2017年10月10日 [23:29]   サッカー日本代表 | スポーツ | A代表/2017 

キリンチャレンジカップ2017 日本 vs ハイチ

来年のロシアに向けての貴重な強化試合。
今回の2試合は、監督の言葉を信じるなら、一番の目的は、これまでの出場経験の少ないメンバーに機会を与える事。
ただ、先日のニュージーランド戦は、基本的に主力となってきていたメンバーが、ほぼピッチに出るという状況でしたが、その中でも、小林祐が良いアピールが出来た。
それに続く、それこそ主力と目されるメンバーを脅かす選手が観たい。

ところで、竹内涼真が今、TVに出て大丈夫か?

キリンチャレンジカップ2017
日本 日産スタジアム/47,420人
日本 3-3 ハイチ
(JPN) 倉田秋(7分)、杉本健勇(17分)、香川真司(92+分)
(HAI) ケビン・ラフランス(28分)、デュカン・ナゾン(53分、78分)
日本のスタメンは、12 東口順昭、21 酒井高徳、3 昌子源、20 槙野智章、5 長友佑都、6 遠藤航、17 小林祐希、7 倉田秋、18 浅野拓磨、13 杉本健勇、14 乾貴士の4-1-2-3。
キリンチャレンジカップ2017 日本 vs ハイチ

前半
配置のキックオフで試合開始。
立ち上がり試合の主導権を握ったのは、日本で、この試合は、右サイドも積極的に上がっていく事で、サイドを広く使えるようになると、7分、左サイドで基点を作り、長友佑が裏に抜けるのに合わせて杉本健がスルーパスを出すと、長友佑からのクロスをニアサイドで倉田秋が合わせてループ気味のヘディングシュートを決め、日本が先制。
更に日本がペースを握ると、今度は右サイドで基点を作り、遠藤航が斜めに入れたパスを一旦、杉本健が後ろに落とし、そこから縦に入れたボールを乾が中に入ってきて受けると、そのトラップが大きかったが、浅野拓がダイレクトで逆サイドの裏に抜ける倉田秋にパスを通し、倉田秋はシュートがミートせず、GKに弾かれるも、そのこぼれ球を杉本健が押し込み、日本が素晴らしいテンポのパス回し、良い時間帯で追加点を奪う。
日本が優勢に試合を進めていたのだが、28分、日本の一瞬の隙を突かれるように、右サイドで基点を作られた後、中に切れ込むと見せての早いパスを13番ラフランスが完全に出来た中央のスペースで上手くトラップから抜けてGKと1対1を冷静に決め、配置が1点を返す。
1点を返された後、GK東口順のファインセーブというシーンはあったものの日本ペースの展開は変わらず、乾の惜しいシーンなどもある、そこで、前半のアディショナルタイムに入った所で、ハイチは11番デリック・エティエンヌ・ジュニアに代えて16番のDFのアンドリュー・ジャンバプティステを入れて、改善を図ってくる。
結局、2-1の日本1点リードで前半を折り返す。

連動できた攻撃陣
ニュージーランド戦が、主力の中で、一部の選手がどう機能するのかを試す場だったとすれば、この試合は、とにかく選手にアピールの場を与える場となっている。
スタメンに名を連ねて中で、最近の主力と言えるのは、長友佑と昌子源のみと言える。とはいえ、浅野拓などは、何度かスタメン起用されてきたメンバーですが、残りはどちらかと言うと、途中交代で結果を残してたメンバーに、新しい選手として杉本健を入れてきたという所だろう。また、最終ラインに関しては、吉田麻と昌子源がスタメンとしたら、槙野智がその3番手として、主力二人との連動をみたいと言う所で、それは、GKの東口順も同様なのかもしれない。
ここに関しては、正直ハイチの攻撃があまりなかった中で、一発の隙をつかれて失点してしまったのは、やはり、マイナス評価だろう。また、この1点の失点のシーンは、酒井宏が守備面で中に絞るなどカバーでの守備的貢献が高かった事を考えると、酒井高はその評価で劣ってしまったかもしれない。
守備陣は、そういう意味で失点が大きなマイナスになったが、攻撃陣は、得点こそ2点ではあるものの、非常に良い連動を見せて、2点目のシーンなどは、ダイレクトでパスを繋いでゴールに繋げるなど、日本の狙いとして良い形だったと言えるだろう。
ニュージーランド戦で動きが乏しかった杉本健が広く動いてボールを引き出そうとすることで、また、後ろからの押し上げなどもあって、あちらこちらにスペースが出来て、両サイドが仕掛ける形を作った。
2点しか取れなかったものの、内容的には非常に良かったと言えるだろう。

