FC2ブログ
2018年04月21日 [15:56]   なでしこジャパン | スポーツ | AC/ヨルダン2018 

AFC女子アジアカップ2018 日本 vs オーストラリア

既に来年のフランスWC出場を決めて、次はアジア女王を、AC2連覇を目指すなでしこジャパン。
準決勝が、前回大会と同じ中国が相手であれば、決勝も、前回大会と同じくオーストラリア。
GLでの戦いでは、序盤こそオーストラリアペースではあったが、なでしこが流れを奪い返し、後半に先制、その後、オーストラリアの猛攻に耐え切れず同点ゴールを許し、結果、2位通過が決まっていた事から無理せず引き分けで終らせたが、この試合は、決着をつけるべき試合。
勝って、アジア女王として、WCへ乗り込むためにも、現状のアジア最強の相手をきっちりと倒したい。

AFC女子アジアカップ ヨルダン2018
M17 決勝 Amman International Stadium
日本 1-0 オーストラリア
(JPN) 横山久美(84分)
なでしこジャパンのスタメンは、18 山下杏也加、22 清水梨紗、4 熊谷紗希、5 市瀬菜々、3 鮫島彩、10 阪口夢穂、2 宇津木瑠美、7 中島依美、14 長谷川唯、8 岩渕真奈、13 菅澤優衣香の4-2-2-2。
オーストラリアのスタメンは、1 Lydia WILLIAMS、21 Ellie CARPENTER、4 Clare POLKINGHORNE、14 Alanna KENNEDY、7 Steph CATLEY、8 Elise KELLOND-KNIGHT、10 Emily VAN EGMOND、13 Tameka BUTT、6 Chloe LOGARZO、20 Samantha KERR、11 Lisa DE VANNAの4-1-2-3。

前半
オーストラリアのキックオフで試合開始。
立ち上がり仕掛けるのはオーストラリアで、ボールを放り込んで、なでしこ守備陣の裏を狙ったり、スローインなどで高さを活かすなど、圧力をかけてなでしこを押し込んでくる。
13分には、左サイドからのクロスをダイレクトで20番KERRの強烈なボレーシュート、更にこぼれ球を拾ったオーストラリアが、今度は右サイドから入れたボールをシュートにくるが、共にGKの山下杏が好セーブを見せてゴールを許さず。
14分、右サイドから入れてきたボールを、GKの山下杏が目測を誤ってキャッチできず落としたボールを13番KERRが狙ったシュートが熊谷紗の腕に当たりハンド、オーストラリアにPKが与えられる、このPKを8番KELLOND-KNIGHTが蹴るが、右を狙ったボールを完璧に読んだ山下杏が止めてゴールを許さず。
PKを止められた事で、少し気落ちしたのかオーストラリアの勢いが弱まり、逆になでしこが裏を狙って攻めるシーンが増えてきて、互角の展開に持ち込んでいく。
ただ、なでしこが最終ラインからのビルドアップでのミスも目立って、オーストラリアに決定機を作られる場面が何度も出てくるが、GKの山下杏の調子が良く、オーストラリアの攻撃を止める。
アディショナルタイムになでしこもチャンスを作るが、最後は、CKの準備中に終了のホイッスルで、前半はスコアレスで折り返す。

山下杏の前半
はっきり、GKの山下杏が主役となった前半だった。
GLで対戦した時も、オーストラリアに押し込まれる展開ではあったが、その中で、自分たちで修正していたなでしこジャパンだったのだが、この試合は、何とか修正できたか、もしくは、何とか修正しようとしたところで、どうにも自分たちのミス、特にミスパスが目立って、なかなかリズムに乗れない前半だった。
ただ、その中で、山下杏がビックセーブを連発、強烈なシュートを止めるだけでなく、判断の良い飛び出しでシュートコースを消すなど、非常に良い動きを見せる。ま、飛び出しをミスって相手にPKを与えてしまい、そのPKを自分で止めるという、一歩間違えば最悪の展開になった可能性もあるが、それすら、この試合を自分の試合にしてしまったかのようなプレーとなって、前半は、完全に色々な意味で山下杏の試合だったように思える。
こういう風にGKが神懸っていると、特に日本と言うは、奇跡とまでは言わないが、驚く結果を手にする事があるので、それを活かして、後半勝利を掴んで欲しい所だが、とにかく、まずはミスを無くすことだろう。
前半、特に最終ラインから出すパスがミスになって、相手に渡る事が多かった。
確かに繋ぐのがなでしこのサッカーではあるが、しかし、リスクを冒す場面と、安全に行く場面はもう少し考えるべきであり、それと同時に、もう少し、丁寧なプレーを考えて欲しい。
それさえ修正することが出来れば、なでしこの方が優勢に立てると思える。

