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2018年10月17日 [06:03]   サッカー日本代表 | スポーツ | A代表/2018 

キリンチャレンジカップ2018 日本 vs ウルグアイ

ロシアWCからカタールWCへとシフトしていく日本代表にとって、最初の試練と言うべきか、代表戦として、日本が今後どれだけ、そして、どう戦っていくのか、森保監督の手腕・狙いが見えてくる相手となるウルグアイ。
ここまでの対戦相手は、言っては悪いが、やはり、格が落ちる相手であり、そこは、どう戦うのかと言うよりも、メンバーがどれだけアピールできるのかと言う点で、サッカー自体は、そこまで考えるべきものではなかった。
事実、守備に関しては、あまり評価できないし、攻撃もアイデアがあるのはあったが、相手の守備を崩す方法をどうこうと言うのは無かった。
漸く、日本のサッカーがこれからどう戦っていくのかという森保監督の考えが見えてくる相手であり、勝ち負けよりも、何が通用して、何が通用しないのか、ウルグアイがベストじゃないという話もあるが、この相手は、そういう意図で考えるべきだろう。

キリンチャレンジカップ2018
埼玉 埼玉スタジアム2002/57,239人
日本 4-3 ウルグアイ
(JPN) 南野拓実(10分、66分)、大迫勇也(36分)、堂安律(59分)
(URU) ガストン・ペレイロ(28分)、エディンソン・カバーニ(57分)、ホナタン・ロドリゲス(75分)
日本のスタメンは、1 東口順昭、19 酒井宏樹、22 吉田麻也、2 三浦弦太、5 長友佑都、6 遠藤航、7 柴崎岳、21 堂安律、9 南野拓実、10 中島翔哉、15 大迫勇也の4-2-3-1。

前半
ウルグアイのキックオフで試合開始。
立ち上がりからウルグアイが仕掛けて、高い位置で勝負を挑んでくるのに対して、日本も引かずに、前からプレスを仕掛けて、両SBも積極的に攻撃参加を行う。
ウルグアイに対して真っ向から勝負を仕掛けて日本がチャンスを作るようになると、10分、左サイドから中島翔が斜めに中に入れたボールを南野拓が、トラップでマークを引きはがすと、そのまま横に移動し、コースが空いた瞬間に右足一閃、GKが足に当てるものの、鋭いシュートはゴールに吸い込まれて、日本が先制。
先制の勢いのまま、日本が優勢に試合を進めて、サイドから良い形を作り出していき、守備に関しても、吉田麻が冷静に体を入れるなどきっちりと守っていく。
日本ペースの中で点が取れない所で少し、日本もペースダウンした事と、ウルグアイが日本のサッカーに対応してきた事で、28分、ウルグアイに良い位置でFKを与えてしまうと、一気に高く逆サイドまで入れたボールに、大外で19番コアテスが頭一つ競り勝って落とすと、外に引っ張られて中央に出来たスペースで16番ペレイロがトラップから素早くシュートでゴールに押し込み、ウルグアイに同点に追いつかれる。
同点にされた後、日本は再び攻勢を仕掛けると、36分には、堂安律からのパスを受けた中島翔が素晴らしいミドルシュート、しかし、これはGKが横っ飛びでビックセーブを見せて止めると、こぼれ球に反応していた大迫勇が、GKの股下を抜くシュートを決めて、36分、日本が勝ち越す2点目を奪う。
ウルグアイも再び同点を狙ってくるが、日本は優勢を手放さず、前半は、日本が1点リードで折り返す。

後半
日本は交代なしのまま、日本のキックオフで後半開始。
立ち上がり早々、ウルグアイが仕掛けてくると、左サイドからの攻めからヘディングシュートまで来るが、東口順がビックセーブを見せる。
日本も攻めるが、ウルグアイも積極的に仕掛けてきて迫力を見せてきて、互角の展開になる中で、57分、三浦弦が無造作にGKにバックパスをしたボールを、その前のプレーで前線に残っていた21番カバーニが奪い取って、東口順をかわしてゴール、ウルグアイが追いついてくる。
嫌な形で失点して、流れが悪くなった日本だが、59分、右CKのボールをウルグアイが跳ね返すが、すぐに奪った堂安律が、酒井宏とワンツー、一瞬でDF3人の間でトラップからシュートに行くと、シュートは、GKの逆を突く形でゴールに決まり、日本が3度リードする。
更に躍動する日本の若いアタッカー陣、右サイドで堂安律が仕掛けていき、更に66分には、縦に入れたボールを一旦はDFに止められるも、そこを堂安律と南野拓が競りに行って、こぼれたボールを堂安律が強烈なミドルシュート、これはGKが止めるも、弾いた所を上手くバウンドに合わせて叩き付けるように南野拓がボレーシュートを決めて、日本が決定的な4点目を奪う。
日本が優勢に試合を進める中で、74分、柴崎岳に代えて青山敏を投入する。
75分、中盤でのプレッシングでボールを奪ったウルグアイは、21番カバーニがDFラインの裏に落とすようなパスを入れると、フリーとなっていた9番ロドリゲスが上手く合わせてシュートを決める。
ウルグアイの攻勢もあるが、日本もチャンスを作るという中で、日本は二人目の交代として、中島翔に代えて原口元を投入する。
ウルグアイの攻撃を跳ね返し、日本にもチャンスを作るという互角のまま、試合は終了、4-3で日本がウルグアイに勝利。

