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2018年03月27日 [23:26]   サッカー日本代表 | スポーツ | A代表/2018 

国際親善試合 日本 vs ウクライナ

2018年の初戦はマリ相手に負けなかっただけの試合だった。
どうにも、日本にとっての悪い面が出続けているというべきか、決められた事はやるが、それ以外の事は出来ないから、プラスアルファが無い。
ウクライナを相手に、どう改善するのか。
というよりも、言われた事以上の事を代表として、状況に応じて戦えるか。

国際親善試合
ベルギー スタッド・モーリスデュフラン
日本 1-2 ウクライナ
(JPN) 槙野智章(41分)
(UKR) OG(21分)、オレクサンドル・カラバエフ(69分)
日本のスタメンは、1 川島永嗣、21 酒井高徳、22 植田直通、20 槙野智章、5 長友佑都、16 山口蛍、17 長谷部誠、7 柴崎岳、4 本田圭佑、9 杉本健勇、8 原口元気の4-2-1-3。
国際親善試合 日本 vs ウクライナ
ウクライナのスタメンは、12 アンドリー・ピヤトフ、2 ボフダン・ブトコ、18 イバン・オルデツ、44 ヤロスラフ・ラキツキー、5 エドゥアルド・ソボル、6 タラス・ステパネンコ、11 マルロス・ロメロ・ボンフィム、8 ルスラン・マリノフスキー、17 オレクサンドル・ジンチェンコ、10 イェウヘン・コノプリャンカ、41 アルテム・ベセディンの4-1-4-1。

前半
日本のキックオフで試合開始。
立ち上がりからウクライナが高い位置からのプレスをかけてきて、日本は、なかなかボールを前に持っていけないが、しかし、ウクライナの攻撃に対しても冷静に対応して、守り抜く。
サイドから早い攻めにくるウクライナに対して、完全に劣勢の日本は、16分には、右サイドからのクロスに10番の前でブロックに入った酒井高に当って、OGかと思われたが、ここはバーに当たり、何とかクリア。
ギリギリで耐えていた日本だったが、21分、バイタルエリアで完全に44番ラキツキーをフリーにしてしまうと、そこから強烈なミドルシュートを日本のDFがブロックに入る前に入った10番コノブリャンカで一瞬植田直の視界を遮られた事で、植田直の頭をかすめてコースが変わりゴール、ウルグアイが先制をする。
劣勢の中ではあったが、少しずつ日本も前に出ていくと、原口元が左サイドで少々距離のある位置でファールを受けてFKのチャンスを得ると、柴崎岳がピンポイントでDFの裏に落とすようなボールを入れると、上手く裏に抜け出した槙野智がヘディングで決め、日本が41分、同点に追いつく。
その後のウクライナの攻撃を何とか耐えて、前半は同点で折り返す。

反省の無い日本
もうかれこれ何年も同様のミスを繰り返しているのではないだろうか。
前半の内に追いつけたのは良かったと言えるだろう。また、劣勢な中での戦いと言うのは、このレベルを相手に、日本が主導権を取って優勢に戦える筈もないので、仕方がないとも言える。
その中で、耐えきれたのは、まずまずとも言えるだろう。
但し、失点シーンは最低。日本は、これまで何十回、それこそ、フランスWCへ出場した時からずっと、守備の仕方で同じ問題を抱え続けている。
それが、Jリーグと世界との距離感の違い。現日本代表の守備陣の中で、吉田麻と酒井宏は世界基準の守備を意識していて、バイタルで相手をフリーにする事の危険性を理解している。だからこそ、奪えないまでも当りに行って、シュートを簡単に打たせないようにするのだが、この試合、全体が下がって守っていた事もあるだろうが、失点シーンで、44番ラキツキーがボールをもっているシーンで、誰もプレスに行っていない、あれではゴールを奪われるのは仕方がない。
こういうシーンを、何度も何度も観てきた、にもかかわらず、未だに改善されない。
これが日本が世界との距離として詰められない所だろう。
前半はミスが多かった事、自分たちでピンチを招いたシーンも多かったが、何よりも最大の問題は、未だに10年以上前から続く問題を、ただただ意識の部分での課題を改善出来ていない事だろう。