後半
両チームとも交代は無く、なでしこジャパンのキックオフで後半開始。
後半もオーストラリアが押し込んでくる展開で、なでしこはギリギリで体を張る粘り強い守備で、何とか耐え続ける。
その中で、優勢なオーストラリアが先に動き、60分、11番Lisa DE VANNAに代えて、17番Kyah SIMONを投入してくる。
オーストラリアが優勢ではあるものの、なでしこも全体的に下がって、ゴール前を固めてオーストラリアに攻め込まれるもののシュートコースを悉く潰して、危ないシーンは無くなったものの、全体が下がってしまった事で、ボールを奪っても前に人がおらず、攻撃に転じるのに時間が掛かってしまって、流れを変える事は出来ない。
劣勢のなでしこは、72分、菅澤優に代えて、横山久を投入する。
劣勢のなでしこは、守りを固めている事もあって、勝負はどこか延長へと行くかと思われた84分、山下杏が一気に前線へと蹴ったボールを左サイドで長谷川唯が上手い切り返しでDFをかわすと、DFの間を抜いて横山久にパス、これをトラップで、上手くマーカーを外して右足一閃、ゴールにミドルシュートを叩き込んで、劣勢のなでしこが先制。
先制したなでしこに対して、パワープレイを仕掛けてくるオーストラリア、ただ、ここもなでしこはゴール前をきっちりと固めて、粘り強く対応、最後は、裏を狙って入れてきたボールに飛びだした山下杏が体を張ってゴールを守り、試合終了、なでしこが、見事AC二連覇を達成。

一本で決める
後半は、前半以上に押し込まれる展開になったなでしこ。
ある種、それは想定としていたというべきか、前半の押し込まれた展開から、今度はチーム全体が下がって、ゴール前を固める事で、スピードのあるオーストラリアにスペースを突かせない守りを見せた。
結果として、下がってしまったことで、前に出ていくことが出来ず、また、セカンドボールを本当は拾いたい所だが、その部分でのプレッシングと反応の早さで劣ったため、なでしこは攻撃に転じる事が出来なかった。
結局、前半以上にチャンスも無く、ゴールを奪うという可能性はほとんどなかったが、たった一度のチャンスでゴールを奪えた。
一瞬のチャンスと言うべきか、後半でたった一本のシュートが決まってゴールで勝利、それを期待しての起用に横山久が応えたというのもあるだろうし、おそらく、狙いと言うか、なでしこは、元々後半勝負を考えての、前半の風下であったのだろうが、その後半に攻めに行くことが出来なかったが、準決勝を延長、PK戦まで戦ったオーストラリアが、立ち上がりから攻勢を仕掛けてきていたので、90分で決めたいと思っているとの判断から、延長でも時間が経てばなでしこが有利となるという予想のもとの戦い方を狙ったのではないかと思う。
それが当ったかと言うと、正直当ったとは言えず、最後までオーストラリアの圧力は緩まなかったものの、相手にゴールを許さなかった事で、見事に勝利をおさめる事が出来た。
内容的に、力関係で言えば、オーストラリアの方が強かったとも言えるが、しかし、勝ったのはなでしこであり、サッカーに負けて試合に勝ったというべきか、なでしこが見事な勝利であり、劣勢の中で勝つ事が出来たという事で、WCに繋がる結果だったと言えるだろう。
関連記事

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する 
名無し及び発言のたびにHNを変える(固定名を使わない)、元の記事に関係の無いコメントなど一般的なマナー違反が発覚した場合、もしくは、公衆良俗に反するような記述など、管理人の判断で、記入者の了解を得ず、一方的に削除いたします。

    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。