2018年04月09日 [21:45]   サッカー日本代表 | スポーツ | A代表/2018 

ハリルホジッチ監督解任

ロシアWCの開幕戦が6月14日、そして、日本の初戦であるコロンビア戦が6月19日。つまり、日本のWC初戦まで残り71日、2ヶ月と10日となった所で、日本代表監督であるハリルホジッチ監督の解任が決まった。
SAMURAI BLUE(日本代表) ヴァイッド・ハリルホジッチ監督との契約を解除(JFA公式サイト)
田嶋会長の言葉を、そのまま鵜呑みには出来ないが、成績だけでなく、チーム状況も踏まえてと言うのは間違いない所だろう。
何よりも、昨年末あたりから、日本代表に対して、選手から公然とでこそないものの、不満の声が出てきているのは問題だと言えるだろう。
とはいえ、それはそれとして、日本代表の監督交代、遅いかと言われれば、やはり、遅いが、ギリギリまだ間に合う所ではあるだろう。
他の国では、それこそ、代表選考が終わってから代表監督が代わる例だってあるだけに、そこまでの最悪の事態とは言えない。
ま、ベストではないが、ベターなタイミングと言うか、交代するなら、ギリギリ今のタイミングだったとも言えるだろう。3月末の代表戦後の方がというのもあるが、数日の範囲は誤差の範囲とも言える。

コミュニケーションの問題
ある種、オシム監督に通じるところもあるのだろうが、ハリルホジッチ監督は、どこか先生という雰囲気があるのだが、それが歯に衣を着せずに語る事で、日本の問題点を指摘してくれている。
また、デュエルなど、戦う事の重要性、そして、最近では、試合に出る事の重要性を語るなど、ある種の正論、当たり前の事を伝えてくれていた。
但し、当たり前のことを伝えるものの、日本代表の各選手に対して、そして、JFAの幹部に対してのコミュニケーションを欠いたのではないだろうか。
成長と言うのは、曲線や直線を描くものではなく、停滞していたような、場合によると、少し下がってきているように感じる所から、一気にグンと上がる、使い古された言い方ですが、階段のようなものである。
つまり、もしかしたら、今の日本の停滞感は、この後、グンと成長する可能性のあるものかもしれない。
しかし、それを選手にも、そして協会にも、更には、観ているファンにも伝える事が出来なかった。
ましてや、負傷の影響とかもあるとはいえ、このタイミングでも選手を色々と試したり、新しいサッカーをやろうとしたりと、戦い方が安定せず、長谷部をして、集まる度に最初に戻っていると遠回りではあるが、言わせているようでは、勝てるイメージなど出来ようはずもない。
これは、ハリルホジッチ監督のキャラクターもあるのだろうが、やはり、結果が出せないと、彼の様な監督には厳しいのかもしれない。

見えないサッカー
コミュニケーション不足の一つに、結局、今の日本のサッカーがどうなのかと言うのが見えてこない。
どういうサッカーを目指しているかも見えてこない。だからこそ、今の現在位置が見えてこないので、結果、試合の内容や結果が出ない事で、不満が残ってしまう。
デュエルと言う言葉で、戦う事の重要性を示したのは良い、ただ、それは結果として、個々の戦いの重要性と言う当たり前の所に戻っただけであり、そして、それは、同時に現状の日本人では伸び代に欠くという事だろう。
何年か、何十年か先には分からない、食べ物の欧米化が進んだことで、日本人も欧米人に負けない体を身につける可能性もあるだろう、遺伝的問題も、ハーフなどが増えている現状を踏まえて、少しずつ改善する可能性はある、では、そんな先を考えるのかと言えば違うだろう。
とすれば、個々の勝負をする、それは当たり前として、劣る身体能力部分を勝る部分で埋めて、チームとして優位に立つ、その為の戦い方をどうするのか、それが全く見えてこない。
「縦に早いサッカー」と言うが、今日本がやっているのは縦に早いサッカーではなく、縦に蹴っている珠蹴りに過ぎない。持つ事を恐れるように、時間をかける事が罪悪のように、ボールを持ったら、縦に蹴る、それは、縦に早いサッカーとは全く別のベクトルに位置するものである。
それは、ブラジルやドイツのサッカーを観れば分かる所ではないだろうか?
縦に早いサッカーの最も基本的なベースは、所謂三線速攻だろう。ただ、裏に蹴るのではなく、横関係の三人の関係性を縦に繋げていくのが大切。
その時、速く走るだけでなく、止まる事だって大切ですし、自分で仕掛ける事も大切。
そういう三線速攻をベースに、二人、そして、四人などが関係性を作るのが、縦に早いサッカーのベースであり、そして、この三人は誰と決めずに、その時の状況に合わせて走り出せる事が重要なのだが、今の日本は、それが出来ず、三人の位置関係は決まってしまっている。だからこそ、スタートが遅れて早い攻めが出来なかったり、ただただ裏に蹴るだけで終わってしまう。
ようは、どういう戦うのか、日本のサッカーの形が見えてこないのが問題と言えるだろう。

SAMURAI BLUE(日本代表) 次期監督 西野朗 氏コメント(JFA公式サイト)
後任は西野監督という事で、ま、現状で選択できる監督候補の中では、仕方がない選択肢だったと言えるかもしれない。
他が、森保現U-21代表監督か手倉森元U-23代表監督かという所だったらしいから、森保監督は、現状で、東京五輪を控えている事を考えると、今A代表を率いさせることは一利無いとは言わないが、デメリットの方が、特に、マイナスの結果になる事が予想されるWCを率いてイメージを悪くすることはない。
手倉森監督の方がとも思ったが、リオ五輪での結果がふるわなかった事もあって、少なくともマイアミの奇跡、そして、Jリーグでの結果と年齢なども含めて、西野監督が選ばれたと言えるかな。
とはいえ、西野監督が志向するサッカーは、現行の代表と大きく隔絶している気がするだけに、ま、日本サッカーのイメージには近いものの、ブラジルWCの時と同じことになる可能性の高いサッカーを行う可能性も高い。
マイアミの奇跡の再現を期待する人がいるが、あれは、あの一試合でおいての評価であって、決して、あの時のアトランタ五輪の西野監督の采配は正解だったかと言えば否であり、言ってしまえば失敗。
結果、二匹目のドジョウを狙ったナイジェリア戦で敗れ、2勝1敗でGL敗退と言う結果を出してしまった。それもナイジェリア戦で采配に異を唱えたからと一部で言われているが、ハンガリー戦で主力の中田英を外している。
ま、どうなるかは不明だが、ハードルが低くなっての采配が、どう出るかでしょうね。

ただ、これって、遠藤保とは言わないが、中村憲とかの代表復帰、即レギュラーとかあるんじゃね?
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。