後半
日本とウクライナ共に前半から交代は無く、ウクライナのキックオフで後半開始。
後半に入って、日本は何とか前からプレスをかけようとするが、ボールを取りに行くことが出来ず、結局、前半同様、ウクライナのペースは変わらず。
日本は、56分、足を痛めてピッチを出た杉本健に代えて、小林悠を投入する。
少し日本が攻撃に出れるようになると、ウクライナが、62分、一気に3枚交代、2番ボフダン・ブトコに代えて20番オレクサンドル・カラバエフ、8番ルスラン・マリノフスキーに代えて29番ビタリー・ブヤルスキー、5番エドゥアルド・ソボルに代えて4番ミコラ・マトビエンコを投入する。
日本は、64分、本田圭に代えて久保裕を投入する。
日本が耐える中で、少し、遅れてファールになるシーンも出てくると、左サイドを突破されて、そこからマイナスのクロスが一旦は、中央で誰も合わず、そのまま流れたものの、前線に上がってきた20番カラバエフが受けてシュートを決め、69分、ウクライナが勝ち越しゴールを決める。
75分を過ぎたあたりから、日本が少しずつ攻め込めるようになると、79分、柴崎岳に代えて中島翔を投入する。
また、ウクライナも同時に17番オレクサンドル・ジンチェンコに代えて14番ルスラン・ロタン、10番イェウヘン・コノプリャンカに代えて15番ビクトル・ツィハンコフを投入してくる。
81分、更に日本は長谷部に代えて三竿健を投入する。
お互いに得点チャンスが生まれるが、DFが跳ね返す展開で、87分、日本は原口元に代えて宇佐美貴を投入する。
日本が、中島翔を中心に良い形を何度も作り、惜しいシーンは作り出すが、シュートまではなかなか行けない。
アディショナルタイム、ウクライナが11番マルロス・ロメロ・ボンフィムに代えて34番イバン・ペトリャクを投入する。
終了間際、ウクライナのGKからのパスをカットして決定機を作り、ファールを受けてゴール正面良い位置でFKのチャンスを得るが、中島翔が蹴ったボールは、GKに読まれて止められゴールならず、結局、そのまま試合終了で、1-2で日本敗れる。

改善せず
この試合は、先にも書いたように、押し込まれる試合になるのは読めていた、そして、その中で終盤決定機を作り出したこと、前半一旦は同点に出来た事、それは良かったと言えるだろう。
しかし、それ以上に、やはり問題が改善していない所が問題だろう。
とにかく、ボールを取りに行かない、プレスをかける事が出来ないのでは、守備はザルと一緒だ。
この辺が、Jリーグの守り方の弊害と言うべきか、一旦、守備を固めれば良しとする守り方では、WCで戦うのには通用しない。
守備とはボールを奪いに行く必要があり、相手にとって、プレスが来なければ、どれだけ中を固めようが、前で構えようが、ルックアップして、ボールを自分のコントロール下に置いておければ、逆サイドへもきっちりと良いボールを送る事だって可能。
だからこそ、プレッシングに行くポイント、そして、プレスをかける以上はボールを取りに行く事、取りに行くと抜かれるからと言うのは、論外で、抜かれたら、他のメンバーがきっちりとフォローに行く、それが連動性であり、そうやって他の選手が行っている間に、すぐさま今度は抜かれた選手がフォローに入る、そういう事が出来ないといけない。
とにかくプレスが遅い、間合いが遠い、もっと近い間合いで勝負をする事、それが出来なければ、世界で結果を残すことなど不可能であろう。



個人的な個人評
1 川島永嗣 5.5 2失点をしたものの、悪くない守備だった。
21 酒井高徳 5.5 前に出た時に裏を狙われたりしたが、酒井高の守備での仕掛ける意識が他の選手にも欲しかった。
22 植田直通 4.5 OG自体は仕方ないとしても、全体的に間合いが遠かったので、前に入られてしまっている。
20 槙野智章 5.0 ゴールは良かったが、マリ戦でやられた事があったからか、守備が消極的。
5 長友佑都 5.0 攻撃参加で良いシーンを作るようになると、裏が空いて、戻りが遅くなってきている。
16 山口蛍 4.0 守備で奔走も、最終ラインに吸収されてしまった。
17 長谷部誠 4.0 守備で奔走するも、何度か嫌なパスミスがあって、ピンチを招く事も。
26 三竿健斗 5.0 後ろからの押し上げを行うが、もう少し前に出たかったか。
7 柴崎岳 5.0 劣勢な展開の中で試合をコントロールすることは出来なかったが、セットプレーでアシストを含め、惜しいシーンを作る事は出来た。
18 中島翔哉 6.0 ウクライナの足が止まってきている時に入って非常に良い働きが出来たが、ゴールは奪えず。
4 本田圭佑 4.5 守備に追われた部分もあり、前線でボールを受けても勝負を出来なかった。
14 久保裕也 5.5 裏への良い抜け出しで決定機を作るがシュートがミートせず。
9 杉本健勇 4.0 孤立してボールも入らず、なかなか思う通りのプレーが出来なかった。
13 小林悠 5.5 彼が動くことで、ボールを引き出して、前線が活性化した。
8 原口元気 5.5 前半は途中までは良くなかったが、前を向いて仕掛ける意識の高さは良く、途中からは良い形を作れていた。
11 宇佐美貴史 -- 評価できず。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。