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2018年07月28日 [20:03]   FIFAワールドカップ | スポーツ | WC/ロシア2018 

2018WCを振り返って ~大会について~

ロシアWCが終わって、2週間位ですか。
あの後、もう一度、いくつかの試合を観直したりしましたが、本当に面白い大会でした。
その大会の興奮も一段落ついた所で、今一度、今大会を見直してみようかと思う。
盛り上がった大会
今大会、ロシアがFIFAランクが低かった事もあって、最弱の開催国と言われたりしたものもあるが、それだけでなく、政治的な問題でロシアでの大会開催が危ぶまれる、ボイコットという方向も出たり、それこそ、冬季五輪でロシアがドーピング問題で参加できなかったように、サッカーの方にもそういう問題が派生する可能性は非常に高かった。
そもそも大会が開かれるのか、開かれたとして、盛り上がるのか。
WCと言う大会そのものが、昨今では、EUROよりも下に見られたり、五輪と同じく商業目的が強くなったりと、批判が増えてきている中での大会と言う事もあって、正直、どうなるのかと言う不安材料には事欠かなかった。
しかし、ロシア自体の躍進もあって、非常に盛り上がった大会でしたし、懸念されていた治安だったり、会場の問題も無いどころか、少なくとも表面的には、最高の大会だったと言える。
そういう土台があったからこそ、今大会が、非常に盛り上がり、ロシアが敗れた後も、盛り上がりが衰えない面白い大会になった。
ここ最近でも最高の世界大会だったと言って良いかもしれません。

波乱の大会
盛り上がった要因の一つは、やはり波乱の大会だった事があるだろうか。
今大会の優勝がフランスと言う事を予想した人は、多くは無いだろうが、いるだろう。そもそも、今大会の優勝と言うか、決勝の予想は、ブラジルとドイツと言う予想が大勢だったと言える。
しかし、まさかの決勝は、フランスとクロアチア。試合を観た後で言えば、この両チームが勝ち上がってくるのは分かるだけのパフォーマンスを発揮していたのだが、それでも、それを予想できた人は、予想を超えて、予知と言うか、予言者かってところだろう。
そして、その波乱自体は、別にWCの本大会だけでなかった。
まさに、今大会、イタリアが欧州予選で敗れて、1958年のスウェーデン大会以来、まさに60年ぶりの異変がスタート。
スタートと言うか、それ以外でも、結局出場が出来たが、アルゼンチンも南米予選では、最後の最後まで分からなかった訳ですし、アジアでも、イランと2強であるオーストラリアが、まさかのPOに回るという事態となった。
また、日本だって、最終予選の初戦を落として、出場が危ぶまれるなど、予選の舞台から波乱含みでしたね。
それが、本大会にも影響したと言えるんでしょうが、日本やロシアの快進撃は、良かった面として盛り上がったが、ブラジルなどの優勝候補が大苦戦、そして、その究極と言えるのが、ドイツが韓国に敗れてGSを敗退する事になった事だろう。
色々な要因もあるだろうが、しかし、こういう波乱が起こる事、所謂ジャイアントキリングが起こるからこそ面白いと言えるし、今大会を盛り上げた要因でもあるだろう。
ただ、今大会、サッカー界の基盤というか、サッカー界で当たり前だと思われていた事が変化した大会だったかもしれない。
それを象徴したのが、リネカー氏が自らの名言を変えた、『フットボールは単純だ。22人がボールを奪い合い、最後はドイツが勝つ「とは限らない」』

