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2019年02月02日 [08:18]   アジアカップ | スポーツ | AC/UAE2019 

AFCアジアカップ2019 日本 vs カタール

ACも決勝戦。
ここまで苦戦を続けながらも6連勝、ギリギリの勝利を繰り広げてきた日本は、準決勝で優勝候補筆頭のイランに快勝、見事に決勝まで駒を進めた。
対するカタールも、次のWC開催国として積極的に強化策をうって、今大会得点王をほぼ手中をしている19番ALIを筆頭に力を見せて、準決勝では開催国のUAEを大勝でくだしてきた。
史上最多のAC5度目の制覇を目指して、成長著しいカタールに対して王者の貫録で勝ち切って欲しい。

AFCアジアカップUAE2019 ノックアウトステージ
【M51】決勝 ザイード・スポーツ・シティ・スタジアム/36,776人
日本 1-3 カタール
(JPN) 南野拓実(69分)
(QAT) ALMOEZ ALI(12分)、ABDELAZIZ HATIM(27分)、AKRAM HASSAN AFIF(83分PK)
日本のスタメンは、12 権田修一、19 酒井宏樹、16 冨安健洋、22 吉田麻也、5 長友佑都、7 柴崎岳、18 塩谷司、21 堂安律、9 南野拓実、8 原口元気、15 大迫勇也の4-2-3-1。
カタールのスタメンは、1 SAAD AL SHEEB、15 BASSAM AL RAWI、16 BOUALEM KHOUKHI、4 TAREK SALMAN、2 PEDRO CORREIA、3 ABDELKARIM HASSAN、10 HASAN AL HAYDOS、23 ASSIM OMER MADIBO、6 ABDELAZIZ HATIM、11 AKRAM HASSAN AFIF、19 ALMOEZ ALIの3-2-3-2。

前半
日本のキックオフで試合開始。
立ち上がり日本が落ち着いてボールを回して優勢に試合を進めていたが、12分、カタールは大きくサイドへと展開すると左サイドの11番AFIFからのクロスが後ろに来たところで、19番ALIが吉田麻を背負った状態で、トラップで浮かして、そこからオーバヘッドキックでゴール右隅に決めて、カタールが先制。
更に日本が浮き足だって前に出ていくところで、27分、19番ALIが囮になって入れ替わるように中に入った6番HATIMに11番AFIFからパスが入ると、思い切ったミドルシュートを決めてきて、日本が2点リードを許す。
完全に試合の流れはカタールペースで日本はボールを持っていても、カタールの守備を崩せず、逆にテンポの悪いパスに対してプレスをかけられて、下げさせられて、そこでミスをついてカウンター、もしくは、奪ってから一気に前線に送ってくるカウンターの勢いに押し込まれ、カタールは攻撃は3枚だけながらも日本の守備を圧倒されてしまう。
終盤には、少し日本らしいパス回しが見えたのだが、しかし、試合の流れは完全にカタールのまま、2点リードを許して、前半終了。

後半
両チームとも交代は無く、カタールのキックオフで後半開始。
後半開始早々から日本が押し込んで、ボールを回して攻め込んで行くのだが、ボールに対しての詰めの早さは前半からカタールは変わらず、なかなかチャンスを作り上げることが出来ない。
ゴール前での競り合いで吉田麻と16番KHOUKHIがヘディングに行った際にお互いに頭をぶつけて、16番KHOUKHIは脳震盪を起こしたのか起き上がれず交代。
ほぼ同じタイミングの61分、日本は原口元に代えて武藤嘉を投入して、武藤嘉と南野拓のポジションを入れ替え、大迫勇と武藤嘉の縦関係の2トップに変化する。
何度も攻撃を仕掛けるが、しかし、カタールの守備を崩せなかった日本だったが、69分、漸く良い形で塩谷司から縦に良いボールが入ると、南野拓が上手くトラップで反転してDFラインの裏に抜けて、GKとの1対1を冷静に決め、日本が1点を返す。
1点を返した事で、日本が押し込んでいき、テンポの良いパス回しで、カタールの守備を崩していくと、カタールも必死の守りを見せる。ただ、日本が前掛かっている事で、カタールはカウンターを狙ってきていて、CKを与えてしまうと、そのCKでもカタールは人数をかけてこないリスクを冒さない形であったが、ゴール前で競ってヘディングシュートに対して、吉田麻の手に当ってしまい、VARの結果、ハンドでPK、これを11番AFIFがきっちりと決めてきて、日本は再び2点リードを許す。
2点を追う日本は塩谷司に代えて伊東純を投入、柴崎岳が一枚下がった位置において、前に5枚を上げる。
カタールは完全に試合を締める為に、ファールをもらいに行って時間を稼ぐ形になっていく。
日本は89分、南野拓に代えて乾を投入する。
必死に攻め込んで行く日本だが、カタールも時間をかけさせようとしながら体を張って守ってきて攻め切れず、試合終了、カタールが初優勝、日本は完敗で準優勝に終わる。

