2017年10月07日 [13:30]   サッカー日本代表 | スポーツ | A代表/2017 

キリンチャレンジカップ2017 日本 vs ニュージーランド

来年のロシアWC出場を決めた日本にとって、ここからはチームの戦力アップが必要で、どこまで力をあげられるかと言うのが重要。
このキリンチャレンジカップでは、主力メンバーを招集し、新戦力の招集は車屋紳のみでしたが、出場していない選手を含めて、最適な組み合わせを今年中に見つけ出して、来年は、連携の向上を考えていきたい所。
その対戦相手として、ニュージーランドは、最適なのか?
ただ、彼らは大陸間POがある事を考えると、本気で来てくれるようには思える。

キリンチャレンジカップ2017
日本 豊田スタジアム/38,461人
日本 2-1 ニュージーランド
(JPN) 大迫勇也(50分PK)、倉田秋(87分)
(NZL) クリス・ウッド(59分)
日本のスタメンは、1 川島永嗣、19 酒井宏樹、22 吉田麻也、20 槙野智章、5 長友佑都、16 山口蛍、2 井手口陽介、10 香川真司、11 久保裕也、15 大迫勇也、9 武藤嘉紀の4-2-1-3。
キリンチャレンジカップ2017 日本 vs ニュージーランド


前半
日本のキックオフで試合開始。
立ち上がりから日本がニュージーランドを圧倒、出足が鋭くニュージーランドのボールを奪ってから全体が前に向かって攻めていき、6分には大迫勇が、9分には香川真がチャンスを得るが、共にシュートは枠を外す。
序盤日本が圧倒していながらも、雨のピッチの影響かシュートコントロールが出来ておらず、ゴールは奪えず、徐々に日本の攻撃に慣れてきたニュージーランドと日本も若干ペースダウンした事もあって、試合は少し落ち着いた印象になってくるが、日本ペースの試合展開は変わらず。
その後も日本ペースではあるが、ゴールを奪えず、ただ、ニュージーランドもセットプレーで高さを意識させてくるが、そこにボールが入らない為に、怖さも無く、点が取れないまま前半終了。

変化
色々な考え方はありますが、しかし、ある程度軸が決まっている中では、その組み合わせを少しずつ試す方が、一気に入れ替えるよりも良い。
その意味では、主力はそのまま招集してきたハリルホジッチ監督の考え方は分かる。
とはいえ、残り試合数がそうある訳ではないので、どこまで実験をこなせるのか、現状で言えば、少々心許ないとも言えるだろう。
その為に、層の薄い所から順次という所で、今回はCBと言う所か。
ここまでの前半は、ほぼ中盤でのプレッシングでニュージーランドの攻撃を封じていたので、CBを試すには至らない。
ま、それは、この対戦が決まった時から分かっていた訳で、そうなると、CBのコンビを試す意図がどこまで果たせるのかは不明ですね。特に、最終予選の後半は、確かに個々の力では、吉田麻と昌子源の出来はアジアでは十二分にやれるのは分かっていたし、その通りの活躍は見せてくれた。しかし、森重真ではなく、昌子源を起用した事で、吉田麻との連携と言うか、吉田麻のフォローが出来ず、それが守備の不安定さ、最終ラインの脆弱性を示した訳で、吉田麻に今から守備陣を全体をみてのバランス感覚を身につけてもらうか、それとも、バランス感覚に優れた選手とコンビを組ませるか・・・。
この試合で、そのバランスを試す事はここまで出来ていない、しかし、槙野智と吉田麻のCBコンビは、セットプレーだけの怖さのニュージーランドに対して、高さ勝負で勝てていると言うだけだろう。
攻撃陣は、およそそれぞれの選手に対して、競争心を煽る為の起用であろう。前半の出来で言えば、軸となる大迫勇は見事な働きですし、香川真も動きは悪く無く、武藤嘉に関しては、それに劣らぬ動きは見せていた。久保裕がストライカー気質の影響か、やはり、消えている時間帯があるのが気になるくらいかな。
全体的にアピールできているのは、大迫勇と香川真と言う既にほぼ決まっているメンバーであり、そこに、井手口陽と山口蛍と言う所ではあるが、もう少し、動かないといけない選手は多いなぁ。
残りは、この試合、雨の中でのプレー、考えたプレーを全員がしないといけないところですかね。

