かあった。
その辺で危ないシーンが多く、相手の精度が悪くて助かった部分があったが、それに頼る訳にはいかない。
誰かが主導権を握るのか、きっちりとコーチングをしてカバーし合う必要はあるだろうし、それ以上に、安全を第一に考えたプレーを優先する必要があるだろう、何度か、無理に繋ごうとして、パスが悪く、ヒヤッとする場面もあっただけに、こういうピッチ状態であり、試合展開であるのだから、安全策を取るのも大切ですし、アバウトに前線に蹴っても上手くすれば、大迫勇也本田圭がキープしてくれる可能性はあると考えるべきである。
また、遠藤航と井手口陽のコンビは悪く無く、リオ五輪などでの代表での経験があるから、連携は悪くなかったが、途中で、少し、前に出ている中で、セカンドボールを拾われるシーンがあったので、この辺は、先の安全なプレーと同じく、安全策を考えるべきではあるだろう。
攻撃に関しては、ミスが目立ったのだが、大迫勇と本田圭はとにかくボールを奪われないで、抑えられるので、まずは一旦そこに当てて、試合を作るという遅攻を主体で良いと思えるし、無理にパスを繋ごうとするとミスから危ないシーンがあったので、それは避けるべき。
後は、ほとんどが右サイドからの攻撃で、左サイドはほとんど機能しておらず、この辺は、どうにも久保裕のポジションが悪いので、そこの距離感の修正をしておく必要があるだろう。
最後に、主審の判定の基準が少し曖昧と言うか、不安定な部分があるので、それを考慮して、PA内に簡単にボールを入れさせないようにしないと、PKなどファールトラブルの可能性はある。逆に、相手のファールを誘うという事が出来るかどうかが、日本が更に成長できるかと言う点になるだろう。

後半
両チームとも交代は無く、イラクのキックオフで後半開始。
後半立ち上がりから、試合の主導権はイラクで、精度の面と何とな日本が人数をかけて跳ね返す事で耐える展開になり、イラクは59分、9番AHMED YASEENに代えて11番HUMAM TAREQを投入する。
日本は右サイドの競り合いの中で倒れた井手口陽が立ち上がれず、ピッチから出て、一時的に一人少なくなる。
62分、井手口陽がプレー続行不可能で、今野泰を投入する。
65分、日本は、ボールを繋いで置いて、最後は右サイドの酒井宏が抜け出した所にスルーパスが入って、これを中に早く入れたが、しかし、精度を欠くが、その後のこぼれ球を更に大迫勇が狙うも、これはブロックされる。その後の右CKはショートコーナーで始めたが、原口元のシュートは大きく枠を外す。
若干押し返したものの、流れ的には悪い中で、日本は70分、原口元に代えて倉田秋を投入する。
押し込まれる中で、日本は10番ALAA ABDUL ZAHRAの突破を止め切れず、最後は川島永と吉田麻のお見合いの中でファンブルしてこぼれたボールを19番MAHDI KAMILに押し込まれて、72分、同点に追いつかれる。
この流れのプレーの中で酒井宏が負傷でピッチを出て、再び日本は一人少なくなる。
ここで、イラクも倒れ込んだ19番MAHDI KAMILに代えて13番Bashar RESENを77分に投入する。
同時に日本は負傷でピッチを出ていた酒井宏に代えて、酒井高を投入する。
イラクも80分、足を痛めた5番Brwa NOURIに代えて17番AMJED ATTWANを投入する。
日本が再び前に出ていくようになり、アディショナルタイムは5分、日本は、アディショナルタイム突入直後にPA内で倉田秋がボールを持ち決定機を迎えるが、足下にあり過ぎてシュートまで行けず、戻したボールを本田圭がシュートに行くが、枠を大きく外す。
更に、右サイドからのスローインでロングボールを入れ、これを吉田麻が落として本田圭がシュートに行ったが、これはGK正面。
結局、これで試合終了、日本は引き分けてしまう。

ミスから勝ちを逃す
前半から何度もミスをしていて、それが危ないという部分があったが、結局、そのミスから失点して、勝点2を失ってしまった。
正直、前半からの改善が全くされていなかった事を考えても、どうにも、予想通りと言う部分もあって、後味の悪い試合になった。
また、試合前からの負傷者が多かったのが、この試合の流れの中で負傷者が出てしまって、流れの中でチャンスを作れる選手を入れたい所が、負傷者の交代で枠を2つも使わざるを得なかったのは、日本としては不運だったと言えるだろう。
ただ、それがあったとはいえ、勝てた試合だったと思えるだけに、それを逃したという事の方が大きい。
勝点1が取れたというポジティブに考えたい部分はあるが、残りは、これまでWC予選で勝った事が無いオーストラリアと最終節で、出場権をかけてのアウェーでのサウジアラビア戦、しかも、移動距離は、サウジの方が短い、この試合以上に厳しい試合であり、だからこそ、この試合に勝っていれば、引き分けで問題が無かったと出来たのだが、そこに持って行けなかったのは、初戦でUAE戦に敗れたのと同じくらい、日本にとって最悪の事態の一つとも言える結果だろう。
確かに負けていないよりかはマシと言いたいが、残り2試合、どちらかを勝てば良いとは言えるが、逆に言えば、どちらか勝たないといけないとなってしまった事を考えると、この試合の戦い方は反省をしないといけない事だらけと言えるだろう。



個人的な個人評
1 川島永嗣 5.5 良く耐えていたが、失点シーンのファンブルは勿体無かった。
19 酒井宏樹 5.5 攻撃でチャンスを作り、守備も頑張ったが、結構裏を取られてしまっていた部分もあった。
21 酒井高徳 5.0 急遽の投入もあって、流れを掴み切れなかった。
22 吉田麻也 3.5 失点シーンの判断ミスだけでなく、ミスが目立っていた。
3 昌子源 4.0 不用意なパスも目立ち、CBとして危険なプレーが多かった。
5 長友佑都 4.5 あまり攻撃参加出来ず、ただ、当り負けだけはしていなかった。
6 遠藤航 6.5 守備面で非常に良く頑張っていて、勝てばMOM候補だった。
14 井手口陽介 6.5 出足良く、また当り負けもせず、非常に良かっただけに負傷退場は痛かった。
17 今野泰幸 5.5 途中交代で入るも試合の流れをコントロールできず。
8 原口元気 6.0 前半は大迫勇との関係も良くて、非常に良い動きをし、後半も守備に奔走した。
7 倉田秋 5.5 全体の足が止まっている中で、もっと強引に仕掛けても良かった。
4 本田圭佑 6.0 体を張ってボールをキープするなど強さは見せたが、シュート精度を欠いた。
15 大迫勇也 6.5 勝っていればMOM候補の一人、前線で広く動きボールをおさめて攻撃を牽引した。
11 久保裕也 4.0 シリア戦の悪さから戻れず、全く存在感が無く、機能しなかった。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。