後半
日本は、長友佑に代えて車屋紳、浅野拓に代えて原口元を投入、ハイチは前半終了から代わらず、日本のキックオフで後半開始。
日本が何とか流れを作りたい所だったが、ハイチが日本の代わって入ったばかりの車屋紳がファールを取られてFKを与えると、日本の守備陣の再び隙をつくように、右サイドで裏に抜け出した2番アルキュスにボールを出すと、乾が詰めるよりも早くクロスを中に入れると、ゴール前に一旦下がりマークを外した20番ナゾンがゴールに蹴り込み、ハイチに53分同点に追いつかれる。
日本は56分、小林祐に代えて井手口陽を投入する。
59分、ハイチが17番ジミー・サノンに代えて、18番ジョネル・デシーレを投入し、日本もほぼ同時に、倉田秋に代えて香川真を投入する。
更に一気に両チーム交代選手を投入し、64分、日本が杉本健に代えて大迫勇を投入すると、ハイチが4番ジェムズ・ジェフラールに代えて5番ジャン・アンブローズを投入する。
68分には、ハイチが1点を取った、13番ケビン・ラフランスに代えて、6番レナルド・メテルスを投入する。
日本がチャンスを作るもゴールを奪えないと、78分、少し距離がある位置だったが、20番ナゾンをフリーにしてしまった事で、狙い澄ますようなミドルシュートを決められて、日本は逆転を許す。
日本は最後の交代で80分、乾に代えて武藤嘉を投入し、原口元を左、武藤嘉を右にポジションチェンジする。
ハイチは82分、2番カルランス・アルキュスに代えて、21番サミュエル・マルドシー・ポンペを投入する。
ハイチの最後の交代は86分、7番ドナルド・ゲリエに代えて、9番リシェロル・スプランジェを投入する。
何度か日本が仕掛けて、原口元などに決定機があったもののゴールを奪えず、このまま終わるかと思われたアディショナルタイム、左サイドへと展開した所で車屋紳が抜け出してクロス、これを中央で香川真が合わせられずDFともつれて倒れたが、抜けたボールを酒井高がシュート、これを倒れ込んだままGKの前で香川真がコースを変えてゴール、日本が同点に追いつく。
結局、このゴールで日本が同点に追いつき試合終了。

結果に繋がらず
試合の内容は圧倒的に日本ペースだったが、数少ないチャンスをハイチに決められてしまった形である。
この辺は、アジア最終予選で日本の守備陣の問題がそのまま残っているというか、お互いの連動の部分で問題があって、誰かが行った時のフォローと言うのが出来ていない。
だからこそ、1点目は、中央にぽっかりと大きなスペースを作ってしまっていたし、2点目は人数はいたが、相手を見ていなかった、そして、3点目は誰も詰めなかった。
誰かが行ったら、そこのスペースを埋める、口で言うのは簡単だが、それが出来るかどうかと言うのは、簡単な話ではない。しかし、代表で勝つためには、これが必ず必要で、槙野智と昌子源、どちらかが、いや、この場合は、東口順も含めて、この3人の誰かが声をかけてコントロールしないといけない。この辺、吉田麻がいる場合も含めて、意思疎通が出来ていないのが、今の最終ラインの課題だろう。
攻撃陣に関しては、逆に連携の部分では問題が無いが、個々のプレーの精度の部分で、やはり課題を残す。
その中で、再び得点を決めた倉田秋の得点への嗅覚の強さは、今後、日本にとって武器になるかもしれない。
但し、この試合、相手との力関係もあったからか、全体的に悪くは無くて、良い動きが出来ていた、良い動きは全体的に出来ていながらも、最後の精度を欠いてしまった。
結果として、この試合は、インパクトを残せた選手は良い方向でも悪い方向でもいなかったと言えるかもしれない。
もう少し、これはと言う選手が出てきて欲しかった気もするが、正直、今一歩だったと言えるだろう。




個人的な個人評
12 東口順昭 5.0 好セーブもあったが、まずはコーチングの問題か。
21 酒井高徳 5.0 攻撃参加も良かったが、守備でのカバーがもう少し欲しかった。
3 昌子源 4.5 個人としては悪くないが、他の選手との連携が出来ていない。
20 槙野智章 4.5 ミスがあった訳ではないが、他の選手との動きがあっていない。
5 長友佑都 5.5 攻撃で仕掛けを見せるなど良さはあったが、守備面ではボールを取り切れなかった。
24 車屋紳太郎 5.0 同点ゴールに繋がるクロスは良かったが、総じて戸惑いがある動きだった。
6 遠藤航 5.5 色々と出来るので便利だが、若干器用貧乏の気配がある。
17 小林祐希 5.5 パス回しなど持ち味は出したが、NZL戦ほどのインパクトは残せなかった。
2 井手口陽介 5.0 途中交代も流れを変えられず。
7 倉田秋 6.0 点に絡む動きは見事で、きっちりと結果を出した。
10 香川真司 5.5 動きのキレはあったし、同点ゴールも泥臭かったものの見事。
18 浅野拓磨 5.5 スピードを活かす事が出来なかったが、良く基点にはなっていた。
8 原口元気 6.0 右サイドでは消えていたが、左サイドに入って一気に躍動した。
13 杉本健勇 6.0 得点も見事だったが、それ以上に広く動いてボールを引き出すことが出来ていた。
15 大迫勇也 5.5 ボールを引き出したかったがマークが厳しかった。
14 乾貴士 5.5 仕掛けもあったが、縦にスペースが無くて、持ち味を活かしきれなかった。
9 武藤嘉紀 5.0 中での人数を増やす事が出来たが、仕掛けきれず。

個人的な当確選手
この試合では無し。
(大迫勇也、香川真司、山口蛍、乾貴士)
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。