後半
お互いに交代は無く、ニュージーランドのキックオフで後半開始。
後半の立ち上がりも、日本が仕掛けていくと、49分、右サイドでボールを受けた山口蛍が左足を振り抜いたシュートが、ニュージーランドのDFデュランテの右ひじに当りハンド、このPKを大迫勇が右サイドに蹴り込みゴール、日本が50分、先制する。
先制を許した事で、ニュージーランドが積極的に前に出てきて、それに対して日本が下がってしまう事で、押し込まれる展開になっていくと、59分、右サイドでバーバルーゼスが粘って、日本は長友佑、井手口陽、武藤嘉がいながら、突破され、こぼれ球を拾ったロハスが深い位置からのクロスを入れると、ファーサイドでウッドが合わせてゴール、日本は同点に追いつかれる。
ここで、60分、日本は香川真と大迫勇に代えて、小林祐と杉本健を投入する。
66分、ニュージーランドは18番キップ・コルビーに代えて17番トム・ドイルを投入する。
同点になった事で、日本も前に再び出ていくことで、互角の展開になるが、しかし、なかなか攻め切る事が出来ない。
攻め切れない所で、日本は、70分、武藤嘉に代えて乾を投入する。
ニュージーランドも、71分、7番コスタ・バーバルーゼスに代えて10番シェーン・スメルツを投入する。
日本が徐々にペースを上げていく中で75分、ニュージーランドは、11番マルコ・ロハスに代えて4番テミ・ツィモプロスを投入する。
日本がペースを握って、全体を押し上げていく事で、吉田麻や長友佑などがミドルシュートを狙うなど、ニュージーランドゴールに迫っていく。
78分、日本は久保裕に代えて浅野拓を投入する。
82分、ニュージーランドは8番マイケル・マグリンチィに代えて6番ビル・トゥイロマ、日本も同時に、井手口陽に代えて倉田秋を投入する。
何度となく仕掛けいた左サイドからの攻撃は、87分、乾が縦に抜けて、そこから更に縦に行くと見せてのクロスをファーサイドで酒井宏が頭で落とし、中央で飛び込んだ倉田秋が頭で押し込み、日本が勝ち越す。
アディショナルタイムに日本は最後の交代として山口蛍に代えて遠藤航を投入する。
ここで試合終了、日本が2-1で勝利。

安定感の問題
まずは、この試合、スタメンで、アピールできた選手は誰であったかと言えば、大迫勇がほぼ確定、香川真が結果は出せなかったが、存在感は発揮した。また、山口蛍の安定感は良かったが、しかし、それ以外の選手では、今一歩だったと言えるだろう。
交代選手は、それだけ飢えていたのか、乾だったり小林祐は十分アピールできたと言えるだろう。
この二人は、特に上手く相乗効果を出していたと言えるのが、乾が仕掛けていく事でリズムを作ると、そこを活かす為に小林祐がボールを上手く散らす事が出来て、お互いに良さを出したと言える。
それに対して、期待外れだったのは、正直、スタメンでは久保裕で、交代選手としては杉本健だったかな。
久保裕はとにかく、試合の中で消えてしまって、それが、結果として、左サイドからの日本の攻め主体になった事にも繋がる。そして、杉本健はボールが入ればプレーが出来るが、ボールを引き出すプレーが少なく、前線に留まってしまって、スペースを潰して、他の選手のプレーの邪魔になっていた。
ま、小林祐が存在感を見せた事が唯一の収穫だったかもしれない。
また、チームとして、この試合を考えた時には、やはり、後半早い段階で先制した後の戦い方、相手が前に出てきた所で、いなしておいて、カウンターで追加点を狙うような強かな戦い方を、そろそろ日本には求めていきたい。
相手が出てきた所で受けて、押し込まれて下がってしまって、流れを失い、結果として失点してしまう、こういう悪循環は、正直、そろそろ克服しても良い所だろう。ドイツWCでのオーストラリア戦、ブラジルWCでのコートジボワール戦、リードした後の戦い方、相手が積極的に出てくる時の戦い方を身につけないといけないだろう。



個人的な個人評
1 川島永嗣 5.0 全体的に悪くなかったが、所々危なっかしい所があった。
19 酒井宏樹 5.5 前がふさがっていて、なかなか攻撃参加できなかったが、勝ち越しゴールのアシストの時は、良く出ていけていた。
22 吉田麻也 5.5 身長差で劣るも高さや強さでは負けていなかった。
20 槙野智章 5.5 アピールするほどの展開では無かったが、悪い出来ではなかった。
5 長友佑都 5.5 攻撃面での積極性は非常に良かった。
16 山口蛍 6.0 安定感は今回の日本代表メンバーの中で随一だろう。
6 遠藤航 -- 評価できず。
2 井手口陽介 5.5 守備面や下がった位置からのプレーは良かったが、前に出た時に攻撃にアクセントを加える事が出来なかった。
7 倉田秋 5.5 結果は出したが、それ以外では、あまりプレーできていなかった。
10 香川真司 6.0 シュート精度を欠いたが、動きは良く、大迫勇との連携も良かった。
17 小林祐希 6.5 ポジション取りが良くて、ボールを良く回せていた。
11 久保裕也 4.0 試合の中で消えている時間も多く、サイドの選手としては出来が良くない。
18 浅野拓磨 -- 評価できず。
15 大迫勇也 6.5 ボールを引き出す事が出来て、この試合は前も向いていく事も出来るなど、エースとしての活躍。
13 杉本健勇 4.0 1トップとして、ボールを引き出す動きが全く無し。
9 武藤嘉紀 5.5 体力的な問題か、尻つぼみになった事で、アピールが出来たとは言い切れない。
14 乾貴士 6.5 積極的な仕掛けを含めて、試合の流れを見事に変えた。

個人的な当確選手
大迫勇也、香川真司、山口蛍、乾貴士
関連記事

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
名無し及び発言のたびにHNを変える(固定名を使わない)、元の記事に関係の無いコメントなど一般的なマナー違反が発覚した場合、もしくは、公衆良俗に反するような記述など、管理人の判断で、記入者の了解を得ず、一方的に削除いたします。

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。