見事な内容
正直、この時期に、ここまでのサッカーが出来るとは想像以上だった。
ウルグアイの方も、新チームを作っている途中であろうし、WCの時とはチームとして違うのであろうが、21番カバーニがフル出場するなど、決して、親善試合だからと言う手抜きと言うべき所は無かったと言えるだろう。
ましてや、ウルグアイも、コパアメリカに向けて、選手選考と選手のアピールの場でもあるとしたら、少なくとも選手個々は本気だったと思える。
それを踏まえての戦いは、見事だった。
ここまでの2試合は相手との力の差と言うべきか、ほとんど攻められなかったので、守備面での問題点は見えてこなかったのだが、この試合は、ウルグアイ相手という事で、守備を見る機会が多かった。
その中で、ロシアWCを経験した、更に長く海外で戦ってきている3人の経験値の高さを感じさせるプレーぶりだった。
特に吉田麻は、最終ラインを統率しながら、1対1では、カバーニなどを相手にしながらも競り負けない等、強さを見せていた。
また、両SBにしても、バランスを取りながらも高い位置を取って、ウルグアイのサイド攻撃を封じながら、自分たちが攻撃に出ていくと言う感覚も良かった。
あえて言うと、やはり失点シーンの部分ではやはり一つ一つを課題として改善していく必要はあるだろう。
やはりセットプレーの弱さ、特に単純な高さでやられてしまった感がある1失点目のシーンは、その前のファールがやはり不用意だったと思うし、今後も、こういう高さに対処は常に考えないといけないだろう。
3失点目も中盤での取られた後の中盤でのプレスの遅さがあった。
一番の問題となったのは2失点目、あれは、ただただ三浦弦のミスではあるが、周りのコーチングも悪かったのかもしれない。
あぁいう所のミスは、やはり絶対にしていってはいけない。
攻撃に関しては、前線の3人が非常に躍動していて、得点を取っただけでなく、お互いの持ち味を思い切り出せたという所で、本当に、このメンバーがどこまでいけるのか見てみたいと思える。
アタッカー陣で言えば、原口元は前の試合で出ていて、この試合も途中交代で出ているが、他にも、香川真という、これまで日本の10番を背負ってきた選手を筆頭に、宇佐美貴や、まだ乾も代表でやるという意向を見せている。
更に、伊東純が結果を出している中で、この試合は、中島翔にしても、堂安律にしても、結果を出していった。
こういう戦い、ポジション争いがACまで続くのは、日本にとっては大きなプラスである。
ACの舞台をまずは目標とするのであれば、日本のアタッカー陣が、誰が並んでいるのか、本当に楽しみではある。
そして、その攻撃と守備の間を繋ぐ所でも、この試合は、遠藤航と柴崎岳が並んだのだが、お互いにバランスを考えて、ウルグアイの攻撃を封じながらも、前線の選手を後ろから支えている、本当に、このCHの良さが今の日本を支えていると言えるだろう。
確かに失点シーンのような、ミスがあったのは考え物ではあるが、しかし、結果として勝ったという事を除いても、非常に良い内容で、チームとしての動きのあるサッカーが出来ていて、選手のアピールを含めて、面白いし、期待が出来ると言えるものだ。



個人的な評価
1 東口順昭 7.0 3失点をしたものの、3度決定的なシュートを止めるなど、反応の早さを見せた。
19 酒井宏樹 6.5 右サイドで攻撃参加する事で相手の攻撃を封じていった。
22 吉田麻也 6.0 3失点はしたが、ウルグアイの攻撃陣相手に悉く勝てていた。
2 三浦弦太 5.0 決して悪くは無かったが、失点のミスだけはいただけない。
5 長友佑都 6.5 左サイドで相手を封じるだけでなく、時に逆サイドまで守るなど危機感知能力は流石。
6 遠藤航 7.0 中盤でバランスを取って、ウルグアイの攻撃を跳ね返すだけでなく、攻撃参加も見せた。
7 柴崎岳 6.5 前線のアタッカー陣の後ろで上手くボールの受け手となってゲームの展開を行っていた。
17 青山敏弘 5.5 途中交代で入った後、無難に試合をまとめた。
21 堂安律 7.5 前半途中までは上手く入れていなかったが、一番嫌な流れの時の得点など、徐々に存在感を発揮した。
9 南野拓実 7.5 本日のMOM。2得点だけでなく、前線で動きながらボールを引き出し、攻撃を引っ張った。
10 中島翔哉 6.5 点こそ奪えなかったが、左サイドで相手を圧倒していた。
8 原口元気 6.0 途中交代で入って、下がりながらの守ってのバランスを取った。
15 大迫勇也 7.0 若い選手を引っ張るように前線で基点となり続けた。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。