課題が出た試合
カタールは強かった。
ただ、単純な力であれば、イランやサウジアラビアの方が強かった。
しかし、日本の悪い面と言うか、日本が今大会通じて出てきていた課題が最後まで改善されなかった事が、この試合では、この結果に繋がったと言えるだろう。
一つは、CHのバランスで、CHのお互いが意識してバランスを取っているのですが、どうしても試合展開の中で、チーム全体とCHのバランス感が合わない事が多く、と言うよりも、これまでと異なり、CHがチームの中心として機能していないので、CHがチームの流れと合っていない時には、完全にチーム全体のバランスを崩していて、プレスが全くかからず守備が後手に回り、攻撃では厚みが生まれなくなってしまう。
この辺のところで、考え方と組み合わせですが、負傷者が多くて、組み合わせの選択肢が無い中で、サッカーと合わない組み合わせにせざる得なかった所だろう。
そして、最も大きな課題は、かつてからずっと残っている引いて守る相手に対して攻め切れず、前掛かってバランスを崩した所をカウンター一発で負けるという、日本が常に中東勢相手にやられてしまう時の常套パターン。
この試合は、まさにこの負けパターンに完全にはまってしまった。ただ、それはこの試合に限らず、開幕からずっと改善しない部分で、それでも勝てた要因は、カウンターから決めるだけの力が相手になっただけであって、カタールには、それを決める選手がいたという事だろう。
だからこそ、攻撃はほぼ3人で完結していたカタールの攻めに対して、日本は失点を重ねてしまったと言える。
シンプルに相手の前線、確かに19番ALIの得点力は凄かったが、それ以上に11番AFIFを最後まで止める事が出来なかった事、CBは19番ALIを意識せざるを得ない中で、自由にポジションを変えて、広く動きながらスペースでボールをもらったり、スピードがあるのでスプリントで日本守備を一瞬置いて裏でボールをもらいに行くなど、11番AFIFが自由に動かせてしまった事が、敗因の一つだろう。

攻撃に関して、1点を返したが、先に書いたように守備を固めた相手に対して、攻め手を欠いたのは、これまでの試合と同じ。
堂安律と南野拓がドリブルで仕掛けようとしても、人数をかけた守りを見せて、中央が固く、中では常に二枚以上がプレスを仕掛けてくると、どうしても引っかかってしまって、ボールを失う要因になってしまった。
また、大迫勇は確かに競り勝てるのだが、下がってきてもマークが常についていて、中央の守備は崩さないままだったので、ボールがおさまらず、はたいてもスペースが出来ていないと言う、完全に日本のサッカーを研究され尽くしていたという所だろう。
総じて、スカウティングを含めて、日本の完敗。日本が初戦からの課題を全く改善できなかった所を突かれてしまったという事だろう。



個人的な個人評
12 権田修一 5.0 失点はシュートが良かったので仕方が無く、相手が積極的にプレスをかけてくる中で、集中して蹴れていたが、その所為で繋げなかった。
19 酒井宏樹 4.5 攻撃で裏を取れなくて、守備では相手に上手くやられてしまった。
16 冨安健洋 5.0 決して悪かった訳ではないが、それでも徐々にやられていった感がある。
22 吉田麻也 4.5 ALIのシュートは凄かったが、AFIFに対応し切れなかった。
5 長友佑都 5.5 後半の攻撃参加もあったが、それ以上に唯一、カタールの攻撃に対して常に冷静だった。
7 柴崎岳 4.0 中盤の底で全くと言っていいほど機能しなかった。
18 塩谷司 4.0 得点シーンでは良かったが、全体としてバランスが悪かった。
14 伊東純也 5.0 縦への仕掛けの意欲は見せたが、相手もスペースを埋めて対応してきた。
21 堂安律 4.5 中に仕掛けていくが、その結果、相手の守備に引っかかってしまった。
9 南野拓実 5.0 得点は良かったが、それ以外ではマークが厳しくなかなか思う通りにプレーが出来なかった。
10 乾貴士 5.5 左サイドを活性化させたが、相手もシュートまではさせてくれなかった。
8 原口元気 5.0 悪かった訳ではないが、どうしても縦方向への突破が果たすことが出来なかった。
13 武藤嘉紀 5.0 途中交代もなかなか思い通りに攻撃できなかった。
15 大迫勇也 4.5 常にマークされ続け、ボールがおさまらなかった。
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    部下D

    Author:部下D
    「闇を○くもの」「狂える○竜」などの二つ名をもつも、著作け…大人の事情で名前をぼかしている小心者の中間管理職員。
    一応魔王らしく、世の中を斜めに、皮肉に批評します。