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2018年12月31日 [20:01]   高校サッカー | スポーツ | 第97回高校選手権 

第97回選手権1回戦 丸岡 vs 東山

色々と出てきている平成最後、その平成最後の高校サッカー。
今年のIHは県予選決勝で敗れたが、選手権予選は、無失点で勝ち上がり、3年ぶり29回目の出場となる福井の古豪、丸岡。
対して、IHではベスト4まで勝ち上がり、選手権では、22年ぶり3回目、漸く京都予選の壁を乗り越えてきた東山。
名門対決と言える両チーム、初戦を制するのは、どちらか?

第97回全国高校サッカー選手権大会
1回戦 【M12】 ニッパツ三ツ沢球技場/11,989人
丸岡(福井) 2 ( 5 PK 4 ) 2 東山(京都)
(丸岡)  田海寧生(2分)、宮永任(82+分)
(東山) 久乘聖亜(33分PK)、井上竜稀(69分)
福井県代表丸岡のスタメンは、1 倉持一輝、2 遠藤悠生、3 十九波賢信、5 北龍斗、7 松下大真、13 馬場脩介、8 小林晃喜、18 中村晃大、10 宮永任、11 明間希、9 田海寧生の4-2-3-1。
京都府代表東山のスタメンは、1 荒木光汰、2 木下誠太、3 井上竜稀、4 清原航平、22 小西祐太朗、14 倉貫直人、18 飯田敏基、11 中山翔、7 宇賀神拓世、9 長坂大陸、10 久乘聖亜の4-2-2-2

最後まで分からない試合はPKへ
立ち上がり早々、仕掛けた丸岡の11番明間が左サイドから中に切れ込もうとしたところで14番倉貫が押し倒してしまってPK、開始1分経つ前にいきなり丸岡に決定的なシーンが生まれると、9番田海が正面に蹴ったボールを、GK荒木が残した足で止めたが、弾いたボールが、田海の下にそのまま戻って、それを田海が押し込んで丸岡が2分に先制。
そうそうに試合は動いたが、その後は、中盤でのセカンドボール争いとなり、そこから、試合はリードしている丸岡ペースで、東山は何とか縦に行きたいが、それが先行して、丸岡のペースを崩すことが出来ない。
しかし、32分、今度は東山が左サイドから10番が仕掛けてPA内に入ると、丸岡は二人掛かりで挟み込んだ形で倒して、今度は東山がPKのチャンス、これを10番久乘が豪快に左に叩き込んで東山が同点に追いつく。
後半に入って、丸岡が攻勢を仕掛けて、東山ゴールに迫っていくが、東山もギリギリで粘ってゴールを許さず、60分前あたりから、東山もセットプレーで立て続けにチャンスを得ると、流れを掴んできたが、そこで前に出てきた事で丸岡のカウンターが決まり、63分には、前線で落としたボールを粘って繋いだボールを10番宮永が狙ったシュートは、惜しくもポスト、お互いにボールを奪ってから縦に早い攻めを見せるようになっていくと、69分、中盤の右サイドの浅い位置でFKを得た東山は、この試合何度も狙っているファーサイドへと入れると、その落したボールを拾った8番掛見がDFをかわしてクロス、これをニアサイドで合わせた3番井上のヘディングシュートが決まって、東山が逆転。
東山が1点リードして、カウンターを狙いながらも、そのまま、締めようという所で、守備もセイフティにクリアをするなどきっちりと対応していたが、アディショナルタイム、左サイドで技有のパスで中に入れて、一旦、13番馬場に戻すと、13番馬場が縦に入れたボールに10番宮永がフェイントでDFの逆をつくターンから、素早く右足一閃、ゴール右隅に巻くように決めて、終了間際に丸岡が追いつく。
しかし、これで終らないのがこの試合、スルーパスから東山は10番久乘がDFに競り勝って裏に抜けると、飛び出したGKと交錯してこぼれたボールを20番大八木がクロス、ファーサイドでシュートに行くが、しかし、これはDFがクリアすると、今度は一転して丸岡がカウンター、しかし、ここもシュートがDFに当り試合終了、最後まで勝敗が分からない試合の決着はPK戦に持ち越される。

PK戦
9番長坂大陸(東山) ○ ゆっくり助走しておいてから左隅に蹴り込む。
10番宮永任(丸岡) ○ GKの逆の左に決める。
10番久乘聖亜(東山) ○ 早くて強いボールで左隅に綺麗に決める。
8番小林晃喜(丸岡) ○ フェイントをかけてGKの逆の右に決める。
20番大八木陽一(東山) × GKが狙い澄まして右を狙ってきたシュートを止める。
13番馬場脩介(丸岡) ○ タイミングを外すようなチョップキックで上に決める。
1番荒木光汰(東山) ○ 右上隅に決める。
9番田海寧生(丸岡) ○ 思い切ってど真ん中に決める。
14番倉貫直人(東山) ○ タイミングを外して、真ん中に決める。
7番松下大真(丸岡) ○ GKの逆をつくシュートを決める。
丸岡が、5人全員が決め、一人を止める事で、丸岡が2回戦進出。

チームプレーの中の個人技
以前から、世界的にもトップレベルは、昔のスーパーな個人を活かすためのチームプレーから、チームプレーの中でスーパーな個人の力を出していく方向に行っている。
しかし、正直、日本は、そのスーパーな個人技と言うのが無くて、特に高校サッカーにおいては、突出した個が出てこない事で、全体としてチームサッカー、パスサッカー主体になってしまっているのは否めない。
ただ、ロシアWCで日本が、乾の個人技でベルギーを追い詰めたように、そして、現日本代表の前線の両サイドがこれまでのパスを考えたメンバーではなく、個人で仕掛けられる、堂安律と中島翔になっている事、つまりは、相手の固い守備、素早い展開の中で、きっちりと守る相手を崩す方法としてのドリブルを含めた、個人技での仕掛けが出来る事が重要になる。
そして、偶々なのかもしれないが、この試合の、両チームには、まさに、その個人技で仕掛けていける選手がきっちりといた。
更に言えば、その個人技を仕掛ける選手に依存するとか、その為にチームを作るのではなく、チームの形の中で、そういう個人技が入っていく。
丸岡の10番宮永と東山の9番長坂、そういうサッカーが、こういう高校サッカーで出てきた事、それは日本サッカーにとっても大きいというか、進化して言っているという事だろう。
まだまだ1回戦と言う事もあるが、これから先、こういう新しい世界のサッカーに日本がどういう風に取り組んでいくのか、その端緒となる高校サッカーの世界において、どういう浸透がされているのかと言う意味でも、楽しみに感じさせられる、そういう試合が観れたのは、2018年最後のサッカーの試合として、良かった。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。