サッカーを変えたVAR
今大会から本格的に導入されたVAR。
大きくサッカーを変えたとも言えるかもしれない。
今大会はボールの影響で、GKにとって取りにくいボールが多く、FKなどのセットプレーが非常に大きな得点源となったが、それと同時に、VARによって、ゴール前での攻防の結果、これまで以上にファールが多く、特にPKが多い大会になった。
正直言えば、GSの段階では、主審がVARに振り回されて、どちらかと言うと、選手にも試合にも悪影響を与えているように思えて、失敗かとも思えたが、しかし、KSに入った後は、どうやら審判団が研修や話し合いの結果、VARをどう使うのかと言うのを明確に決めたのか、GSのような振り回される、VARに審判が使われるのではなく、主審が上手くVARを使ったと言える。
この辺、おそらく、審判の人たちも、VARの活用方法をもっと練っていく必要はあるだろうが、それでも、成功だったと言える。
何より、ゴール前での攻防で、正当な争いが出来るようになって、下手なだましと言うのが無くなった。結果として、南米勢、特にブラジルやアルゼンチンがマリーシアとしてテクニックとしていた審判を騙す事が出来なくなったのも、もしかしたら、南米勢が苦戦した要因だったかもしれない。
そういうVARの成功は、今後の世界大会での活用が見えてくるが、しかし、同時にそういう環境を用意できるかどうかと言う課題がこれから出てくるだろう。
カメラの設置、そして、それを確認する場所や人の確保が必要になってくる。
例えば、次のWCの予選において、VARを導入しようとしたとしても、国によってはそういう仕組みを入れるだけの余裕が無い可能性もあるだろう。
また、今後、おそらく日本ではJリーグでの導入を考えるだろうが、先のカメラの設置の問題と同時に、チェックする場所の確保。
WCでは、基本的にはGSの最終節を除けば、常に1試合しか行われない。だからこそ、モスクワに設備を集中して、そこで確認する事が出来たが、Jリーグで導入する場合は、同時に、最大J2で11試合、J1の試合も同時に行われた場合は、20試合以上となっていくわけで、それを行うためには、確認する場所の確保が必要だが、そういう場所をどう確保していくのか、今後の課題だろう。

一つの流れ
今大会、スペインのパスサッカーが終焉を迎え、予想通りと言うべきか、前回大会でドイツが見せた速攻と言うのが、主流になる。
これは、ある種、大会前から予想できた所であり、だからこそ日本も縦に早いサッカーと言う事で準備してきていた訳ですし、あのメキシコも速攻を見せてきた。
優勝したフランスのサッカーにしても、そうだが、こういう流れになるのは予想できていた。
ただ、それと同時に予想外だったというのか、思った以上に、そういう流れになったのが、一人のスーパーな選手によるサッカーが通用しなくなった事だろう。それは偏に、ロナウド・メッシ時代の終焉と言う所でもあるだろう。
アルゼンチンのメッシが代表で機能しない事、そして、今大会はそれが顕著であり、そろそろアルゼンチンはマラドーナの呪縛から解放されるべきかとも思ったが、同時に、ポルトガルのロナウド、ブラジルのネイマールがスーパーなプレーを見せるという大会ではなくなったと言える。
ベルギーの3トップやウルグアイの2トップなど、決してスーパーな選手が不要になったという訳でもないが、しかし、そこに頼るのではなく、それがチームの中でどう機能させていくのか、その究極の道が、クロアチアのモドリッチなのかもしれない。
スーパーな選手が、スーパーなプレーを見せるだけでなく、他の選手にスーパーなプレーをさせるというのが、これからのスーパーな選手の生きる道だろうか(スーパー、スーパー、うるさいが・・・)
それと同時に、今大会優勝候補が苦戦した要因が、今までの戦略が通用しなくなったという所だろう。
良いとか、悪いとかではなく、これまで、優勝を目指すチームは、チームの状態をKSに持ってきていて、GSは、どこか、余力をもった戦い方できていた。
しかし、そういう優勝を目指す上位陣と、その下のランクに位置する国々との力の差が無くなってきていて、GSで余力を残す戦いでは、足下を掬われるようになってきたと言えるだろ。
つまり、今後は、今まで以上の力をつけるか、そうでなければ、GSの最初から全開で、それでいながら、KSの優勝までの試合を戦っていく戦い方と言う、新しい戦略が必要になってくるだろう・・・。
ただ、早ければカタールWCから、出場国が増えてしまうと、大会の仕組み自体が変わるので、そもそも新しい戦略は必要になるだろう。
そういう新しい流れの基が出来たと言える大会だった。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。